チュエボーなチューボーのクラシック中ブログ

人生の半分を過去に生きることがクラシック音楽好きのサダメなんでしょうか?

芥川也寸志の妻・紗織さん(1953)

2014-11-12 23:21:30 | 日本の音楽家

週刊朝日昭和28年11月22日号より、芥川也寸志の妻・紗織さんです。

文を読むと、奥さんが怒ってしまうようなダメだしっぷり。大丈夫だったんでしょうか?でも本心ではないんでしょうね。照れくさがる性格?NAXOS等で芥川作品を聴くときに参考になります。

ちなみに手前のお子さんは有名な芥川麻実子さん。


NHKカラー番組「音楽は世界をめぐる」(1966)

2014-11-09 23:59:53 | どうでもいいコーナー

『グラフNHK』昭和41年1月号より、カラー番組「音楽は世界をめぐる」の紹介です。

総合テレビで毎週水曜日午後9時40分から放映。

↑ 山田和男指揮東京フィルハーモニー交響楽団。フルートが最前列にきています。

 

クラシック・バレエ団エトワール。


堀内完ユニーク・バレエ団。

 

当時のカラーテレビでバレエがどんな感じに映っていたのかは、裏表紙のテレビの広告が参考になります。人工頭脳19型大画面。

 

この「音楽は世界をめぐる」はなんとなく、本当のクラシック・ファン向けの番組ではなかったようですね。

ついでながら、現在のNHKではどんどん普通にまじめなクラシック音楽の番組が減ってきてしまいつくづく残念です!

 

↑ 本当にかなりマジメな内容だったんですね。。。視聴率2%(文芸春秋漫画読本1966年1月号より)

 

 

オマケですが、グラフNHK同年同月号に載っていたクラシックのレコードの広告です。みんな生きていた!


アルゼンチンで日本の歌を紹介したソプラノ歌手ジョリー・グレッコ(1939)

2014-11-08 23:50:38 | メモ

昭和14年頃、中南米諸国には汎米主義の嵐が吹き荒れており、20数万の移住邦人はとても不安な毎日を送っていたそうです。

そんな中、タンゴの国アルゼンチンで日本の歌が紹介され、絶賛されるという出来事がありました。

1939年秋に同国で開催された国際揺籃歌謡独唱音楽会(揺籃歌=子守歌)には世界13カ国の代表歌手が参加したそうですが、日本代表としては美術商横濱健吉夫人でソプラノ歌手のジョリー・グレッコさんが出演しました。



グレッコさんが歌ったのは山田耕筰の「子守唄」。これが他の諸国の子守歌を圧倒して人気を博し、はるかに芸術的だと絶賛されたということです。

山田耕筰の子守歌って、中国地方の子守唄のことでしょうね(ねんねこしゃっしゃりま~せ~)。こういう感じの歌がアルゼンチンでウケたとは。

↑ 子守唄をうたうグレッコさん。子供の人形のそばには65型の4K液晶テレビ!



その音楽会のあとも、グレッコさんは引き続き音楽会やラジオ放送で日本紹介に努めていたそうです。

↓ 第二回日本音楽の夕(1940年秋ブエノスアイレスのテアトロ・デル・プエブロ劇場※)




この演奏会も大成功だったようです。弦楽四重奏曲、インベンションというのは誰の作品でしょうか?

とにかく、ジョリー・グレッコさんのような、日本のために努力された外国の方のことを忘れちゃいけないですよね。

(音楽新潮昭和15年3月号及び12月号の記事より)

※Teatro del Pueblo 1931年に創設されたアルゼンチンで最初の独立した劇場。


ベートーヴェン交響曲広告全集(1931~1935)

2014-11-06 19:28:42 | メモ

昭和11年~15年の『音楽新潮』(十字屋発行)からベートーヴェンの交響曲のSPレコードの広告を集めてみました。結構当時の雰囲気がわかります。

 

第1番 メンゲルベルク【昭和15年12月号】 音質も良くなってきていたんですね。コンツェルトゲボウ!

 

 

第2番 エーリヒ・クライバー【昭和14年3月号】 ベルギー国立管弦楽団のことでしょうね?

 

 

第3番 ヨッフム【昭和14年5月号】 英雄ともなると6枚組になっちゃうんですね。

 

 

第4番 メンゲルベルク【昭和15年4月号】 野村光一さんの推薦の言葉付き。

 

 

第5番 フルトヴェングラー【昭和13年5月号】アルバム、額面用肖像写真、そして総譜まで付いてくるとは、大サービスですね。

 

 

第6番 トスカニーニ【昭和13年5月号】 大トスカニーニ!

 

 

第7番 トスカニーニ【昭和11年2月号】 たくさんの方が推薦しています!

 

 

第8番 メンゲルベルク3枚目。【昭和14年12月号】 録音中の写真付き広告(ハープがいるけど?)

 

 

第9番 ヨッフム【昭和13年12月号】 9枚組。ナチス・ドイツが誇る鬼才!

 

。。。この頃のクラシック・ファンは意外なほどに充実した音楽生活を送っていたようですね!


第6回日本音楽コンクール出場者(1937)

2014-11-04 00:50:12 | メモ

「音楽新潮」昭和13年4月号に「本年度音楽コンクール(4月9、10日夜日比谷公会堂)出場の人々」の顔写真がありました。

有名な方もいれば、そうでない方もいらっしゃいます。どちらかというと著名でない方のほうが興味ありますね。他の書籍等で「再会」したときの喜びがより大きいです(病気?)
以下、日本音楽コンクールホームページの入賞者一覧も参考にさせていただきました。

【声楽部門】 1位は該当なしだったようです。

2位 横田孝

 



3位 竹内静

 

 

3位次席 桑原ウメカ(男性?それとも笑かし系衣装?)

 


3位次席 笹谷 靖一郎

 

 
3位次席 手塚久子

 


入選 留田武

 


入選 光信貞禄




【ピアノ部門】

1位 藤田晴子(1918-2001)

 


2位 渡邊八重子

 


3位 鷲見五郎(三郎、四郎、五郎すごいっす!)

 


入選 池田敏子

 


入選 後藤治子

 


織本豊子 レオニード・クロイツァーと結婚

 



【バイオリン部門】

1位 巖本真理(メリー)(1926-1979)

 


2位 星出イト子

 


3位 多久興(おおのひさおき、1915-1979)

 


【作曲部門】

1位 小船幸次郎(1907-1982)作曲家、指揮者。

 


2位 江文也(こう ぶんや、1910-1983)台湾出身の作曲家、声楽家

 


3位 市川都志春(いちかわ としはる、1912-1998)

 


網代栄三(あみしろ えいぞう、1914-)

 

皆さん、またどこかでお会いしましょう!