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かべ日記

日々感じたことを、ひたすら記録。
積み重なった言葉が何かを生み出す…はず!!

2014-07-12 11:57:01 | Soccer & Futsal


録画していて、よーやく見れたW杯の準決勝アルゼンチン対オランダの試合。
お互いに得点が入らない凡戦だ…という批評もあったが、僕の中では今大会で最も熱くなれた試合の一つだ(と思う)。

特に僕の心に一番響いたのが、この場面。

延長後半に入る場面、円陣を組むアルゼンチンの面々。
最初は監督が一つひとつ何かを身振り手振りで選手に語りかけている。
選手達は気持ちが入った様子で、それぞれが何かを叫びあっていた。

興奮してんなあ…
気合い入ってんなぁ…
勝ったら決勝だもんなぁ…

僕はそう思いながら、なんとなく画面を眺めていたのだが、そんな時に画像の場面が映し出された。

中心はアルゼンチンのマスチェラーノ。
輪の中で、人差し指を示し、皆に語りかけ出した時の様子だ。

それまで個々に高ぶる気持ちを確かめ合っていた選手達の動きがピタッと止まる。全員がマスチェラーノの言動に集中していく。チームが一つになっていった。…ように、僕は感じた。

メディアではアルゼンチンはメッシのチーム(実際、主将は彼だ)、そう取り上げられることが多い。
実際、彼の存在・力はアルゼンチンにとって不可欠である。

でも、この円陣の様子を見て、このチームの中心が誰なのか、よくわかる場面だった。

試合でもそうだ。
誰よりも声を出し、誰よりも危険な場面に顔を出す。
それに倣うように、全選手が必死の形相で走り回るアルゼンチンというチーム。

チームになっていくって、こういうことなんだなぁと実感。目的を共有できるって、難しいからこそ素敵だな。

決勝の相手はドイツ。
チームとしての完成度はドイツの方が高い。でも、アルゼンチンの「熱」は見ているこちらも熱くなれる。

楽しみだ。

でも月曜の朝なんだよなぁ💧
まあがんばって起きよ👍


熱かった。

2011-02-28 21:16:03 | Soccer & Futsal
少し前のことだが、湯島の梅祭りに行ったついでにサッカーミュージアムへ寄道してきた。

地下の有料ゾーンでは、昔懐かしい写真などの展示の数々。
ドーハの悲劇で有名なイラク戦の作戦ボード(模造紙)をみたときには、
思わず写真を撮ってしまった。

ドーハ当時の僕は高校1年。
あのころは無条件で日本代表に感情移入し、自分のことのように熱くなっていた。
ロスタイムに同点を許した瞬間、中継していたテレビ東京スタジオの空気に負けないくらい落ち込んだ。

今はそこまで夢中になれているのはない。
単純に若かったのかな?
老けたのかな?

そんな事をふと思う、ゾロ目になった三十路男でした。


<オフト直筆の作戦ボード。よくみると今のバルサの先取り!?>


<'98W杯の面々。一番好きだった「アジアの壁」、なぜこの写真なんだ…>


<湯島の梅。満開にはほど遠かった>

ヒロミジャパ~ン

2010-09-05 13:20:49 | Soccer & Futsal


行ってきました、昨日の日産スタジアム。
盛んにW杯のリベンジを…!、と煽られたパラグアイ戦。

正直、移籍したばかりの海外組を呼んでまで行う意味があるのか、と思った今回の試合。
移籍初心者の選手達に、予選などの公式戦までに欧州と日本との往復体験をさせる意図が
あるのかな、と無理やり解釈して観戦した一戦。



結論からいうと面白い試合だった。

パラグアイのボール回しに前半の日本は手も足も出なかったが、徐々に自分たちも
ペースをつかみ出し、五分の展開に持ち込んでいた。

こういったレベルの相手と今回のような内容の試合を続けていければ、
日本にとって本当の意味での強化試合になるのかなとも実感。

来年招待されている南米選手権に向けて、パラグアイから再度試合を申し込まれたとも今朝の記事で読んだ。
これはパラグアイからも認められた証拠。
とてもいいことだと思う。
(次のグアテマラ戦は…!?という気持ちはあるけど



個々で見ると、香川のゴールへの意識の強さ、本田の安定感、長友のクロスの精度の高さを実感できた。

特に長友は本当に左足のクロスがうまくなった。
ミスキックは殆ど無かったと思う。意識のある選手はどんどん伸びていくんですな。
見習おう

原さんが監督というのは意味不明だが、試合自体は楽しめた。
ザッケローニがこけたら暫定的にヒロミジャパン復活、となりそうで怖くもあるが、
W杯と同じ面子でも日本はこれだけできたはずだよという姿勢をうち出してくれたことは
よかったと思う。

ただ、松井や長友がボールを持つたびに黄色い声援が飛んでいたスタンドの空気も変わってくれるといいんだけどな…



流行語と実態

2010-01-09 22:45:06 | Soccer & Futsal
国立に高校サッカーの準決勝を見に行った。

小学校時代に三浦文丈の清商を見に行った際に、カップラーメンの熱湯で両手に大やけどを負って以来、何度か観戦に訪れている国立・準決勝の舞台。
当時、救護室に連れて行かれて包帯で両手をグルグル巻きにされた時のことをふと思い出しながら、千駄ヶ谷門をくぐった。

