今日は、『肝炎ウイルス』による食中毒です
B型、C型などをよく耳にしますが、肝炎ウイルスにはA~Eまでの5種類があります
その中でも食中毒の原因ウイルスになるのが、A型とE型です。
①A型肝炎ウイルス(HAV)
・汚染された水や食品を介して経口的に感染する急性ウ
イルス性肝炎
・ヒトからヒトへの接触感染もあるため、原因食材の特
定は難しい
・一般環境下では不活性化されにくく、85℃,1~2
分で不活性化される
・人の手に付着後4時間程度では感染価は減少しない
・主な感染経路は、生牡蠣または加熱不十分の牡蠣、青
ネギ、レタス、冷凍イチゴなどからの経口摂取
・潜伏期間は、4週間と比較的長い
・感染後の症状は、38℃以上の高熱、全身倦怠感、黄疸、
肝腫張、黒色尿、白色便など
・特異的な治療法はなく、急性期には入院し安静臥床で、
症状により補液処置
・予防対策は、汚染の可能性がある速剤は十分な加熱処
理と生食を避ける
②E型肝炎ウイルス(HEV)
・4つの遺伝子型が存在
(G1:東南アジア,アフリカ G2:メキシコ G3:アメリカ,ヨーロッパ,日本 G4:東南アジア に分布)
・主に人に感染し、急性あるいは劇症肝炎を引き起こす
・シカやイノシシ由来のHEVは、ヒトへの感染が証明
されている
・健常日本人の平均交代保有率は、5.4%
・主な感染源は、糞口経路による伝播
・潜伏期間は、15~50日で平均6週間
・感染後の症状は、黄疸、発熱、全身倦怠感、腹痛、嘔
吐など
・予防対策は、野生動物の肉や豚レバーなどの豚由来食
品は、絶対に生食を避け、十分に加熱調理をする
いずれにしても、潜伏期間が長いことから原因の特定が難しいと言うことがあります。
もし万が一感染した場合には、集団感染を未然に防ぐためにも自身の行動をよく思い出しましょう
次回は、食中毒原因ウイルスではありませんが残り肝炎ウイルスについてお話し致します
でわ。。。
参考:食中毒予防必携 第二版(日本食品衛生協会) より一部抜粋
B型、C型などをよく耳にしますが、肝炎ウイルスにはA~Eまでの5種類があります
その中でも食中毒の原因ウイルスになるのが、A型とE型です。
①A型肝炎ウイルス(HAV)
・汚染された水や食品を介して経口的に感染する急性ウ
イルス性肝炎
・ヒトからヒトへの接触感染もあるため、原因食材の特
定は難しい
・一般環境下では不活性化されにくく、85℃,1~2
分で不活性化される
・人の手に付着後4時間程度では感染価は減少しない
・主な感染経路は、生牡蠣または加熱不十分の牡蠣、青
ネギ、レタス、冷凍イチゴなどからの経口摂取
・潜伏期間は、4週間と比較的長い
・感染後の症状は、38℃以上の高熱、全身倦怠感、黄疸、
肝腫張、黒色尿、白色便など
・特異的な治療法はなく、急性期には入院し安静臥床で、
症状により補液処置
・予防対策は、汚染の可能性がある速剤は十分な加熱処
理と生食を避ける
②E型肝炎ウイルス(HEV)
・4つの遺伝子型が存在
(G1:東南アジア,アフリカ G2:メキシコ G3:アメリカ,ヨーロッパ,日本 G4:東南アジア に分布)
・主に人に感染し、急性あるいは劇症肝炎を引き起こす
・シカやイノシシ由来のHEVは、ヒトへの感染が証明
されている
・健常日本人の平均交代保有率は、5.4%
・主な感染源は、糞口経路による伝播
・潜伏期間は、15~50日で平均6週間
・感染後の症状は、黄疸、発熱、全身倦怠感、腹痛、嘔
吐など
・予防対策は、野生動物の肉や豚レバーなどの豚由来食
品は、絶対に生食を避け、十分に加熱調理をする
いずれにしても、潜伏期間が長いことから原因の特定が難しいと言うことがあります。
もし万が一感染した場合には、集団感染を未然に防ぐためにも自身の行動をよく思い出しましょう
次回は、食中毒原因ウイルスではありませんが残り肝炎ウイルスについてお話し致します
でわ。。。
参考:食中毒予防必携 第二版(日本食品衛生協会) より一部抜粋
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