「冒険」という言葉は、もはや、少年時代の言葉。
物語や例え話、歌詞のワンフレーズくらいにしか、
なり得ないものだと、思っていた。
昨夜、山梨県に、クワガタ録りに行ってきた。
タダ氏、あめお氏等と、5人で。
ボクに限っては、少年時分以来だ。
まだ、ストーンズやら、異性やらより、
野球、クワガタに夢中だった時分。
それ以来だった。
到着。
整理された森林公園の入り口あたり。夜明け前。
懐中電灯、マイナスドライバー、ナタ。網、虫かご。
戦いに似た、虫取りが始まった。
野生のゴキブリの大群。蜘蛛の巣、スズメバチ。
服にくっ付く、ヘンな植物の実、くっ付けながら、
僕らは夢中に戦った。
結果、得たものは、
カブトの女、1。
コクワガタ、5くらい。
ノコギリ、2。
何かの女、1。
少年の心、プライスレス。
「冒険」という言葉は、もはや、少年時代の言葉。
物語や例え話、歌詞のワンフレーズくらいにしか、
なり得ないものだと、思っていた。
いや、いや、いや!
ところがドッコイ!
ガキんちょだけに、冒険させとく手はないぜ!
大人には、大人の冒険がある。
お宝探しがある。
はっきり言おう。
ボクは、昆虫で、ひと儲けを企んでいる。
ただ、経済観念はない。
セックス、ドラッグ、ロックンロール、さながらな、
農業、虫、ロックンロールである。
さあ、冒険は始まったばかりだ。
昨夜の僕らは、整理された森林公園の入り口あたりに立っただけ。
マニュアル通りの、長靴、麦わら帽子、長袖、遭難時のキャンディーの、
危険回避型の重装備で、
昨夜の僕らは、整理された森林公園の入り口あたりに立っただけ。
スーパーマリオで言ったら、1-1。
クリボー踏んづけて、キノコ獲ったあたりだ。