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夏野ノ日記

日々の小さな幸せ・面白かった本や映画・恋したものなど、暗黒ヲトメ生活のスベテ。
PIXIV ID:2200052

豪華

2012-07-24 20:34:54 | Book review


夏雪ランデブーの公式ガイド。
監督や声優さんのインタビュー、作者の方とその周辺の方々との対談、漫画家仲間さんたちからの寄稿など、とても豪華。
午後中、眺めてはニマニマしてましたv

河内さんとえすとえむさんが高校の同級生と言うのは、初めて知りました!
楽しそうな高校生活…。
アニメは、アフレコではなくて、声優さんたちがまず演技して、それに絵をつけていくプレスコという方式なんだそうです。
凝ってるな~。
そういうわけで雰囲気満点なんだと納得。
そして、主要メンバー3人が達者な方ばかりというのにも大納得!






いろいろ読書

2010-07-12 20:56:18 | Book review
はくおうきをようやく攻略したので、積んでた本を読んでました。

「野ばら」
短編集。
表題作は、バツいち子持ちの中年男。
細腰がそそる神田さんと、ぶっきらぼうで優しい武ちゃんのおはなし。
神田さんが、おっさんなくせしてかわいいのなんの。
対する武ちゃんは、広い肩幅が頼もしく、コックコートが素敵v
モネちゃんごと包み込んで抱きしめて、守っていくんだろうと思います。
ばあちゃんもふくめて、家族ってイイなーとしみじみしました。
みみくんシリーズは、男らしいお釜さんのおはなし。
好きな人のためならなんでもできる。
男も女もおかまさんも、関係ないのです。
そんな、けなげで一途なみみくんがかわいくてかわいくて。
最後のは、異国の青年と善良なお医者さまのお話。
青年のくるくる癖っ毛がかわいかったですv

「憂鬱な朝 2」
家格や身分が支配する上流階級。
信念にがんじがらめになっている桂木と、彼に執着する暁人。
たがいに想い合っているはずなのに、いろいろなしがらみに
じゃまされて、すれ違っています。
いろいろな思惑を持って近づく人々。
これからどうなっちゃうのかな。
日高さんの絵がすばらしくて、見惚れ・・・。
紳士服を、これほど美しく描かれる方が、ほかにいるでしょうか。
何度も何度も見返しては、ため息です。

「遠い日の蝶」
G線上~の、理也のきれいないとこ、佐紀のお話。
理也のサロンデビューのため、恩師の別荘に泊まりに来た佐紀。
そこには、過去に付き合って最悪の別れ方をした同級生のアーヴィンが居て。
互いに相手の気持ちを量りかねて、すれ違い。
本当は思い合っているのに。
アーヴィンが、無口でぶっきらぼうでかっこよくて、もうどうしようかと。
不機嫌顔もハンサムだなんて、反則です。
昔の佐紀はとびきりかわいくて、今ではとびきりきれいな青年。
ほんとうに、絵になる二人でした。
絵もお話も夢のようにきれいで、これぞ耽美という感じ。
眼福でしたv

あと、ここのところはまったのが小椋ムクさん。
絵もお話もかわいくて、胸キュンってこういうことなんだあーとしみじみ・・。
絡みシーンがメインのようなお話もいいですが、恋がメインテーマのような、
この方の漫画が大好きになりました。

拍手メッセをいつもありがとうございますv
すごく力づけていただいてます♪

寒・・

2010-06-10 23:45:49 | Book review
蒸すなーと思って除湿だけしてたのですが、さっきから頭痛と悪寒がします・・。
風邪引いちゃったかな。

さて本日は、りぶれコミックの発売日でした。

No.99:人間玩具

短編集です。

表題作。
丘の上の城に暮らす孤独な少年のために、彼の執事は生きた玩具を連れ帰ります。
その玩具もまた孤独な少年。
ふたりを見つめる執事の眼が隠微でよいのですv
実は、前の主人と何かあったんじゃ・・などと、妄想爆発です(笑)

このほか、自分の中のサディズムを抑え切れない男の懊悩を愉しむ被虐の少年とか、地下世界に暮らす少年とか、どこか現実を逸脱したようなお話ばかり。
なかでも一番好きだったのは、アラビアの王様と魔術師の末裔と魔法の鏡のお話。
鏡の精がやらしい(爆)
素直じゃない王様の素朴な魔術師くんへの想いが透けて見えて、ドキドキしちゃいました♪

