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老いていく母、認知症になった母。
私の中ではもう「お母さん」はいない。
いるのは「知らないばーさん」
読み返していると、ブログ内でもいつのまにか「ばあさん」という呼称に変わっている。(笑)
まあまあ仲のいい親子だったと思う。
「どんなお母さんだった?」と聞かれたら「おもしろい、楽しい人」と答える。
父が倒れたのは私が3才の時。
苦労したはず。なのにどこか楽天的で、親戚から頼りにされる、まとめ役みたいな人だった。
それが認知を抱えた時、裏目にでた。
まとめ役が混乱して返事がちぐはぐになる。
親戚はまだいい。私は何度も近所の母の「友人」たちに頭を下げて回ったよ。
母には私がいる。子供を産めなかった私はどうしよう。
本気で老後を考えなければならない。
自分ができるうちに、すべてを片付け、上手にこの世から消えなくてはならない・・・。
抱かれるのだ嫌いなネコだったのに、母の老いた手にあごを乗せている。