人は転ぶと 坂のせいにする。 坂がなければ 石のせいにする。
石がなければ 靴のせいにする。 人はなかなか 自分のせいにはしたがらない
到達率抜群のエキスパートメール
2012年の日本の相対的貧困率は16.1%と過去最悪を更新した。
相対的貧困率とは、国民の所得分布の中央値の半分(2012年は122万円)
未満である状態を示す。相対的貧困率には所有する資産は考慮されていないが、
誤解を恐れずに単純化すると日本人の6人に1人が貧困状態にあるということだ。
今年1月時点の生活保護受給者も217万人と過去最多に上る。
年収が高くても「貯まらない人」は貯まらない
そこにはもちろん収入の低さが大きく影響している。
貯金ゼロ世帯の割合は、年収が低いほど高い。
年収が高ければ貯蓄ができるかというとそうでもない。
年収1000万円以上でも貯金ゼロという世帯が1割以上ある。
貯蓄をできない人が陥っている3つの特徴
「貯金がいつまでも増えない人」の残念な思考
3割の世帯がゼロ、高収入で貯められない人も
思い込み①「100万円単位で増えないと意味がない」
貯蓄できない人に限って、いざ貯蓄をするとなるといきなり高い目標を立ててしまう。
今までまったく貯めたことがないのに、「今年は100万円貯める!」
などと意気込んでも、なかなか達成できるものではない。
これはダイエットをしたことがない人が、いきなり「1カ月で10kgの減量を目指す」
という目標を立てて動き始めるのと同じだ。ダイエットに効く方法を試しまくって、
目先は体重が減ってもすぐにリバウンドしてしまったりするように、
貯蓄でも無理は禁物である。
はじめは小さな金額でも、確実に貯めることをおろそかにしてはいけない。
10万円、20万円を確実に貯められる成功体験を経れば、100万円レベルの貯蓄
は格段にしやすくなる。
運用利回り1%でもバカにはできない
投資もしかり。預金以外の金融資産を持ったことがない人に限って、
「投資をするなら10%くらいは増えないとやる意味がない」と言うことがある。
しかし、現在の預金金利0.025%に比べれば、運用利回りは1%であってもインパクトは大きい。
仮に100万円を運用利回り1%で10年間、複利で運用したら元利合計は約110万円になる。
ここで「10年間で10万円しか増えないのか。」と思う人は要注意。
100万円を10年間定期預金に預けたら、満期時の利息は約2,500円(税引前)
にしかならない。
このような金利の差による成果の差を無視して、いきなりリターン10%を狙って
投資を始めてしまうと、痛い目に遭いかねない。できない人こそ、
お金を増やすことに対して謙虚であるべきだ。
「月1万円の貯蓄は意味がない」
貯蓄が下手な人に限って、少額の貯蓄を嫌う傾向がある。
「月に5000円や1万円では、たいした金額にならない。だからそんな貯蓄は意味がない」
と考える。しかし、そんな言い訳でいつまでも貯蓄をしないでいることこそが、
資産ゼロから抜け出せなくなる最大の原因になる。
月1万円でも長い目で見れば年間12万円、10年で120万円になる。
安い軽自動車1台なら買える金額だ。これは、「千里の道も一歩から」
という単純な話にとどまらない。月1万円レベルの貯蓄を怠ることが、
貯まらない要因を二重、三重に複雑化させていく。
もし月1万円でも確実に貯められるようになれば、その1万円を除いて生活を
維持できるようになる。
その生活が当たり前になると、次は家計の別のところにムダがないかを探せるようになり、
さらにもう1万円、2万円と貯蓄に回す工夫ができるかもしれない。
月1万円なんて、と侮って貯蓄をしなければ、その1万円は知らないうちにどこかで
使ってしまうことになる。これは「月に1万円くらいなら使っても構わない」
というのと同じである。貯まらない人はそんな意識がどこかにあり、
知らず知らずのうちに「たいしたことはない」支出を繰り返しているのだ。
そして、たいしたことがなかったはずの支出を繰り返すうちに、
本来なら貯められたはずの大きな貯蓄の機会損失を蓄積していく。
少額でも着実に貯めるのを厭う意識は、貯まる人と貯まらない人の差をどんどん
大きくしていく。
「おカネを使えばストレスが解消できる」
「おカネが貯まらない」とぼやく人は、ストレス解消でモノを買ったり、
飲みに出かけたりしてしまう人が多い。こういう人は、貯める動機付けをするのが難しく、
