かいじ先生の大作「じぱんぐ」がようやく完結しました。
私は実は22巻あたりでギブアップしてまして、けれど家人が読んでいたので買うだけは買ってたんです。
で、暮れの忙しい時期に読み返し。
いーやーもう、30巻以降は一気読みでした~。
面白くて、というよりは、ひとつひとつのシーンの密度が濃すぎるために、1巻でほんの少ししか展開しないんです。
キャラクターの一人一人の心情や行動を細かく追っていくので、この巻数は仕方かなったのかなとも思えます。
以下、ネタバレと、少々汗臭い妄想を含みますので、未読の方、興味のない方は避難してくださいね。
↓
↓
↓
↓
↓
↓
注意。
角松洋介は、かわいい目をしたぶっとい眉毛の、丈夫そうなあごを持った筋肉男です。
タイムスリップして、第二次大戦下、ミッドウェー海戦の只中に出現したイージス艦・みらい。
最新鋭、科学技術の粋を極めた駆逐艦。
戦いを回避した彼らの前に、一人の青年が現れます。
それは、帝国海軍少佐・草加拓海。
みらいの副艦長・角松洋介が沈み行く彼を救ったのは、叩き込まれた自衛官の本能だったのかもしれません。
その邂逅。
まるで人魚姫と王子のような、それはもう、運命の恋としか!
砲雷長の菊池は、頭が切れて冷徹で、どこかもろいところのある青年。
眼鏡っ子。←ここ重要
きっと、洋介の存在がよりどころになっているんだろうと妄想してるのですが、
草加の出現に心穏やかならざる様子。
後になってみらいを乗っ取ろうとしたりするけど、そこにいたるまでにいろいろ葛藤があったんだろうな~。
かわいそう・・・そんな菊池に萌えます(爆)
草加。
物静かで怜悧で、常に先を読むずば抜けた頭脳の持ち主。
美青年←ここ重要
一度決断したことを翻すことのない強い意志と、誰をも魅了するカリスマ性。
思い込んだら命がけってやつですね。
みらいで垣間見た60年後の祖国の姿に絶望して、あと、一目惚れした助けてくれた洋介に理想の国を見せたくて、帝国軍人からテロリストに転身します。
その目的は、核。
考えることがすごすぎ。
そんなに洋介のことが(以下略)
追われることを楽しむように、洋介の目の前をひらりひらりと逃げるのですよ。
道を違える前、シンガポールでのデートは本当に嬉しそうでしたv
草加を追う洋介の前に現れるのが、帝国海軍少尉・如月。
彼はねーも~、萌えの化身(笑)
洋介を好きなのを隠そうともしないんです!
曰く「あなたの中には私の血が流れている」←大怪我した洋介に輸血してあげたから
曰く「誰かにこんなに会いたいと思うなんて」
うろ覚えですが。
草加の話題になると対抗心むき出し(に、見えます)
線の細い優男風なのに、身軽に屋根の上を走り回ったり、鞭のようにしなやかなんです。
あ~~誰かを思い出すです←じゅりお
さて。
首尾良く国産の原爆を作り上げた草加は、戦艦大和を乗っ取って、米国艦隊の只中に突っ込ませる計画を立てます。
阻止するべく立ち上がる洋介以下、みらいの面々。
ここでね~、おぐりが死んじゃうんですよ・・・・。
まさかですよね。
あんな長生きしそうな人が。
レーダーは両方やられてイージスシステムはだめになるし、佐竹一尉の戦死後に唯一残っていたヘリも墜落しちゃうしで、みらいは満身創痍。
大和に潜入した部隊も、洋介を残して全滅。
それでも、大和を墜とす事はできたんです。
沈み行く戦艦で、ようやく相対する運命の二人。
片足を潰され、重傷を負った洋介。
原爆の夢を断たれ、それでも洋介を助けようとする草加。
その草加自身も頭部にダメージを受け、最後の望みを洋介に託します。
もうもうもう、ここのシーンが!
