今回のお宝探しの出発地点でもある、’おう湾’地区の左門に、24時間以内に、
2つのお宝、’ミカタの塩’と、ノラ印の’サジ加減布袋’を見つけ出し持って行く。
制限時間まで残り、5分。その時、伸びが止まっている筍の’ソラタケー’の下から、
拡声器で、お爺さんの声が、「倒れるぞぉ~~!!」と、愕然としている、
’はしれ’とは裏腹に、とても呑気な声が届きました。
これを聞いた’はしれ’は、何か吹っ切れて、最後まで力を振り絞ろうと、奮い立ちました。
一方のお爺さんは、”昔取った杵柄”とばかりに、手斧を取り出し、筍の’ソラタケー’が、出発地点に
倒れるように、下で樵の腕を振るっていました。そこに届くには、十分に伸びていて、長さは心配ありません。
’はしれ’は、倒れ出した瞬間に、飛び付く様にして、お宝の’サジ加減布袋’を、しっかりと掴み取りました。
筍の’ソラタケー’は、左門に向かって、速さを増しながら、凄い勢いで、倒れ出しました。
そこで、お爺さん。自分も間に合わなければ、失格になります。ここぞとばかりに、”キビキビ団子”を取り出しました。
しかし、お婆さんの宇宙伝書鳩’コウ’から、受け取った伝言便の注意書きを、読んでいないお爺さんは、
一度に3個食べてしまいました。すると、書いてあった通りに、あっと言う間に、亀の姿になり、過去へ、、。
(海で釣りを楽しんでいる、’うらし’と’きんの’の52話へ、戻る)
「居神の星」現在、08時59分。制限時間まで残り、1分。
つづく。