ひろちのしっぽ

**毎日生きてるのが楽しいな、って思えるように**

命日もすぎ。

2007-10-11 11:46:14 | Weblog
あっと言う間の一年でした。

先月、小学校の娘の運動会が無事にすみました。
ドラマの様な、緊迫のあるスリリングな昨年を思い出しながら、
今年はのんびりと楽しみました。

やっぱり、こうでなくちゃ!とのんびり。
そろそろ、お昼のお弁当の時間、少し場所を離れた隙に
娘が飛来、弁当箱をかっさらい、トンズラ!!!

ありえない!

戻った父が見た光景。

ゴザの上に置かれた、口の開いたクーラーボックス。

いうまでもなく、友達とご一緒したのだ。

結局、ひとり寂しくお弁当を食べる事となった。

こんなことなら、長男を巻き込めばよかったか。などと、
クラブに去って行った息子の背中を思う。

これも、成長ってやつですかね。





わけのわからん一言

2007-08-02 11:52:58 | Weblog
ひろちのしっぽの話を家族でしていました。
沢山の人たちがこのサイトを見てくれて、お友達が沢山いて、などなど。

その中で、

父:すごいね~、お母さんの事、報告したら33件も書き込みがあったんだよ!

娘:え~そんなに、書き込んでもらったんやったら、自分で書けばいいのに~。

父:自分でって、書けたら、お父さんが書かんでいいやん。

娘:なんで?

父:だから~

10歳になる娘、天然なのか、ボケているのか。

彼女には、
いまだ理解されていないのか。

ナゾは深まる。


初盆がすみました。

2007-07-25 09:48:05 | Weblog
無事に初盆ができました。

初盆の行事として、3週に渡り、
火入れ・灯篭送り・灯篭焼きと進行しました。

初盆をさせる家族は30組ぐらいあったのですが、
その中から、娘に献花を代表として頼まれました。

なにせ、内弁慶の性格なので、
うだうだしていましたが、式の開始間際に放った
彼女の一言

「回転すし連れていって!」

ここで、このタイミングでそれを言うか!

脱力感の中、無事終了しました。

なにくわぬ顔で食する娘の隣で、
兄が一言、

「俺、ラッキーやわ」

妻は生前、回転すしが大好きでしたから、

「食い供養、食い供養!」

と、楽しい一日が過ごせました。

話したり、触れる事が、出来ないだけで、
いつも、そこにいるようです。


半年がすぎました。

2007-05-13 23:27:26 | Weblog
早いものです。半年がすぎました。みなさまには、色々とご心配をいただき、ありがとうございます

その後の我が家の様子を報告いたします。
子供達は以前にまして、元気に、しかも、タンタンとやってます。少し落ち着いてから、聞いてみた「寂しくないのか?」と、返事は即答。「寂しいさ、でも、しかたないやん、お父さんも何時までも落ちこんどらんと元気だしいや!」と一括される始末
まあ、何よりと、胸をなでおろしてました。

妻もあっぱれ!なら、子供達もあっぱれ!生前となんら変わることなく生活を続けています。

今でも某大学病院に行くと病室に妻が待っている気がします。入退院を繰り返し5年ぐらい。からだにしみついた面会癖、なかなかに、抜けそうにもないですね。

驚かないで下さい。

2006-10-11 17:16:49 | Weblog
くじぇの連れ合いです。この度はつらいお知らせになります。今月四日にくじぇは他界いたしました。皆様には力強い応援を頂きました事、誠にありがとうございました。くじぇもどれだけ、皆様に支えられていた事を喜んでいたことか。最後の最後まで、病気に背を向ける事なく、そのことを受け入れながら付き合いをしていました。最期まで見届けられたことに感謝です。皆様におかれましても、「ごめんな」との事でした。くじぇは家族にも、何も残しては行きませんでした、多分、元気になる事しか、考えていなかったのでしょう。あっぱれです。
本当に本当にありがとうございました。