愛し合う二人にしか見えない私は腐ってます。
それでもいいんです。
離れ離れで辛い思いをしてきたけれど、最後の最後に想い叶って、安らかに沈んでいく草加。
人魚姫は海に帰っていきました。
残された洋介は米国の捕虜になります。
そして、その知識で取引をして、日米の早期講和を実現させます。
もちろん、そこにいたるまでに、草加とその賛同者が、中国共産党やらインドの独立運動家やらと水面下でいろいろしてるのですが。
結局、ドイツ一国が悪者になって、第二次大戦は終結します。
あの最後の海戦でみらいは沈み、新しい世界に洋介は一人ぼっち。
そして、1巻に描かれていたのと同じ場面に。
日本の国防軍の誇るイージス艦・みらいの出航の場面になるのです。
草加が洋介に見せてあげたかった、黄金の国じぱんぐ。
戦争に負けることのなかった、誇りある日本。
それは草加と洋介の愛の結晶なのかもしれないなーなんて、たわけた妄想をしてみたり。
そうすると、愛の争奪戦は、やっぱり草加の一人勝ちだったのかもしれません。
なにしろ、国をひとつ作ってしまったのですから。
ラストはいかにも寂しい・・。
この終わり方は、洋介がこんなにも強い男だからこそ。
きっと、目に見えなくとも、いつも草加がそばに居るのかもしれません。
私は実は22巻あたりでギブアップしてまして、けれど家人が読んでいたので買うだけは買ってたんです。
で、暮れの忙しい時期に読み返し。
いーやーもう、30巻以降は一気読みでした~。
面白くて、というよりは、ひとつひとつのシーンの密度が濃すぎるために、1巻でほんの少ししか展開しないんです。
キャラクターの一人一人の心情や行動を細かく追っていくので、この巻数は仕方かなったのかなとも思えます。
以下、ネタバレと、少々汗臭い妄想を含みますので、未読の方、興味のない方は避難してくださいね。
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注意。
角松洋介は、かわいい目をしたぶっとい眉毛の、丈夫そうなあごを持った筋肉男です。
タイムスリップして、第二次大戦下、ミッドウェー海戦の只中に出現したイージス艦・みらい。
最新鋭、科学技術の粋を極めた駆逐艦。
戦いを回避した彼らの前に、一人の青年が現れます。
それは、帝国海軍少佐・草加拓海。
みらいの副艦長・角松洋介が沈み行く彼を救ったのは、叩き込まれた自衛官の本能だったのかもしれません。
その邂逅。
まるで人魚姫と王子のような、それはもう、運命の恋としか!
砲雷長の菊池は、頭が切れて冷徹で、どこかもろいところのある青年。
眼鏡っ子。←ここ重要
きっと、洋介の存在がよりどころになっているんだろうと妄想してるのですが、
草加の出現に心穏やかならざる様子。
後になってみらいを乗っ取ろうとしたりするけど、そこにいたるまでにいろいろ葛藤があったんだろうな~。
かわいそう・・・そんな菊池に萌えます(爆)
草加。
物静かで怜悧で、常に先を読むずば抜けた頭脳の持ち主。
美青年←ここ重要
一度決断したことを翻すことのない強い意志と、誰をも魅了するカリスマ性。
思い込んだら命がけってやつですね。
みらいで垣間見た60年後の祖国の姿に絶望して、あと、
その目的は、核。
考えることがすごすぎ。
そんなに洋介のことが(以下略)
追われることを楽しむように、洋介の目の前をひらりひらりと逃げるのですよ。
道を違える前、シンガポールでのデートは本当に嬉しそうでしたv
草加を追う洋介の前に現れるのが、帝国海軍少尉・如月。
彼はねーも~、萌えの化身(笑)
洋介を好きなのを隠そうともしないんです!
曰く「あなたの中には私の血が流れている」←大怪我した洋介に輸血してあげたから
曰く「誰かにこんなに会いたいと思うなんて」
うろ覚えですが。
草加の話題になると対抗心むき出し(に、見えます)
線の細い優男風なのに、身軽に屋根の上を走り回ったり、鞭のようにしなやかなんです。
あ~~誰かを思い出すです←じゅりお
さて。
首尾良く国産の原爆を作り上げた草加は、戦艦大和を乗っ取って、米国艦隊の只中に突っ込ませる計画を立てます。
阻止するべく立ち上がる洋介以下、みらいの面々。
ここでね~、おぐりが死んじゃうんですよ・・・・。
まさかですよね。
あんな長生きしそうな人が。
レーダーは両方やられてイージスシステムはだめになるし、佐竹一尉の戦死後に唯一残っていたヘリも墜落しちゃうしで、みらいは満身創痍。
大和に潜入した部隊も、洋介を残して全滅。
それでも、大和を墜とす事はできたんです。
沈み行く戦艦で、ようやく相対する運命の二人。
片足を潰され、重傷を負った洋介。
原爆の夢を断たれ、それでも洋介を助けようとする草加。
その草加自身も頭部にダメージを受け、最後の望みを洋介に託します。
もうもうもう、ここのシーンが!
愛し合う二人にしか見えない私は腐ってます。
それでもいいんです。
離れ離れで辛い思いをしてきたけれど、最後の最後に想い叶って、安らかに沈んでいく草加。
人魚姫は海に帰っていきました。
残された洋介は米国の捕虜になります。
そして、その知識で取引をして、日米の早期講和を実現させます。
もちろん、そこにいたるまでに、草加とその賛同者が、中国共産党やらインドの独立運動家やらと水面下でいろいろしてるのですが。
結局、ドイツ一国が悪者になって、第二次大戦は終結します。
あの最後の海戦でみらいは沈み、新しい世界に洋介は一人ぼっち。
そして、1巻に描かれていたのと同じ場面に。
日本の国防軍の誇るイージス艦・みらいの出航の場面になるのです。
草加が洋介に見せてあげたかった、黄金の国じぱんぐ。
戦争に負けることのなかった、誇りある日本。
それは草加と洋介の愛の結晶なのかもしれないなーなんて、たわけた妄想をしてみたり。
そうすると、愛の争奪戦は、やっぱり草加の一人勝ちだったのかもしれません。
なにしろ、国をひとつ作ってしまったのですから。
ラストはいかにも寂しい・・。
この終わり方は、洋介がこんなにも強い男だからこそ。
きっと、目に見えなくとも、いつも草加がそばに居るのかもしれません。