板橋区こども動物園・高島平分園・昆虫公園 通信

こども動物園での動物の様子、イベントの様子をお知らせしていきます。

野鳥の話

2013-12-23 09:47:07 | 日記

こんにちは

昆虫公園から、きんちゃんです

だいぶ冷え込むようになりましたが、風邪などひかずにお過ごしですか?

紅葉した葉がスッカリ落ちて、園内が明るくなったような気がします。

 

ん・ん・ん…?? 

昆虫公園なのに、野鳥の話…と、お思いでしょうけど、

先にも書いたように、高い木の葉が落ちて、見えるようになったものがあるんです

これです 

  太い木の左の写真の真ん中辺のもの、分かりますか?

 ハシボソカラスの巣です。

夏は木陰に隠れて見えづらかったのですが、落葉して見えるようになりました。

毎年春に巣作りに来て抱卵をしています

巣材は、針金ハンガーや小枝です。

一度、公園お隣のマンションからハンガーを取っているところを見たことがあります

街中でゴミ置き場を漁っているのは「ハシブトカラス」といい、このカラスとはちょっと違います。

ハシボソカラスは農地や空き地などで地上を歩きエサ(木の実や昆虫など)を探しています。


静まり返った園内で、「コンコンコン…」と、音がするときがあります。

音のするほうを見上げてみると、

  コゲラです
いわゆる、「キツツキ」という鳥で、仲間のうち一番小さい鳥です。
クチバシで木の幹に穴を開け、長い舌を使って幹の奥にいる虫を捕まえて食べます。

キツツキの仲間は、メスを誘ったり、縄張りを知らせる「さえずり」という鳴き方はしないので

代わりに木の幹をすばやく叩く事もあります。


園内には、「昆虫公園レストラン」があります


 …と、言っても鳥の餌台です。(夏場は昆虫の餌台です)

今の寒い時期、お客さんは…

  シジュウカラ
  エサは木の実や昆虫で
  食べるときは、足でおさえてクチバシで引きちぎるようにして食べます。

  ヒヨドリ
  春から夏は、木の花の蜜を吸い、
  夏~秋は、ビワや柿などの果実、
  冬は、木の実を食べます。

  メジロ
  目の周りに白い羽毛の輪の模様があるのでこの名前がついたといわれています。
  木の花の蜜が好きで、ほかに昆虫や果実も食べます。

ヒヨドリメジロは花の蜜を吸うときに受粉の手助けをしています。

鳥に花粉を運んでもらう花を「鳥媒花(ちょうばいか)」といいます。

 

そのほかに

  シメ
  とても警戒心が強く姿をなかなか見せてくれませんが
  近くに来ていて、良く泣き声が聞こえてきます。
  字ではあらわすのが難しいほど、物凄く特徴のある鳴き声なんです。
  硬い気の実を割って食べる強いクチバシをしています。

  ムクドリ
  集団でエサを食べに来ることがあります。

  キジバト
  首のしま模様が特徴です。
  園内のビオトーブで水を飲んだり、水浴びをしたりしています。


あと、たまに姿を見せることあるハクセキレイ

春になると、賑やかに鳴くオナガなども来ます。

 

冬眠をしていて昆虫の姿が見られない今、野鳥の餌場になっている昆虫公園で

虫探しの代わりに、野鳥の観察はいかがですか?

 

昆虫公園の年末年始のお休みのお知らせ

平成25年12月28日~平成26年1月4日まで  です。

    
   少し早いですが、みなさんよいお年をお迎え下さい。
     また、来年もたくさん遊びに来てくださいね