たからもの。

2006-09-29 16:55:08 | Weblog
この間のムスメの運動会は、くじぇにとって一生忘れられない宝物になりました。

まずはU先生のサプライズで始まった計画。
くじぇはもうはじめからだめだろう、って思ってたのですっかりあきらめてました。
が、くじぇには仲のいいお友達が2人います。
そのうちのひとりは、実は運動会の前日、転職の試験がありました。
ほとんど不眠不休で勉強やらひっこしやらしてたはず…
そしてもう一人は看護学校の先生をしてます。
その二人と、うちのダンナが小学校の救護室や病院に車椅子やベッドの貸し出しをお願いしていてくれたのです。PTAの役もくじぇこんなこともあろうかと
免除期間になるように引き受けさせていただいてたんだけど
やってくれないかたは理由を話しても引き受けてくださらなくて
じゃあ仕方ないから出来る範囲させてもらおうよ、とダンナが言うので
ムスメの応援は息子だけかな、と思っていたら…

当日、友人二人の姿が!

話を聞いた友人がうごいてくれたのです。
そしてその日は…酸欠&貧血で、主人がはりついていてもおそらくムリだろう
ってことで、仕方ないから10月の14日。ムスメの誕生日にシフト変更しようとしていたら、必死にセンセイを説得してくれている二人の声が!

「お願いします。どうか、車から一目見るだけでも。約束をまもらせてあげたいんです。(Sちゃん)」
「でも、酸素吸入しなければ辛いのはくじぇさんです…それによっておそらくかなり苦しくなると思いますが…でも、私も母親ですからお気持ちはよく理解できます(S先生)」

「私が、酸素ボンベの管理をします(STちゃん)」

「…(S先生)」

「…(くじぇ)。

あの、、くじぇ車から一歩も出ません。
それは約束します。

車の中から、手を振って、写真だけ…撮らせてください」

ボンベの容量を考えると1時間が限度らしいので必ず一時間で戻ると約束をかわし

後ろを向いて目をつぶってくださったセンセイ…

「はやく、時間がない!急ごう!」

車椅子にはすでにボンベがついてる
先に行って車出す!

と走り出すSちゃん

酸素を少しでも減らすまいとなるべく話をするなとゼスチャーするSTちゃん。

車に乗り込んだところで今出たからお昼休みに入退場門前で息子とムスメをつれて待ってて!

と電話をいれてくださり…

無事、時間通りみんなに会え…

ムスメには酸素がたりないから、後でビデオ見せてね、といい
ママも降りてご飯たべよう!というムスメに

センセイとのお約束だから、写真だけ取って病院に戻るねといったら
ちゃんと聞き分けてくれました。

なるべく早く戻ろうと思ってた。

後ろ向いて、目をつぶってくれたセンセイのキモチにうそをつきたくなかった。

35分間の外出でした。

戻ってどきどきしつつ血中酸素はかると

行きより持ち直していました。
血圧も。

写真も…

お弁当は妹や母、ダンナの母が助けてくれていました。

みんなが助けてくれた運動会

もちろん、スタッフのみんなも喜んでくれました。

あれから数日。ほんとに安静にしてました。

体調は順調に回復してきています



びっくりした!

2006-09-24 13:59:22 | Weblog
長い事ごめんなさい。
実は2日ほど前の夜中の3時頃、あまりの苦しさに病院に戻りました…血中酸素は82
お医者様に絶句されました。
深海で生活してたのとおんなじやで\(◎o◎)/!
って…しかもどうやら胃潰瘍ができていて…(笑)

痛くなかったん?
と聞かれて
痛かった…

我慢しすぎ…

とあきれられました。
今も酸素マスク生活れす…ちびの運動会のすごく感動的なお話はまた次回…

も~いいかい?まぁだだよぅ

2006-09-17 10:52:13 | Weblog
さてさて。

もういいかげん腹水生活にも飽きてきたなぁ(笑)

…などと思っていたら今度は両足にまで水がやってきた。
見た目はびっくり。サリーちゃんをすっとばして象の足(笑)

これは結構遊べます。

ぎゅっと握るとわっかに痕が残るし
ボールペンのお尻とかで押してくと絵がかけるし(笑)

おお!リンパ液大移動!