絵もとても端正で大好きv
絡みシーンも微に入り細にわたって美しく描かれていたりしますので、背後に気をつけつつどうぞです。


シークレットフライト

司叶キャプテンは、見目麗しく優秀なエリートパイロット。
誰もが憧れる彼に誘惑されて、つい流されてしまったゆずる。
はじめてだったのに、遊んでいると誤解されてしまいます。
本当は純情でうぶなゆずるなのに、合うたびにチクチク意地悪を言われて。
このふたりどうなっちゃうんだろうとはらはらしましたが、最後には収まるところに。
結局のところキャプテンは、大きな翼を広げて可愛い彼を守ってあげたかった模様です。

もうひとつは、チーフパーサーと御曹司のお話。
御曹司が半分くらいストーカーじみていて、チーフの方がそれを鮮やかにスルー。
いっそ気持ちいいくらいでした。
でもまあ、多少強引なくらいの方が、類にはあってるのかもしれませんね。

絵がとてもきれいで、ゆずるを除く登場人物はみな、男性美にあふれてましたv
眼福の一冊。

この方の新刊がもう一冊出てるのです。
明日また本屋さんに行かないとです!


俺たち鳥人族

2010-06-07 22:14:47 | Book review
自転車の鍵をなくしてしまいました。
家の中にはあるはずですが、家捜ししても出て来ず。
あ~、やっぱり、一番欲しい超能力は「ダウジング」だなー。
って、毎回思ってます・・。

夜は本を読んでました。

蒼穹の剣士と漆黒の騎士

背に翼を持つ鳥人族は、長く続いた氷河期を生き延びるため、鳥と人とが融合した姿なのだそうです。
空を翔るその体は細く軽く、体温は高く、鍾乳洞を住処にしています。
若き長のユーゴは金髪に白い翼の美青年。
国との協定のため勇猛果敢に戦い、またそれを楽しんでもいる彼を、常に見つめる黒い騎士・狼炎。
にらまれているようで嫌いだったのに、そのまなざしは崇拝と恋心からのもので・・。

鳥人族の設定がとてもいいです。
特にユーゴ。
考え方が、人間よりも鳥寄り?
恋も愛も知らなくて、すぐにかっとなるけど意外と考えが深くもあったりして。
わけも無く崇められる事を嫌がったり、人の気持ちの機微がいまひとつわからないようなところなんかが、鳥っぽくて可愛いなあと思います。
狼炎のほうは、寡黙で不器用なので誤解されやすい感じ?
ただただユーゴを愛してて、彼のことしか頭に無いようなところがいいですv
こんな風だから、最初はとてもちぐはぐな二人。
いろいろな事件の中で、だんだんと気持ちが寄り添っていくのがよかったですね。

物語も山あり谷あり事件ありで、はらはらどきどきの連続。
BL作品というよりも、ファンタジーの王道でいいような気がします。
特典として、男同士のえっち付きv
面白くて、途中でやめられませんでした。
で、その肝心の絡みシーンは、のうこうらぶらぶ一切手抜きなしでした♪


拍手を下さった方々、ありがとうございました!
あなたのおかげで生きてますv

農薬作り

2010-06-01 16:18:23 | Book review
バラの農薬作りをしました。

ニンニクの木酢液漬け。
唐辛子の焼酎漬け。
1リットルの瓶に詰めたものを、3ヶ月熟成させます。
その後、ふたつの液と食酢を混ぜたものを噴霧するんだそうです。
臭そうです(笑)

これとは別に、ニームオイルを発注しています。
これも臭いんだそうですよ。
病虫害の季節になる前に届くといいな。



「咎狗の血  8」 茶屋町勝呂さん
いろいろなルートをうまく拾いながら、物語は続いていきます。
メインはシキでしょうか。
拉致されて監禁されているアキラ。
シキははじめはアキラの出自や体質に興味があった筈なのに、一緒に過ごすうち、その燃えるようなまなざしに惹かれていきます。
すごく屈折しているけれど。

少し悲しそうな顔をしていて・・・・。
キリヲの想いとか、ねこねこねこちゃんとか。
ペスカ・コシカの記憶も少しだけ。

どんな風に収束していくのか、少しでも救いはあるのか、続きを待ってます。


「八月の杜」TATSUKIさん

都会から転校してきた、ワケアリの年上の同級生・乃亜。
馴染もうとしない彼をみんなが遠巻きにしているけれど、蒼太はなぜだか放って置けなくて。
海辺の田舎の街の、素朴な恋のお話。

