今日は記念すべき二人のスタートの日だった。
コウくんは、野球に打ち込むハニカミシャイボーイ。
ドロボウヌコちゃんは恋する乙女。
二人は市内の進学校に通う○年生。
毎朝通学で電車に乗り、駅から学校までは自転車で通う毎日。
通学は楽しい。だって大好きな友達と、そして彼が乗っているから!!
彼はハニカミシャイボーイ。だけど、野球に真剣に打ち込むその姿を、ある夕日の秋に見てしまって以来、気になってしかたがない存在。
クラスでは、普段はチャンスがないとなかなか話し掛けられないような、
ちょっと近寄りがたいやつ。
でも、
でも、、、
誰よりも、そばに行きたいんだ!!
最大のチャンスは、朝、駅の自転車置場。
いつも彼に話し掛けるタイミングを探してるんだ。
けど彼はガードが堅い。
私が友達と話ながら歩いている間に、いつもスイスイと自転車で行ってしまう。
ある日少しだけ話せたんだ。ほんの一言二言だけだけど。
そのときの彼のはにかんだ笑顔と、胸の高まりが忘れられない!!
それ以来、もう4ヶ月。
うまくチャンスをつかめていない。
今日も彼は爽快に通り過ぎてしまうのかな。。。
だけど神は舞い降りた。
今日。
今電車を降りた彼は目の前を歩いている。
私は今友達と進路の話をしている。
「みんなどうするんだろうね~?○○大学?専門も多いのかなー?!進路の紙出した~??まぢ迷うなー・・・」
ちょっと大きな声で、友達にそんな返答をした。
そして、、
「ねぇコウくんー、コウくんは進路の紙出したの~?」
そこから会話ははじまった。
もうあの時の私とは違う。
あの、胸がドキドキして、恥ずかしくて、うまく話せなかったあの日とは。
だって、ずっと彼のことを見てきたんだから!!こんな日を夢見て!!
今は、ちょっとだけ、ちょっとだけ落ち着いて、この神様のくれた幸せな一時を噛み締めることができる。
そして二人は、(一緒に電車に乗っていた友達をほったらかしにして)
進路の話に華を咲かせ、仲良く隣り合わせに並びながら、
毎日通う高校へと走っていったのでした。
コウくんとドロボウヌコちゃんのささやかな幸せと、
これから始まる、
いや、もう始まっているかもしれない、
目くるめく日々を。
やったねドロボウヌコちゃん!
と、小さく微笑み称賛しながら、
会社という戦場に一人向かう。
そんな今日の私。
コウくんは、野球に打ち込むハニカミシャイボーイ。
ドロボウヌコちゃんは恋する乙女。
二人は市内の進学校に通う○年生。
毎朝通学で電車に乗り、駅から学校までは自転車で通う毎日。
通学は楽しい。だって大好きな友達と、そして彼が乗っているから!!
彼はハニカミシャイボーイ。だけど、野球に真剣に打ち込むその姿を、ある夕日の秋に見てしまって以来、気になってしかたがない存在。
クラスでは、普段はチャンスがないとなかなか話し掛けられないような、
ちょっと近寄りがたいやつ。
でも、
でも、、、
誰よりも、そばに行きたいんだ!!
最大のチャンスは、朝、駅の自転車置場。
いつも彼に話し掛けるタイミングを探してるんだ。
けど彼はガードが堅い。
私が友達と話ながら歩いている間に、いつもスイスイと自転車で行ってしまう。
ある日少しだけ話せたんだ。ほんの一言二言だけだけど。
そのときの彼のはにかんだ笑顔と、胸の高まりが忘れられない!!
それ以来、もう4ヶ月。
うまくチャンスをつかめていない。
今日も彼は爽快に通り過ぎてしまうのかな。。。
だけど神は舞い降りた。
今日。
今電車を降りた彼は目の前を歩いている。
私は今友達と進路の話をしている。
「みんなどうするんだろうね~?○○大学?専門も多いのかなー?!進路の紙出した~??まぢ迷うなー・・・」
ちょっと大きな声で、友達にそんな返答をした。
そして、、
「ねぇコウくんー、コウくんは進路の紙出したの~?」
そこから会話ははじまった。
もうあの時の私とは違う。
あの、胸がドキドキして、恥ずかしくて、うまく話せなかったあの日とは。
だって、ずっと彼のことを見てきたんだから!!こんな日を夢見て!!
今は、ちょっとだけ、ちょっとだけ落ち着いて、この神様のくれた幸せな一時を噛み締めることができる。
そして二人は、(一緒に電車に乗っていた友達をほったらかしにして)
進路の話に華を咲かせ、仲良く隣り合わせに並びながら、
毎日通う高校へと走っていったのでした。
コウくんとドロボウヌコちゃんのささやかな幸せと、
これから始まる、
いや、もう始まっているかもしれない、
目くるめく日々を。
やったねドロボウヌコちゃん!
と、小さく微笑み称賛しながら、
会社という戦場に一人向かう。
そんな今日の私。