幼かった日に見た夕焼け 2024-10-11 21:55:19 | 日記 私の家は山深い田舎の村でした。 幼い日、遊びに夢中になって、夕焼けに驚いて家路についたものです。 帰り道、既に家に灯がともっているのが見え、母が夕食の支度をしてるだろうと、走って走って家の近くに来ると、夕食のほうとう(山梨で味噌と小麦粉で作る名物食)の匂いがして、お腹が空いているのに気づいたものです。 年を重ね、母が老いて、「ごめんね、手が弱って小麦粉練れなくなったの。」とさみしそうな顔をしたのを、今でも夕焼けを見ると思い出します。
思い出の紙飛行機 2024-09-25 21:34:52 | 日記 幼いときから紙飛行機が大好きだった。 年寄りの道草散歩していて、久しぶりの青空を見上げたら、トンボがスイスイと飛んでいた。 紙飛行機も、時には風に乗ってトンボのように高く飛んでいったことがあった。 思い出した。孫におってあげた紙飛行機が棚に置いてあることを。 ドキドキと血が騒いだ。この高台から飛ばしてみようと血が騒いだ。
年寄りの道草散歩(大切な孫に水を届ける。) 2024-08-02 16:58:53 | 日記 散歩中、足の不自由なおじいさんがペットボトルの水を運んでいた。私の方がちょと丈夫かな。「おじいさんどこまで運ぶの」「そこの児童館の孫に届ける」「私が運びましょう」児童館には可愛い小学2年生ぐらいのの男の子が、「あ、じいちゃん」と駆け寄ってきた。「水忘れたぞ」「あ、しまった、じいちゃんありがとう」水を持って友達の元に立ち去るお孫さんをニコニコ見送ったおじいさんから、ありがとうとお礼を言われた。帰り道の二人の会話「息子も、嫁も大切にしてくれるが、どうしても迷惑かけてると思ってしまう、孫はそんな私の気持ちがわかるのか、いつも気にかけているようだ。優しい子です。」孫の「おじいちゃん、行ってきまーす。おじいちゃんただいまーという声を聞くのが一番の楽しみです」と話してくれた。大汗で水を届ける優しくて、同年齢の気持ちが伝わる散歩になった。今度会ったら「居所」という近所のより道場に誘って、ビールを飲もうと思った。今日の大汗の補充になるかな。
年寄りの道草散歩(愛らしい姿) 2024-06-25 16:45:08 | 日記 金襴、銀欄、筆竜胆などの花の季節も過ぎたな。可愛い瑠璃びたきの姿が見えなくなったな。 そんなことを思いながら歩いていると、林の中の草原に「虎の尾」の白い花が揺れていた。いつの間にか季節は過ぎていったんだ。 年寄りの時間は早く過ぎていくようだ。 尾根から見下ろすと、葉の上に薄い赤の綿を置いたような、ねむの木の花が咲いていた。 散歩道ではたくさんの愛らしい花や鳥に出会えます。 公園の芝も青々と伸び、暑いので木立の下で母親と座っていた2歳ぐらいの女の子が、にこにこと手を振ってくれた。 あ、はるちゃんだ、今日も可愛い笑顔に会えたと思い、心が弾んだ。 帰ったら妻に、「はるちゃんに会ったよ。」と伝えようと思った。きっと、そわそわと飛び出す妻を思って笑みがこぼれた。
思い出「友人と紅葉イチゴ」 2024-05-31 10:43:50 | 日記 小学5年生ころのクラス反省会の思い出。マサ君、山仕事のオジサンから注意されました。マサ君は熊の出る山に行って紅葉イチゴを採ってるそうですが、冬眠から目覚めた熊が、子熊に紅葉イチゴを食べさせる場所です。危険ですからもう行ってはいけません。優しい邦子先生がにこにこと注意しました。クラスでも飛び切り頭がよく飛び切り可愛いマサ君は、大きな目をくりくり見開き、頬をぷーと膨らませ、先生に言い訳しました。先生熊さんは広いたくさんイチゴが生ってる場所で食べてます。僕のところは小さな広場で少ししかありません。僕は大きくなったら熊さんと交代します。それにばあちゃんが紅葉イチゴ大好きです。先生も、僕たちもにこにこ下を向いてしまいました。