蒼太はとても純朴で素直で、いい感じの坊主頭。
周りを取り巻く人々は、ときにがさつだったり踏み込んできたりするけれど、あたたかくて。
そんなやりとりも楽しかったv
乃亜もツンデレすごくて(笑)、なにかとてもほほえましかったです。

このお話、好きだなー。
ほっとしました。


「兎オトコ 虎オトコ 2」 本間アキラさん

この巻は、ちょっとシリアス。
野浪を巻き込んだ、権力闘争の気配です。
こういうとき、ヤのつくお仕事は怖いと思います。
野浪もそう思ったのでしょう。
卯月を巻き込むまいと、いったんは離れたりするのですが。
背中の虎さんが泣いてたら、しょうがないんでしょうね・・(笑)
ようやく気持ちが通じ合って、すごくぎこちなくしてる二人がかわいいv
と思っていたら、いろいろタイミングが悪すぎて。

なんだかとてもはらはらするところで終わってたので、次巻が待ち遠しくてなりません。
ハッピーエンディングを信じてます!

オフ

2010-05-30 23:46:19 | Book review
久しぶりに何にもない日。
ゆっくりしようと思ってたのですが、右肩が痛くて動けませんでした。
寝違えた、というのとも違うようなのですが。
いつもは右肩にバッグをかけるのですが、できなくて、たいへん不便でした。
明日にはよくなるかな。

さて。
本日読んだものなど。
全部コミックです。

「50×50」 国枝彩香さん
脚フェチの東野とおっぱい星人の川西は、同級生の腐れ縁。
なぜか失恋の周期が同じふたりが、酔った勢いでそういうことに。
絶対に失敗を繰り返すまいと固く誓う二人だったが、なし崩し的にそういうことに。
という、ループのお話。
どたばたギャグ的で、BL的な要素は感じられなかったのです。
が、続いていくうちに、いい雰囲気になりそうなヨカン。
川西の方がアホな人なのですが、その分生命力が旺盛で、不思議な包容力があるのです。
東野は理屈ばかり言ってるけど、そのうちに取り込まれてしまうんじゃないかなー。
この先に期待。

「ドントクライベイビィ」 木下けい子さん
意地っ張りで、強がってばかりの智。
好きな相手にも虚勢を張って、振られても平気な顔して、結婚も祝福する。
そんな様子を見ていられない獣医の藤堂。
拒絶されてもなお、手を差し伸べずに居られないのです。

その性癖ゆえに山ほど傷ついて、なかなか素直になれない智。
その心情が痛くて切なくて。
そんな彼に、藤堂はあくまで真摯に粘り強くアプローチしていきます。
まるで、怖がって攻撃的になっている猫をなだめるように。
ときどき余裕が無いのは、同情じゃなくて本気だから。
随所に出てくる動物たちもかわいくておかしくて、ほっとしました。

「準備室で会いましょ」 嘉瀬ユーコさん
先生と生徒の恋バナ。
もしかしたらあの人は自分を好きなのかも。
そんな、不確かなときめきから始まる恋。
先生も生徒も若くてかわいくて、初恋の甘さで満ちていて、ふわふわ砂糖菓子のようなお話でした。
かわいくて好きv

薄桜鬼を読み始めようとして、ゲームのネタバレなのに気づいてあわてて閉じました。
や、普通そうですよねー。
なにやってるんだか。
絵は良かったので、プレイしてから読もうと思います。

夕べ読んだもの

2010-05-30 01:28:49 | Book review
あんまり読めなかったんですが。


一円の男

もんでんさんのBL短編集。

この方の普通の漫画を読んでいて、男の人の顔とか体つきとかきれいだなーとずっと思っていて。
もうもう、なんでBLじゃないんだろう勿体ないと思ってたのですが、ついについにBLですよ!
ほんとうにきれい。
ほっそい体も筋肉もりもりな体も、均整が取れていて美しくって。

