健康回覧板 ~よむクスリ~

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水虫 - 白癬菌の治療 -

2008-09-07 23:14:14 | 水虫に関するメモ
では、今までいろいろとお話しした白癬菌の治療に関して今日はお話し致しましょう

<手白癬、体部白癬、足白鮮、股部白癬の治療>
  これらの部位の白癬菌に対する治療は、抗真菌剤の塗り
 薬が基本となります。
  感染した白癬菌を殺したり、その発育を抑える目的で用
 います。塗り薬を用いる場合は、まず患部を良く洗い、皮
 膚表面の汚れを落とすことが大切です。
  塗り薬には、軟膏剤、クリーム剤、液剤の3種類があり、
 水虫のタイプや症状に合わせて使い分けることができます。
  薬は、医師の処方箋が無くても購入できる市販薬と、医
 師の診察後処方箋として購入できる処方せん医薬品があり
 ます。
  薬は、感染部位やその症状の度合いにより薬の種類や塗
 布の回数などが異なるので、医師や薬剤師の指示に従って
 使用することをおすすめ致します。
  尚、治療を行う場合①毎日欠かさず塗ること、②塗り残
 さないようにまんべんなく塗ること、などに注意して最低
 1ヶ月以上は続ける必要があります。

  ・市販薬(OTC医薬品)
    ブテナロック、ダマリンL、ラミシール、スコルバ
    コザックコートなど

  ・処方せんによる医薬品
    ラミシール、アスタット、マイコスポール
    ニゾラール、エンペシドなど

<爪白癬、頭部白癬の治療>
  これらの治療は、内服薬が主流となります。爪の中に入
 った白癬菌は、一般の外用薬では直接患部に塗ることがで
 きないため、内服により白癬菌を殺す治療が基本となりま
 す。頭部白癬は、外用薬で治りが悪いためやはり内服薬に
 よる治療が基本となります。
  また、角質増殖を伴う白癬菌症や、外用薬では治療が困
 難な場合(例えば、外用薬で皮膚がかぶれた場合、ただれ
 やひび割れで皮膚がぐじゅぐじゅして外用剤治療が困難な
 場合)にも内服治療を行います。
  内服治療の場合は、数ヶ月の治療になりますが、医師の
 指示に従い根気よく治療することが必要です。
  薬は、医師の処方箋が無くても購入できる市販薬は発売
 されていませんので、病院にかかり医師の診察後処方箋に
 より薬を購入するしか現状ではありません。

  ・内服薬
    ラミシール錠、イトリゾールカプセル
    イトリゾール内用液


以上、水虫の治療についてお話し致しましたが、いずれの場合にも最低でも1ヶ月以上はかかります

しかしながら、これは前にもお話し致しましたように一番白癬菌が住み込んでいる角質層が1ヶ月サイクルで生まれ変わるため、これらの期間は最低必要であると言うことなのです

水虫の治療は今期が一番重要です。日々のライフスタイルの一部に治療をいかに溶け込ませるかが完治するための鍵と言って良いでしょう。
是非あきらめずに続けてください


では、また。。。。。


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