そのうえ、おカネを使ったことで自分に罪悪感を覚えてしまう。
それがまたストレスとなり次の買い物につながってしまう。
このような人はお金を使う際に、外部要因の影響を受けることも多い。
「人に誘われたから飲みに行く」「セールで安くなっているから買う」など、
外部からの働きかけで財布のひもを緩めるのだ。自らの意思で決断をするのが
苦手な人によくみられる。おそらく、何事においても自分で納得して意思決定をせず
(あるいはそれができない環境にあり)、他者によって自分の行動を方向付けられる
ことが多いため、ストレスもたまりやすいのだろう。
おカネを使うと、かえってストレスを溜めてしまう
現代はストレス社会。仕事、家庭、人間関係と、あらゆる場面にストレスはつきものだ。
いちいちそのたびに買い物に逃げていては、いくらおカネがあっても足りない。
「飲まなきゃやっていられない」「買い物でもして気を紛らわせよう」
といった中途半端な方法では、むしろストレスは罪悪感という形で増幅されてしまう。
自分が本当に幸せになれると感じるものに、一度思い切っておカネをかけることだ。
旅行でも、時計でも良い。ストレスを理由にいつまでもずるずると、
楽しくもないものにお金を使うくらいなら、自分が心底納得のいくものを買った方が
精神衛生上も良い。
収入が少なければ、多いよりも貯蓄をするのは難しい。
収入が増えれば単純にその分貯蓄できるかというと、必ずしもそうとは限らない。
貯蓄が増えない要因は案外、自身の思い込みに潜んでいるのかもしれない。
貧困の罠」という言葉がある。本来は税制や社会保障制度などの欠陥によって
貧困から抜け出せない状況を意味する。
転落者を受け止めるセーフティネットも手薄だ。
雇用保険や医療保険、年金などのように保険料を支払い、
いざというときに給付を受ける社会保障制度はそれなりにある。
それら防貧ネットからこぼれ落ちた人たちの受け皿となるセーフティネットは
生活保護しかないのが実情だ。
学生時代にAV出演やキャバクラ嬢を経験した、元日本経済新聞記者の
鈴木涼美さんによる全6ページのリポート「女性の貧困最前線」
その生活保護への風当たりは強い。もともと受給者の負担のない救貧施策のため、
批判を浴びやすいが、保護費負担金は3.8兆円(事業費ベース)
に膨らんでいることもあって、予算削減の動きが加速している。
生活費にあたる生活扶助は今年4月からカットされた。
これで2013年から3度目の切り下げだ。7月以降は家賃に当たる住宅扶助や
暖房費などの冬期加算も削減される見込みとなっている。
安定した生活はたった一つのきっかけであっという間に崩れ去ります。
誰でも陥る可能性のある
生活保護世帯は過去最多を更新し続けているが、構成比を見ると高齢者と障害者・
傷病者が多く、全世帯の7割超を占める。
これらは事実上働くことができない世帯だ。
保護費の内訳を見ると医療費にかかるものが半分を占める。
生活保護というと不正受給に注目が集まりがちだが、
生活保護費の総額に占める割合は 0.5%前後で推移しており、多いとはいいがたい。
高齢者が増えるに伴って、今後も生活保護受給世帯が増え続けるのは間違いない。
生活保護費だけに着目して予算を削減するのではなく、年金、医療、介護
など約30兆円に上る社会保障関係費全体の中で議論すべきだろう。
国もセーフティネットの拡充に向けた問題意識は持っている。
今年4月から生活保護に陥る手前で支援するために「生活困窮者自立支援法」を施行した。
貧困は他人事だと思っているだろうが、実はそうではないのだ。
女性、高齢者、子どもなどにもその闇は広がり、日本を覆いつつある。
一般人は、必要以上には勉強しない
小金持ちは、手当たり次第に資格を取る
大富豪は、抜き出た職務スキルをひとつつくる
一般人は、ローンの利息に苦しむ
小金持ちは、ローンの利息をケチって借りない
大富豪は、借りておカネを生み出す
おカネが貯まらない人の多くは、見通しが甘い人が多いのです。
未来は予測できませんが、人生90年も想定内です。
あたりまえのことですが、おカネのことを知っていると知らないのでは大違い。
「知っている」と「実行している」の違いは、あなたの金融資産残高になって現れます。
今後は、「知らない」人と「実行している」人の差が大きく開いていくでしょう。
おカネの寿命が自分の寿命より先に絶えないようにするには考えるべきです。