表題作
クールで高飛車な意地っ張り眼鏡くんが、切れるような美貌でした。
蛾眉ってああいうのをいうんだなーと・・。
恋愛に臆病な眼鏡くんの凍りついた心を溶かすのは、自然体で裏表の無いまっすぐな彼。
計算なしに近づいてくる相手にはかなわなかった模様です。
もうひとつは、友達同士の対等な恋。
どうしても相手に借りを作りたくなくて、つい積極的に迫ってしまったり。
その時点で、すでに恋だと思うんですが(笑)
そんな世間知らずな受けくんが、かわいくてしょうがなかったのでした。

リアルっぽいあっさりめのお話を大人っぽい絵で描かれた、大人の恋のお話でした。


天下一!2

美少年お小姓軍団が、いつ見ても眼福v
上様はあいかわらず「キ・ボーン」とか言いつつお気楽にしてるのですが、怖い一面も見せてきます。
虎ちゃん。
人の心配する前に、自分が何をさせられているのかじっくり考えた方がいいのかも。
蘭丸は、あいかわらずきれいでかっこよかったですv


明日も毒書v

春の陽気

2010-02-27 21:54:34 | Book review
一日、汗が出るほどの暖かさ。
18度くらい行ったのかもしれません。

午前中、知り合いの人が家人のPCをチューンナップしに来ました。
帰ってから覗きに行ったらモニタが3個に増えてて、なにかすごいことになってる模様。
いいな~、あれ。
1つのモニタで動画とか見ながら、もうひとつのモニタで作業ができるんです。
お絵描きするときも便利かも。
ノーパでできるのかな。
できたらやってみたいです。

午後、毒書。

地獄めぐり 下 (バーズコミックス リンクスコレクション)
九重 シャム
幻冬舎コミックス

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閻魔の過去が明かされます。
そして、滝群の過去も。
惹かれあう運命の二人。
上巻で滝群に苦言を呈した烏枢の本心。
強く思いあうふたりは、生と死という運命を超えて、ふたたびめぐり合うのでしょう。
地獄極楽が舞台のファンタジー。
なかなかに切なく、美しいお話でした。
あと、牛頭馬頭がかわいくって萌えでしたv

NATURAL DOGGY’S DIARY (花音コミックス Cita Citaシリーズ)
寿 たらこ
芳文社

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3人兄弟の末っ子、花咲椿は、兄の経営する動物病院で受付のバイト中。
奥手の彼に、気になる人ができました。
それは、雨の日に親切にしてくれた高校生、妙典忠義くん。
でも、彼は椿の兄、桜に夢中。
落ち込む椿を、今度は忠義の兄、正義が口説いてきます。

椿くんは、おとなしくてまじめで純粋で、でもやきもち焼いたり突っ走ったり、凛としたところもあったりで、とにかく可愛い子。
自分に自信が無くて、いつも自分を過小評価。
でも、周り中が彼に夢中だったりするんです。
・・・そういうの、ツボ!
この先どうなっていくのか、もう続きが気になって気になってしょうがない感じ。
ワンコもかわいかったです~v

カラーのもう一冊、今日は買わなかったですが、買うべき?

きみにあげる。 (ミリオンコミックス CRAFT SERIES 34) (ミリオンコミックス CRAFT SERIES 34)
槙 えびし
大洋図書

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多額の借金を背負わされ、すべてに見放された嵐の夜、一軒の茶屋にたどりついた諒一。
そこには、風変わりな店主・蓮が居ました。
居候するかわりに店を手伝うことになった諒一は、だんだんと連に惹かれていきます。
明かされていく彼の重い過去。
自分に居場所を与えてくれた彼を、何とか救いたいと考える諒一。
そして・・。

繊細な画風。
ていねいな心理描写。
お話も絵も美しくて、一本一本の線がとてもきれいで、何度も何度も読み返しました。
一こま一こまがイラストのような。
光と影の演出もとてもステキで、見惚れました・・。
これもお借りしたものですが、自分用が(以下略)
あと、ニャンコがすごくかわいかったです!

