未来を生きる巨人 南方熊楠を語る
台風21号の最中にもかかわらず NHKTV(Eテレ)も入り
ほぼ満員(約600人)の聴衆
紀南文化会館(田辺)大ホールで開催されました
南方熊楠翁への田辺市名誉市民称号授与式に続き
ゲストによる「基調講演」と「トークセッション」が開催されました
<プログラム>
<名誉市民授与式>
真砂田辺市長挨拶
名誉市民授与式
真砂市長から南方熊楠翁の弟常楠の孫
南方信夫氏(清酒 世界一統社長)へ授与
信夫氏のからは
この受賞は熊楠の旧邸と資料を守り抜いた長女文江さんが
一番喜んでいるだろうとお礼の言葉があった
<基調講演>
テレビでおなじみの生物学者
早稲田大学教授の池田清彦氏により
テーマ「南方熊楠と生物の多様性」についての講演があった
偉い人には今偉い人(例えばお騒がせの政治家)と
死後に偉い人と評価される
2タイプがある
熊楠は典型的な後者である
熊楠は100年前に現代の最先端学者が考える
学説を持っていた
時代が熊楠に近ずいてきたと言える
これからも彼はますます評価が大きくなり偉くなる
池田先生は「合いたかった」とたたえられた
<トークセッション>
昨年度 熊楠賞を受賞された
人類学者 明治大学教授 中沢新一氏が
コーヂネーター役をされ
ゲストに
占星術研究家 鏡 リュウジ氏
タレント 篠原とも子氏
僧侶 白川蜜成氏が
アナウンサー 八木早紀氏の司会で
それぞれの視点で熊楠の魅力を語った
時間の関係だと思うが
ゲストの話が中途半端で切られ残念だった
コーディネーターの采配力か・・・
私としては
熊楠曼荼羅について
白川僧侶の話をもっと詳しく聞きたかった
なお、この模様は
12月9日(土)にNHK Eテレで放送される予定とのこと