goo blog サービス終了のお知らせ 

心の運動・胃の運動

Honeyの見たり食べたり…日常画像日記

ベートーベン唯一のオペラ『フィデリオ』

2005-06-04 | ballet&classic
ちょっと久しぶり、新国立劇場に行ってまいりました。

シーンは牢屋のみ、
という地味な設定ながら、
すっきりシャープな清潔感あるセット。
立体感・奥行感、明暗のコントラスト、
舞台装置と衣裳の色彩の統一感と
アクセントのバランスのよさ。

・・・演出・美術のマルコ・アルトゥーロ・マレッリ氏と、
衣裳のダグマー・ニーファント=マレッリ氏って、もしや?

さて音楽の方、東フィルの演奏もかなり快調でした。

そしてとにかく、歌!歌手!合唱!
すばらしい演奏でした。
出だしの吉田さん、水嶋さんも堂々たる歌唱。
全体、み~んな良かったけれども、
特に牢番ロッコ役のハンス・チャマー氏のバス!!!
しびれる美しさでした~!

物語はベートーベンらしく(?)まじめな良いお話なのですが、
ちょっとだけ。。。
マルツェリーナの真心は・・・?
ちょっとかわいそう。f^^;


最新の画像もっと見る

5 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
いらっしゃいませ! (Honey)
2005-06-10 21:56:20
ようこそ&はじめまして、はろるどさま♪



ロッコの仕事は、決して気持ちのよいものではないはずなのですが、

それを淡々と、しかも誇りを持って遂行している姿勢が、

マイスター魂(?)というか、とても潔く、気持ちいいです。

お金を目の前にちらつかされても、

「殺人は私の仕事ではない。」と、キッパリ。



一方で、娘の幸福を願うやさしい父親でもあり、

素性の知れないフィデリオに対しても、

とても公正な態度で接していたけれど、

フロレスタンとレオノーレの事情を知ると、

これまた大変潔く二人を祝福してあげる。。。



役どころも、このお話の中では

主役のフィデリオについで、

超カッコイイものでしたが、

やはり演技力(もちろん歌声を含めた)があってこそ、

ですよね。



マルツェリーナもそんなロッコの娘ですから、

心では、さぞかし辛い思いもあったでしょうが、

最後には、心からレオノーレを祝福できたということなのでしょうか。



えすどぅあさんといい、はろるどさんといい、

たくさんたくさん、すばらしい記事を書かれていますね。

私はどうもおおざっぱなことしか書けませんが、

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。



返信する
はじめまして (はろるど)
2005-06-10 20:40:36
honey様、はじめまして。

はろるどと申します。えすどぅあさんの所からたどって参りました。



チャマー氏は私も良かったです。

演技もとても上手で引き込まれました。

ロッコの葛藤を声でも感じ取れそうな気配でした。



>マルツェリーナの真心は・



私も同感です。

気の毒とでもいうか可哀想ですよね。

このオペラでは最後の大きな夫婦愛の前にかすんでしまいますが、

内心はかなりやりきれないものがありますよね。

何たって女性だったのですから…。
返信する
そうだ、やはり! (Honey)
2005-06-05 22:28:22
(他の方のブログいくつか読んで)

名前を追記しておきたくなりました。



ヒロイン、レオノーレ役のガブリエーレ・フォンタナさん、

初めから終わりまで、安定した美しい声で、素晴らしかったです。



指揮のミヒャエル・ボーダーさん、

かっちりと清廉なベートーベン、

とても爽快、気持ちよかったです。

返信する
いらっしゃいませ♪ (Honey)
2005-06-05 22:23:12
josquinさま、わざわざありがとうございます!

これで、納得&安心して眠れます。(^v^)
返信する
両マレッリさん (josquin)
2005-06-05 10:44:41
> もしや?



両マレッリさんはキャスト表の紹介によると「プライベートのパートナー」だそうです。

返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。