こんなに素晴らしい作家さんにめぐり合えて、幸せな私v
お貸しくださった方に感謝です。

好きって言わせて? (GUSH COMICS)
山本 小鉄子
海王社

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双子の兄弟と、そのお隣さんのお話。
明るくて社交的な兄と、物静かでむっつりな弟の対比が面白いですねー。
弟くん、お隣さんが自分を好きになるよう、何か工作してたんじゃないでしょうかね。
そんな妄想を抱かせるような、可愛くて一途な恋のお話。
お兄さんのお相手は、絵に描いたようなツンデレ青年。
なんていうか、ツンデレってのは、ツンとデレの配分が難しいんだなーと思いました。

その恋にはワケがある (バーズコミックス ルチルコレクション)
秋葉 東子
幻冬舎コミックス

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男子校のアイドル美少年・蒼井は、ホモが大嫌い。
自分に近づこうとする男たちをちぎっては投げ、ちぎっては投げ。
誰もが下心を持った目で見るのに、ただひとり、透徹した目で観察するように自分を見つめる東。
そんな東の隣が心地よくて、彼の所属する生物部の部室に入り浸り。
そんなとき、あるアクシデントが起きて、蒼井は東が怖くて仕方なくなります。

中身が男前の美少年て、好きですv
人になれない猫を根気よく餌付けするように、蒼井を取り込んでいく東もツボですv
あまり重くない、ライトな学園ラブコメディ。
楽しかったです♪

読んだものなど2

2010-01-13 16:19:00 | Book review
今日はものすごい風。
大阪で大きな手術が有って、家人が立会いに出かけたので、私は今日も留守番。
家事を早めに片付けて、またも暗黒本にかかっていました。
作家買いはもうやめたほうがいいのかな。
この間読んで気に入った方の本を買ってみたのですが、それほどツボでは無かったです。

それ以外で面白かったものなど。

キミは甘い甘い・・・ (ディアプラスコミックス)
花村 イチカ
新書館

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ふわふわ、砂糖菓子のような男の子と、貴公子みたいな青年と。
絵が可愛いくて、お話も可愛くて、安心して読めました。
手足など、細いけれど途切れることの無いしなやかな線で描き込まれていて、見惚れました・・。
体のパーツを美しく描かれる絵師様は好きですv
短編集でもあるのですが、中の一作。
「トランキライズ」は、少しゆがんだ形でお互いを求め合う二人が、どこか共依存めいていて、ドキドキしました。
甘いだけじゃない、少しの毒を含んだ、こんなお話も好き。

幾千の夜 第一夜 (ミリオンコミックス CRAFT SERIES 33)
木下 けい子
大洋図書

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可愛くてひたむきで、危なっかしく見えながらも芯のしっかりした少年・宙。
年上の幼馴染、てっちゃんは、そんな宙にいつもやさしくしてくれる。
いつまでも一緒にいられると思ったのに、てっちゃんはだんだん離れていって・・。
ふたりがあまりにもピュアで、胸が痛くてたまりません。
宙の寂しさ、てっちゃんの苦しさがダイレクトに伝わってきて、切なくて。
ふんわりやさしい絵柄なので、よけいに哀しくて泣きました。
続きが気になります。

幸せになってみませんか? (MARBLE COMICS)
腰乃
ソフトライン 東京漫画社

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気難しくて細かくて、でも律儀で押しに弱い黒岩(42)
が、もう~、すごくツボに入ってしまって、何度も読んでしまいました(笑)
押しが強くてちゃっかりしていておかま口調のゲイ、二子川くん。
も、すごく好きでした!
リアルなリーマンもの。
振り回されっぱなしの黒岩が、不覚にもかわいくて。
二人の行く手に幸あれ。

恋などとうに成就してた (バーズコミックス ルチルコレクション)
イシノ アヤ
幻冬舎コミックス

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絵柄が好きで、読んでみました。
近江が恋する竹花(兄)、兄の溺愛に困惑する竹花(弟)、近江と竹花(兄)の距離が気になる笹岡先生。
そんな4人の関係が、少ない台詞でうまく説明されています。
シンプルでスタイリッシュな線。
だからきっと、物語を俯瞰しているような感じなんでしょう。
こういうのも好き。
ほか、読みきりが2編。
恋愛モノのようなそうでないような、微妙な距離感がよかったです。


ここから一般のもの


俺と彼女と先生の話 (WINGS COMICS)
トジツキ ハジメ
新書館

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見えざるものが見える人たちのお話。
いまいちこさんの「ひゃっきやぎょうしょう」っぽい感じ。
でもこちらは、ちょっと困った大人のお話。
重度のシスコン中年男と、大雑把で巻き込まれ型の青年と、霊感少女の小町。
ツンデレ小町がかわいくってかわいくって小生意気で、大好きでした~v
あんな子欲しいな。
あと、キツネの夜一郎の素顔を見たいと思いました。
続刊が出たら良いのにね・・。

