
天は一夫多妻だからひろも赤木さんも性に関して結構適当だったらいいなとかやだなとか思ってた
ビッチひろに沢田さんが説教してたらいいな・・
10代ひろは沢田さんに惚れてて
20代ひろは赤木さんに惚れてて
30代ひろは原田たんに惚れられてて
天とはいつでもいろんな意味で仲良ければいいなぁ
初期天さんは完全にひろ食ってる
ていうか1巻天さんと東西戦天さん見比べた時の衝撃といったら・・
というねじ飛んだ話はおいといて。
ひろについて考えてみました。
ひろはプライドとか、赤木とか天のような天才を前にしての劣等感、それからの挫折とか、真面目で固くて、「はぁ・・」「はぁ?」「はぁ~?」連呼する卑屈っぽさとか、
そういうのは天を読む上ではかなり目立って、悪く言えば小物に見えるんだろうけど、それが私たちというか、大多数の人間。
ひろは大多数の人間のひとり、大きな失敗を怖がって動かない、対して赤木や天のような人間はマイノリティー。
だから赤木との最後の談話が名シーン、名言として扱われてるんだろうなぁ。
ひろの言うこともわかる。ていうか、もし赤木のような人に同じ話されたら同じ反応すると思う。
へこたれる人の気持ちがわからない、やろうと思っても最初から萎えてしまう、心ならずも停滞してしまう、そんな人の気持ちが。
「なぜなら…何でも出来る人だから…!」
勝負を楽しむなんてあくまで勝つ人の話。上には上がある。届かないとわかった以上、勝負を楽しむなんて不可能。
大きな失敗、失敗の人生といったら、認められず、軽んじられ疎まれ嫌われる…。軽蔑や貧窮…。
そんなハメに陥るくらいなら、今の方がまとも、それなり…。
このまともに縛られているのが現代人、朝、出勤して満員電車に揉まれて、ペコペコして、従って、夜まで働いて、くたくたになって寝て…の繰り返し。
「あんたたちはね!そういうインディアンみたいな共有財産的考え方をしてるからダメなんだっ!
一生資本家に搾取されるんだ!!一生貧乏人だっ!僕は違うぞっ!ならいっそ大学行って出世して成功して搾取する側にまわってやる!」
この後天と嫁ズに笑われまくって、せっくしゅせっくしゅ言われてるけど、まあ大学行ってる身としたら普通に天たちにいらっとするよね。
わかるんだよ本当にひろの言ってることは。搾取まではいかないけど。
さらにその後一丁前に説教したと思ったら150万使い尽くすしね。1巻の天さんだけはカイジもびっくりのクズ。
自覚なくてそういう人間だって認めるしかないところもたちが悪い。
って天をボロカスいうのもやっぱり作中ではひろに同情したり、感情移入したりすることが特に多いからだと思う。
だって私は大学生で、ひろとだいたい同じ考えでまともってものの上で生きようとしてるから。
赤木に感情移入はなかなかできるもんじゃないし、1巻天はないし、2巻以降は赤木と同じようになかなかできるもんじゃない。
漫画の登場人物はどこか特別なものを持ってることが多いから、完全に感情移入は、さすがにね。
天性の才能を持ってない人は大抵頭脳を頼りにする。
だから賢い、真面目、そして聡明。
だけど飛んだ発想はできない。型どおりの、道をまっすぐ。よそ見なんて許さない。
赤木のようにふらふらと好きに歩き回ったり、天のように叢に道を作るほどの力で踏み込むことを理解できない。
赤木なら、天なら、という絶対の安心感を持ってもらえない。自分でも感じない。
最下層の人間にはなりたくない。最下層になる可能性さえも楽しむようにはなれない。
誰かの上で、まだ俺は大丈夫、大丈夫なんだと思いたい。
気付いたら赤木ははるか高みで見下ろしていた。自分は思っていたより落ちていた。
まとも、という言葉で自分の位置から落ちることも上がることも拒んでいたのに、上は上へ、自分はなにもしていないのに下へ。
停滞は、落下と同義。(だと思う)
でもすごいなぁ。上からだと視野はひろいんだ。
赤木は19で命賭けてるんだから、隣り合わせにしているのは失敗の人生なんてもんじゃないよな。
そんなものに恐れているわけがない。
ねむいからこのへんでいったんきる。
この記事書いてたら1時間以上経ってた。
その高みに上がれるのか、へろを見てみたいと思います。