何遠亭

未だ之を思わざるなり、
夫れ何の遠きことか之有らん
          孔子の論語より

槇原敬之 cELEBRATION2005~Heart Beat~ 20051102/03

2005年11月06日 17時25分03秒 | 音楽
"今日生きてる事を大切にしよう”をメインテーマに、去年行なわれたオーケストラとのジョイントライブが、
バージョンアップしての全国ツアー。アリーナツアーですが、ステージは低いです
いつものサポメンに、オーケストラだけで83名。そして2部で登場したコーラスが100人以上と
きっと通常のステージが組めなかったんだろうと思います。
スタンドからの眺めは圧巻だったでしょうね

今回は2部形式。1部は『The Feture Attraction』でのスタートでしたが、比較的ゆったりしっとりめ。
『君が教えてくれるもの』『今年の冬』、胡弓の音色が美しい『STAR FERRY』『桃』、
「これからこういう曲を作っていきたいと思った」という『ANSWER』『君は僕の宝物』など。

『彗星』『LOVE LETTER』で始まった2部。
『どうしようもない僕に天使が降りてきた』で、念願のハンカチフリフリ!!
『Happy Dance』から今回のテーマ”Heart Beat”を感じさせるナンバーが続き、
場内の温度が上昇するのを感じてゾクゾクしました。

マッキーの歌(楽曲もボーカルも)の持つ魅力。
何気ない言葉に寄り添う体温や、見過ごしてしまいそうなささやかな場面。
それを感じる事が出来る幸せとそれを大切にするという思い。
マッキーの歌は色んなことを”気付かせて”くれます。
そして今は、気付かせてくれるだけではなく、”自ら感じなくてはいけない”と。
眼をそむけたり、適当に流してしまったりせず、ちゃんと感じ留める心を持たなくてはいけないと、
力強く教えてくれます。

マッキーの歌にも時々出てくる”当たり前”という言葉。
私は大切な存在を失った時に、初めて「当たり前のことなど何も無いんだ」と実感しました。
当たり前という言葉が、私にとって何処か否定的な言葉になりました。
でも、2日間のライブの中で改めて気付いたのは、
当たり前だと他人に対して思うのではなく、自分の中で思えたら素晴らしいなということ。
『誰かのための幸せを当たり前のように祈りたい』(♪太陽)というマッキーの歌のように。
感じ留めた思いをちゃんとあたためられれば、いつかそんな風に昇華出来るのかも・・・。
後半で歌われた『優しい歌が歌えない』『明けない夜が来る事はない』『太陽』。
マッキーの歌は問い掛けとなって、真っ直ぐ心に届くのです。

アンコールは本篇でも歌われた『世界にひとつだけの花』。2日目は『見上げてごらん夜の星を』
そしてやっぱり嬉しい『どんなときも。』
ラストの『天国と地獄のエレベーター』は究極の自分問い掛けソング。
最後に万歳三唱生きてるって事は当たり前じゃあない。万歳して喜べる事はとても幸せ。
とってもとっても楽しかったです。


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