この間のムスメの運動会は、くじぇにとって一生忘れられない宝物になりました。
まずはU先生のサプライズで始まった計画。
くじぇはもうはじめからだめだろう、って思ってたのですっかりあきらめてました。
が、くじぇには仲のいいお友達が2人います。
そのうちのひとりは、実は運動会の前日、転職の試験がありました。
ほとんど不眠不休で勉強やらひっこしやらしてたはず…
そしてもう一人は看護学校の先生をしてます。
その二人と、うちのダンナが小学校の救護室や病院に車椅子やベッドの貸し出しをお願いしていてくれたのです。PTAの役もくじぇこんなこともあろうかと
免除期間になるように引き受けさせていただいてたんだけど
やってくれないかたは理由を話しても引き受けてくださらなくて
じゃあ仕方ないから出来る範囲させてもらおうよ、とダンナが言うので
ムスメの応援は息子だけかな、と思っていたら…
当日、友人二人の姿が!
話を聞いた友人がうごいてくれたのです。
そしてその日は…酸欠&貧血で、主人がはりついていてもおそらくムリだろう
ってことで、仕方ないから10月の14日。ムスメの誕生日にシフト変更しようとしていたら、必死にセンセイを説得してくれている二人の声が!
「お願いします。どうか、車から一目見るだけでも。約束をまもらせてあげたいんです。(Sちゃん)」
「でも、酸素吸入しなければ辛いのはくじぇさんです…それによっておそらくかなり苦しくなると思いますが…でも、私も母親ですからお気持ちはよく理解できます(S先生)」
「私が、酸素ボンベの管理をします(STちゃん)」
「…(S先生)」
「…(くじぇ)。
あの、、くじぇ車から一歩も出ません。
それは約束します。
車の中から、手を振って、写真だけ…撮らせてください」
ボンベの容量を考えると1時間が限度らしいので必ず一時間で戻ると約束をかわし
後ろを向いて目をつぶってくださったセンセイ…
「はやく、時間がない!急ごう!」
車椅子にはすでにボンベがついてる
先に行って車出す!
と走り出すSちゃん
酸素を少しでも減らすまいとなるべく話をするなとゼスチャーするSTちゃん。
車に乗り込んだところで今出たからお昼休みに入退場門前で息子とムスメをつれて待ってて!
と電話をいれてくださり…
無事、時間通りみんなに会え…
ムスメには酸素がたりないから、後でビデオ見せてね、といい
ママも降りてご飯たべよう!というムスメに
センセイとのお約束だから、写真だけ取って病院に戻るねといったら
ちゃんと聞き分けてくれました。
なるべく早く戻ろうと思ってた。
後ろ向いて、目をつぶってくれたセンセイのキモチにうそをつきたくなかった。
35分間の外出でした。
戻ってどきどきしつつ血中酸素はかると
行きより持ち直していました。
血圧も。
写真も…
お弁当は妹や母、ダンナの母が助けてくれていました。
みんなが助けてくれた運動会
もちろん、スタッフのみんなも喜んでくれました。
あれから数日。ほんとに安静にしてました。
体調は順調に回復してきています