考える葦のブログ

さわやかに さりげなく

ジャイアンツの5000勝と高校野球

2007-05-02 23:37:59 | プロ野球

連休の谷間、仕事から帰って野球を観ていました。
ジャイアンツ対ドラゴンズ。
嫌なムードで、同点のまま終盤戦を迎えていました。ここ数年のジャイアンツの負けパターンですよね。
でも、見事に不安を吹き飛ばす延長戦での勝利。しかもジャイアンツらしくない(?)走力と抑えでの勝ち星でした。

これで、ジャイアンツは球団創設以来、重ねた勝ち星5,000個。
1936年の初勝利から約70年かけての5000勝達成。
おめでとうございます。

この節目にジャイアンツは5000勝の達成日を当てるキャンペーンをやっていたようですけど、
http://www.g5000.jp/
今日(5月2日)の到達と予想して応募していた数、約1万5千。全体では8番目に多い日だったようです。(ちなみに一番応募が多かった日は5月5日、ゴジラ松井の日でした(笑)。)
※記録達成後のこれからは「5000勝達成感謝シリーズ」というキャンペーンが始まるようです。

今年も開幕ダッシュに成功した割には、低調なテレビの視聴率。4月の視聴率は、過去最低だったとか。
そんなタイミングでのめでたいニュースですから、チームも上手く人気回復に結び付けてもらいものです。
5000勝以降のジャイアンツに期待したいと思います。

みなさん、ハローです。ホディです。

朝の雨模様がいつの間にか快晴。
連休も良い天気になるといいですね~

野球のニュースで気になるのは、やはり高校野球ですよね。
「特待制度」を導入している高校の数は334校まで膨らんでいる様子。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070502-00000089-mai-spo
対象校の多くは「春の大会への出場辞退と野球部長の引責辞任」という対応をするようですけど、このブログでは何度も書きますけど(苦笑)、裏金はともかくオープンにしている奨学金の何が悪いのか?
高校野球は貴族のスポーツではないはずで、経済的に恵まれない野球少年にも高校に行く道を開くことは決して責められることではないとボクは思います。

そんな中、私立中高連は「野球特待生を認めて欲しい」という要望書を高野連に出したようですけど、高野連は頑なに拒否の姿勢のようですね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070502-00000201-yom-spo
高野連の言い分は「特待生は野球留学に絡んでいるから問題。(特待生を認めないと)高校野球が衰退するという点には論理の飛躍があると思う」と言うことだそうですけど・・・
「特待生は野球留学に絡んでいる」と言うのも、一面的な見方ですよね。
しかも、そもそも野球留学の問題は高野連も認識しておきながら、今回裏金問題から波及するまでは放っておいた経緯があることを忘れています。仮に奨学金が悪いのだとすれば、責任は高校の野球部長より高野連の役員のほうが重いとボクは思います。

ここで、ボクは再度、提案します。

高野連の組織をボランティアで運営することにして、春夏の甲子園などで得られる収入を各高校の野球部員への奨学金の財源をすることを提案します。
野球留学が問題なのであれば、実家から離れる場合の奨学金の認定には一定の制約を設ければよいわけです。そして奨学金を受ける場合には学力にも当然に一定のハードルを設ける必要があります。制度を工夫することで、文武両道の制度は十分に考えられるでしょう。
そして、財源にはプロ野球からの補助金も組み込めればもっといいですよね。
アマチュア側は本来の精神に立ち返って、アマチュア野球を権力・利権にすることは、これ以上すべきではなく、プロ側は将来の野球界の発展のために正々堂々とオープンに野球少年の未来に投資すればよいわけです。

また、プロ野球も才能のある選手を高校野球に預けるだけではなく、ユースチームを各地に立ち上げて、プロがプロとして育成することも必要だと思います。
地道に各地で才能のある選手の発掘・育成をすることによって、念願のフランチャイズも各地に根付くでしょうし、そういう育成チームが出来ることで、同時にそれが野球を引退した選手の指導者としての受け皿になると言うメリットもあります。(今のプロ・アマ絶縁状態ではせっかくの元プロ野球選手の経験を活かす場があまりにも少なすぎます。)
文字通り「プロの指導」で活きる選手も元選手もでてくるのではないでしょうか。

いかがでしょう?


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2 コメント

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時代のながれ (fall)
2007-05-04 20:20:43
私は「高野連」という団体の意義自体に疑問を感じています。高校野球だけが別格であった時代は終わり、サッカー、水泳、陸上、バレー、バスケット、いろいろなスポーツがメジャーになりました。
高野連の団体としての使命はすでに終えているのではないでしょうかね?
高野連は高体連に吸収させ、高校野球も他の高校スポーツと同じ傘の下で運営するべきかと思っています。
短絡的でしょうかね??
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re:時代のながれ (hoddy)
2007-05-04 22:56:55
fallさん、コメントありがとうございます。

おっしゃるとおりだとボクも思います。
「高野連」という団体の存在意義はすでに失われている・・・
そして、自分たちの団体の存続のために野球少年と指導者が酷使されている・・・
野球憲章に違反しているかどうかは分かりませんけど、そもそもアマチュアイズムに反しているのは「高野連」という極めて収益性の高いであろう団体であることは自分たち(高野連の関係者)が一番忘れてはいけないことだったと思っています。

今回の件で、世論の支持のみならず、学校や指導者・選手からの信頼も失いましたね。
ボクは崩壊に向かって進み始めている気がしています。
特に理事のT氏、ヒロシマの原爆の日の黙祷に関してもいろいろありましたけど、今回の『松田聖子ばり』(古い?)の涙もなかなかのものでした。こういう人ががんばっている限りは高野連の将来は・・・
このままだと長くなりすぎるので、今日の記事で補足します(笑)。

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