誰のことかって?
それは…掃除のおばちゃん。
世の中には、いるんやて。
悪気はないけど、人を傷つけて
なのに本人は気づかなくて、反対に好意で言ってんのに!
って思いがちなタイプ…
最初に「!!」と思ったのは、
くじぇが病室にはってあるちびらの写真。
それを見て、
「子どもさん?かわいいな。」
ここまではよし。
「かわいそうに…はよ、帰ったらな!頑張らな!」
くじぇ、ぎょっとして、思わず心の声。
(…ぅわかっとるわいっ!誰がおりたてこんなとこおんねん!)
ぐっとこらえて、どうにかひきつり笑いながら
「ほんと。頑張るわ」
ところがこの人、来るたびに、
「子どもさん待っとるんちゃう?」…そら待ってるやろ。
「寂しい思いしとるんやろな。」…そら、そうやわな。
「帰らへんの」…帰れるなら、帰っとるわい!白血球400でどやって帰るんじゃ!
「一月くらいしたら退院できるんやろ?」…できたらええわな…ムリやけど。
誰かにうちを落ち込ませる依頼を受けたエージェントか、貴様!!
くらいのノリで(笑)
しかも、ひどいときには入室するなり
「なぁなぁ、あのクリーンにおった人、今日はだいぶ悪そう。なんか体黄色かったで、あれは黄疸でとるんやな」
…この病棟ではクリーン使うのは移殖だけっちうこと…無駄か…
そして極めつけ。
「そういやこの部屋におった若い子、しらん?ここに入ったけどすぐ亡くなった」
…って、えぇぇぇえ!ここで……無駄か…
そのうちにくじぇは彼女が掃除にくる時間、横になって壁を向き、布団をかぶって寝たふりをすることにしました。
双方のために。
でも、たまに失敗して起きてると、
「良かった。今日は体調いいんや。」
といってくださり。
…うちは己の心の狭さを反省し。
「うん、きょうは、いいみたい。」
と答えた次の瞬間
「そうそう、子どもたちも待っとるんやで!…以下同文。」
ここまでくると、正直笑えます。
悩むのがばかばかしくなってきます。
先日部屋にきて
「なぁ、教えてくれやん?あたし、辛いの。患者さんに、私いつまでかかるんやろとか言われると、なんて答えていいか…励ますんやけど…」
って。
くじぇは、思わず
「他の患者の話はしないこと。ここの人たちはみんな明日はわが身の人ばっかりだから。患者が死んだ話はしないこと。絶対にごまかすこと。むやみに励まさないこと、間違っても頑張れ!などとは言わないこと!」
と、答えました。
彼女は、ありがとう、といって帰ってゆきました。
彼女の会社と病院は今月いっぱいの契約なんだそうです。
少しほっとしているくじぇでした。
移殖延期とダブルはしんどいもんな。
なかなかあがってこんので骨髄見るのに近々マルクします。
今は、いいほうに考えよう。
考え方次第。
それは…掃除のおばちゃん。
世の中には、いるんやて。
悪気はないけど、人を傷つけて
なのに本人は気づかなくて、反対に好意で言ってんのに!
って思いがちなタイプ…
最初に「!!」と思ったのは、
くじぇが病室にはってあるちびらの写真。
それを見て、
「子どもさん?かわいいな。」
ここまではよし。
「かわいそうに…はよ、帰ったらな!頑張らな!」
くじぇ、ぎょっとして、思わず心の声。
(…ぅわかっとるわいっ!誰がおりたてこんなとこおんねん!)
ぐっとこらえて、どうにかひきつり笑いながら
「ほんと。頑張るわ」
ところがこの人、来るたびに、
「子どもさん待っとるんちゃう?」…そら待ってるやろ。
「寂しい思いしとるんやろな。」…そら、そうやわな。
「帰らへんの」…帰れるなら、帰っとるわい!白血球400でどやって帰るんじゃ!
「一月くらいしたら退院できるんやろ?」…できたらええわな…ムリやけど。
誰かにうちを落ち込ませる依頼を受けたエージェントか、貴様!!
くらいのノリで(笑)
しかも、ひどいときには入室するなり
「なぁなぁ、あのクリーンにおった人、今日はだいぶ悪そう。なんか体黄色かったで、あれは黄疸でとるんやな」
…この病棟ではクリーン使うのは移殖だけっちうこと…無駄か…
そして極めつけ。
「そういやこの部屋におった若い子、しらん?ここに入ったけどすぐ亡くなった」
…って、えぇぇぇえ!ここで……無駄か…
そのうちにくじぇは彼女が掃除にくる時間、横になって壁を向き、布団をかぶって寝たふりをすることにしました。
双方のために。
でも、たまに失敗して起きてると、
「良かった。今日は体調いいんや。」
といってくださり。
…うちは己の心の狭さを反省し。
「うん、きょうは、いいみたい。」
と答えた次の瞬間
「そうそう、子どもたちも待っとるんやで!…以下同文。」
ここまでくると、正直笑えます。
悩むのがばかばかしくなってきます。
先日部屋にきて
「なぁ、教えてくれやん?あたし、辛いの。患者さんに、私いつまでかかるんやろとか言われると、なんて答えていいか…励ますんやけど…」
って。
くじぇは、思わず
「他の患者の話はしないこと。ここの人たちはみんな明日はわが身の人ばっかりだから。患者が死んだ話はしないこと。絶対にごまかすこと。むやみに励まさないこと、間違っても頑張れ!などとは言わないこと!」
と、答えました。
彼女は、ありがとう、といって帰ってゆきました。
彼女の会社と病院は今月いっぱいの契約なんだそうです。
少しほっとしているくじぇでした。
移殖延期とダブルはしんどいもんな。
なかなかあがってこんので骨髄見るのに近々マルクします。
今は、いいほうに考えよう。
考え方次第。