ジュディット・ゴーティエというフランスの女流小説家は、日本趣味の小説も書いているため我が国でもちょっと有名な人らしいです。
Judith Gautier (1845-1917)
彼女は、1866年にカチュール・マンデス(Catulle Mendès, 1841-1909)というやはりフランスの詩人と結婚したんだけれど、すぐに彼から離れ、1876年頃からある期間はリヒャルト・ワーグナーと不倫関係にあったそうです。ワーグナーっていつもなんかすごい。
その頃の、ワーグナーからジュディットへの手紙が一冊の本になっています。1964年発行。全部フランス語なので内容がわかりません。
字はわからないけれど、写真のページを開くと、ひとつだけ楽譜が手で書かれた手紙がありました。何が書かれているのか知りたい。
(↑ 1877年12月11日または12日。手紙全体の3分の1)
いったい何の楽譜なんでしょうか?
Voilà le "pène né après le fils"
ネットで機械翻訳してみたら。。【これは「ボルトの後に生まれた息子」です】
。。。何のこってす?ナルト?
直後の文にヒントがあるかと思いやはりGoogle等で翻訳してみたんですが
Mais parlons des choses sérieuses!
Comment va le mal de tête?
Et les courses dans les rues boueuses?
Oh! j'avais de la boue sur mon pupitre!
Vous l'aurez reçue, cette malheureuse épreuve du Parsifal imprimé?
Oh! quelle goût d'imprimerie!
J'étais furieux, et je tiens à ce que tout soit nouvellement imprimé.
(ここまでで入力の限界)
「しかし、重大なものについて話しましょう!頭痛がどうなるか?そして、泥だらけの通りのレース?ああ!私は、机の上に若干の泥を持っていました!あなたは、印刷されたパルジファルのこの不適切なテストを受けましたか?ああ!印刷はどんな味!私は激怒していました、そして、すべてを新しく印刷するようにします。」
。。。もしかしたらパルジファルの試し刷りが出版社(ショット社?)から届いたんだけど、間違いだらけだったのでワーグナーが激怒したとか?
楽譜もパルジファル関係なんでしょうか? それともまったく別の曲かなあ。
ちょっとずつナゾを解明していきたいと思います。
「ジュディット・ゴーティエと東洋ヘの夢」を拝見し彼女のことがよく分りました。
随分と恵まれた家系に生まれたんですね。特に父親が「ジゼル」の作者、母親がバレエのジゼルの主役の妹だということには驚きました。
彼女は日本の和歌の仏語訳を韻文に仕上げたり、東京駅周辺のことを想像で書いたりしたんですね。それに日本語まで習得していたとは!確かに彼女の名は我が国でもっと有名になっても良いと思います。何しろ「ジュディット・ゴーティエ」でググると自分の書いたテキトーな記事が上のほうに表示されてしまうくらいですから。。
他の記事も読ませていただきます。今後ともよろしくお願いいたします。
3年半前ぶりのコメントありがとうございます。この零細ブログを覚えていてくださりうれしいです。
facebookに移行されたのですね。
「ブログ」は時代遅れっていう人もいますが検索されやすいんですかね。
自分はもともと古い話題中心でやっているのでこれからもクラシックな形式であるブログでやっていこうと思っています。
ですのでここのgoo blogさんにはずっと頑張って頂きたいです。
本の夢 小さな夢の本さま、これからもよろしくお願いします。facebookも拝見します!