などとひとりで盛り上がってだるだるな気持ちをごまかしてます(笑)

ひざ下がむくむと太ももの太さとあんましかわらないんだな。

むにんむにんして、不思議な歩き心地

でも、データは悪くなってないからご安心を。

ただ、体調の差が激しいので
更新も不規則で…面目ない

食事はすごいですよぉ!

ギョーザとかもいけちゃいますよぉ!

これ、腹水ちゃって腹脂やったらどないしよ。

階段にご注意

2006-09-10 18:04:17 | Weblog
外泊中イチバン大変なのがコレ。

今までココまで長く寝たきったことなかったからなぁ(笑)

何が今イチバンつらい?
といわれれば

腹も、他にもつらいけど…

筋肉痛、かな。


なんかね、もう。
筋肉痛の範疇をこえちょる

もともとスポーツなど、やったことのないくじぇ…

長時間座るだけで
腰が砕け散りそうです(笑)

みんな、絶対笑うよぉ。
おさるさんのように
四つんばいで階段をのぼるくじぇ(笑)

いやもう比喩とかでなく(笑)




ぽろぽろ

2006-09-08 10:33:12 | Weblog
突然ですが…


外泊してます

ほんまに突然決まって。
腹の子も産まれぬまま…

それで昨日は一日大忙し。

CT撮って、輸血…血小板とFFP5単位
シャワーが決まってた日だったのでシャワーさせてもらい…
部長回診があり、病棟主任の回診があり…主治医の先生方の回診があり…

明日はたまたま輸血フリーだから、一回帰ってみるか?

で、やめようか、どしようかちょっとだけ迷ったけど…

くじぇのココロの叫びは

「…カエリタイ…」

だったので

思い切って帰ることにしました。

で、突然帰ったので、ムスコもムスメにもサプライズだったらしく。

ぽかんとしたムスメは走りよってくるなり、満面の笑みで第一声!

「ママ!赤ちゃん産まれるの!?」

…笑…

「ちゃうて。これなぁ、水なんてさ。肝臓に薬の副作用出てん。せやから今回は
ほんまに動かれへんから、助けてなぁ…しっかし、汚い部屋やなぁ。
あんまし汚いと、肺炎なったりするからとまれへんで」

と、言ったとたん。

うわぁぁぁぁぁぁんっ

と、びっくりするような勢いで泣き出したムスメ。

…いつも、電話もしてこないし
ママ友に聞いてもいつもにこにこして笑っててあまり寂しそうに見えないらしいムスメは

どうもくじぇ似のようです。

必死に、耐えてて、やっと、やっと会えて
なのに、とまれへんで、って言ったひとことで
ぷつっとガマンの糸が切れたのでしょう。

ああ。

そうか。

この子もか。

なんとも言えず切なくなりただ、抱きしめて
ぽろぽろとナミダがこぼれました。

「まま。
おしっこ出なくても、寝る前には一回いっとこうよ。
(ムスメはうちの腹の水を尿がでないせいだと認識したらしい。)
うちも、したくなくてもいけば出ることもあるよ。」
と言い、
トイレの前でくじぇを黙って待ち
出てきたくじぇを横から黙って支え

「いいんだよ、まま、でなくても。
そのうちにでるよ。座ってみただけでいいんだよ」

と、

トイレトレーニングしてもらってました。

子育ても何もできなかったうちを。
気の利いた手料理ひとつ作れないうちを。

だけど、

出来うるだけの気持ちを残そう。
うちに、できることで。
そう感じた昨日。
わき腹に感じた自分以外の体温。