第1試合は山梨学院が2-0で矢坂中央を破り、第2試合は青森山田が終盤にまさかの同点に追いつかれたものの、PKでなんとか関西大学第一をくだした。


どのチームも「国立」を意識したからか、セーフティなプレイばかりが目立ち、サッカーとしての面白さは正直感じることができなかった。(青森山田の10番・7番と前線・サイドが絡むプレーは面白かったが)

帰宅後、「スポーツナビ」で試合後のコメントを読んでいて気になったことが一つ。まずは同サイトからコメントを抜粋させていただく。


「矢板中央の高橋健二監督は試合前、『われわれは全員で組織的なサッカーを展開しよう。まずは、(相手ボールホルダーに対して)接近をして1つのボールに対してゾーンを敷いて対応。もし展開されたときには全員で連動して対応し、それでもゴール前に運ばれたときには体を張って守る』と、守備に関して段階を分けて細かな指示を出していた。」(安藤隆人氏のコラムより)


岡田さんが代表監督になってから「接近」や「展開」という言葉が広まっているようだ。
代表が顕著だが、日本のサッカーにおいて流行る言葉は守備面限定で使われることが多いように感じる。
上記コメントでもそうだし、オシム時代の「走る」も、プレス時のランニングに置き換えられているのが今の岡田ジャパンだ。

古くは「ゾーンプレス」もそうだが、日本人はサッカーを守備から考える習慣が出来上がっているのではないかな。
守備に関しては細かく指示を出す指導者は多いが、攻撃面で的確な指導に成功しているのは数年前の野洲高校だけ。

海外で攻撃力・得点力を磨き評価された選手も、代表合流時に守備面ばかり指摘されることで自分のプレーに迷いが生じ、輝きを失っていく場合がほとんどだ。(もちろん他にも要素はあっただろうが、高原・本田・森本を岡田日本が潰していっている気がするのはぼくだけ!?)


イタリアのカテナチオを敬遠し、スペインやバルサの攻撃的サッカーを「好き」と公言するサッカー関係者は多い。
でも、いざ本番になると「好き」を追求できなくなる日本人。

いっそのことイタリアのサッカー文化を徹底的に取り入れたほうがわかりやすくていいんでないかな。(サッカーファンとしては面白くなくなるけど)


以上、素人なりの感想でした。



責任

2009-09-10 20:13:37 | Soccer & Futsal
ガーナ戦を振り返っての感想。

オランダ戦後、僕は今回の欧州遠征における収穫はゼロだと記した。
でもガーナ戦を終えて1つだけ大きな収穫を得ることができたと感じている。


中村俊輔だ。

オシムが倒れ岡田監督になってからの俊輔は、チームの全てを背負いこんで戦っていた(ように感じる)。
パスの回し方・走るタイミングなど全てを自分で考え、仲間に伝えていた。国際経験が最も豊富な自分がやらなくてはいけない、そういう意志がびしびし感じられた。
だが、同時に少し空回りしているようにも見てとれた。まるでドイツ大会時の中田のように。

典型的なのが彼のポジショニングだ。
登録では右MFのはずの彼が、ほとんどボランチの位置でボールをこねくりまわすことで中央のスペースがなくなり、後ろから飛び出す(追い越す)選手は必然的にサイドに流れる。
そのサイドに流れた選手がセンタリングしようにも、中央に俊輔が飛び込んでいくわけでもなく、センタリングの受け手が少ない状態が続いていた。

だが、俊輔と代わった本田はサイドに張り続けた。それにより中央にスペースが生まれ、稲本が飛び出すことができた。
俊輔がジダンのように絶対的な力を持つなら構わないが、現時点で彼の個人技が通用するのはアジアまで。周りとの協力なしにはそれ以上のレベルは難しい。

「俺が何とか」という気持が強すぎ、スペースに走らずにボール保持者に近寄ってしまうプレーは、少なくとも今回の遠征2試合では弊害を生んでいた。
良くも悪くも「代表=チーム俊輔」になっていた。
監督が彼だけは途中交代させなかったチームには、試合を見ている僕らが希望を見出すことはできなかった。

だが、ガーナ戦。
俊輔は自分抜きでも逆転に成功したチームの姿を見ることができた。

彼はどう感じたか。
正直、悔しさに似た感情も少しはあったのではないか。
もしもそうなら、日本代表はまだまだ強くなれる(気がする)。

チーム全体ではなく自分自身のプレーを振り返るきっかけになって欲しい。
純粋に自分の動き方だけを追い求めて欲しい。
チームのことは岡田監督に全てを任せればいい。少なくとも監督は人に責任を擦り付けるような元監督(ブラジル人)とは違い、人間性は信頼できる人だ(と勝手に僕は認識している)。

まずは自分のプレー、動き方にもう一度「責任」を感じて見つめなおせるか。


僕ら一般人にも言えること。長年同じ職場にいるとついつい自分よりも周りに目がいくようになる。
もう一度自分の「責任」を見つめなおそう。

以上、思いっきり自戒もこめて書いてみた。