読んだものなど

2010-01-12 20:54:48 | Book review
妖しの剣 (もえぎ文庫)
剛しいら
学習研究社

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耽美な伝奇モノ。
「美剣士」という言葉にはロマンがあります。
このお話の主人公・紅丸は、少女と見まごう美少年。
しかも、武神に愛され、鬼神に見込まれた、類まれな剣士。
人の血を求める妖刀の主に選ばれて、刀鍛冶の里から乱世の戦場へ。
その刀は人を切れば切るほど、次の犠牲を求めて赤く輝くのでした。

いつも思うのですが、しいらさんの描かれる受け青年には、自らの性癖に対する迷いとか衒いとかが少ないですね。
受け入れることに抵抗がないというか。
時代設定が戦国時代なので余計にそうなのかもですが。
紅丸も、命がけで彼を守ろうとする幼馴染の宗司も、とてもまっすぐで誠実で。
とても芯が太い感じ。
必死に生き抜こうとする意志がまざまざと感じられて、好きでした。
お話も面白かったですv


弁護士は籠絡される (キャラ文庫)
佐々木禎子
徳間書店

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弱小弁護士事務所に勤める弁護士の真琴は、自らの性癖を隠している。
けれど、優秀なのに骨惜しみせず、真摯に仕事をする男前の新人・公平になつかれて、気持ちはどんどん惹かれていく。
そんなとき、尊敬する先輩・宗近に口説かれて。

真琴のような人が好きです。
淡白でソフトなようでいて、芯はとても強くて。
逆に言えば、ちょっとだけ頑な。
恋する自分の心まで否定して、見ないふりをしようとします。
宗近先輩はずるくてやさしい大人。
きっと本当は余裕が無かったりするんでしょうけど、それを気づかせない強さも持っています。
公平は大型犬そのものですね。
尻尾を千切れそうに振ってみたり、耳がしゅんとたれたり、そんな感じが目に見えるようでした。
弁護士事務所の様子、裁判の推移などリアルで、臨場感が感じられる程度に書き込まれていて、おもしろかったです。

お仕事ください! (もえぎ文庫)
音理 雄
学習研究社

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会社をリストラされ、就活中の藤咲が訪ねたのは下町のレトロな印刷所。
見るからにその筋の人間のような社長・黒川に気に入られ、働くことになってしまいます。
任侠道を地で行くような黒川。
強面だけど、本当はとても人情味のある、昔ながらの極道だったりします。
藤咲は弱腰。
不器用で要領も悪いけど、与えられた仕事を誠実にこなそうと一生懸命。
自分のことよりまず人のことを考えてしまうお人よしなところが、なんともいとおしい人でも有って。

黒川が、色事には手馴れているようでいて、藤咲には振り回されっぱなしなのが楽しいですv
あと、手下社員の二人の掛け合いが面白くて、おなかを抱えて笑っちゃいました。
ピンチも試練も有って、山あり谷あり。
はらはらする場面も。
最後にはちょっとしんみりしちゃいました。
黒川と藤咲と印刷所のみんなと。
ずっとずっと幸せだといいと思いました。

シガレット・ラブ (幻冬舎ルチル文庫)
雪代 鞠絵
幻冬舎コミックス

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家族の愛情に恵まれずに育ち、さらわれるようにして囲われた「恋人」のDVにさらされてきた智紘。
初めて優しくしてくれた高藤に恋をして、でもその思いは絶対に知られてはいけないと自分を律して。
幸せに慣れていない彼のぎこちなさが切なく、痛い。
余裕綽々の大人ように見える高藤の、激しく強い思い。
DVの恋人の狂気のような執着。
とてもドラマティックで、でも降る雪に真っ白に埋め尽くされたような、恋のお話。
胸が熱くなりました。

15センチメートル未満の恋 (新書館ディアプラス文庫)
砂原 糖子
新書館

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10センチバトンの後で読んだので、とてもタイムリーでした(笑)
大雑把で無口で芸術が爆発している男・伏木野と、几帳面で口うるさいツンデレ青年・雪見。
伏木野の本気に雪見がほだされていく様子が面白かったですv
ドールハウスっていいなー。
そして、伏木野がきれいなお姉さんにモテるのが、なんとなくわかるような気がしました。