hittatan's STYLE

外資企業で秘書通訳しています。Ballet, Pilates, Rolfingに興味あり。色々気ままに書いていきます~☆

マイクを通して聞く人の声

2004年11月13日 | 通訳翻訳
会社の研修の一環として、中国のエネルギー事情と展望という
テーマのセミナーに出席してきた。
ちょうど通訳クラスで「中国の電力不足」についてやったところ
だったので、会社の費用で知識を深められるなんてラッキー!
と思いつつ参加した。そしたらもっとラッキーなことが!!

講師は中国の方2名。1人は日本語でプレゼンしたが
もう1人は中国語でのプレゼンだったため、
初めてイヤホンで同時通訳を聞く体験をしたのだ!
同時通訳ブースを実際に見たのも初めて。
英語じゃないけどマイクを通して流れる訳出された日本語を
聞いて何か参考になる事はあるかも、と期待をして
イヤホンをつけた。

通訳は男女2名でプレゼンを4つに区切り交互にやっていた。
その後の質疑応答も質疑と応答に区切り分担して通訳。
『自分の事は棚に上げて』通訳の声だけを頼りにする聴衆の気持ちになって改めて気が付かされたこと:

*今日の通訳者では男性より女性の”声”が聞きやすかった。
 男性が”タバコやけ”したような声だったからだろうか?
 女性の声は耳に優しかった。
*聞きやすい声。マイクに乗りやすい声がある。
*滑舌が大事。ハッキリした話し方だとやっぱり聞きやすい
*聞いていて耳障りな音は(”えー”が多い)(言い直し)
(どもる)

自分を振り返ってみれば通訳のパフォーマンス以前に、
単語・知識・訳出でつまづいているから、
パフォーマンスどうこうって言う立場には全然ない...です。
でも実際に自分のテープを聞くと「え~」が多かったり、
授業では「言い直し」もよくしてるなと反省。

今日はスピーチが中国語だったために、
私自身が通訳しか頼る人がいない状況だった。
客観的に通訳の話し方を見る良い機会だったと思う。
いつか来るであろう(I hope)通訳デビューの時に
気を付けられるように今から頭に入れておきたいなと思った。
毎回の授業では内容についていくのでいっぱいいっぱいだから、
前の週の復習の吹込みをする時に話し方も気をつけてみよう。