Gipsy Etiquette

08年春から東京で独り立ちしたYasuの奮闘日記

chance

2005-06-03 | Weblog
3/6/2005

今日はちょっといい話♪

留学のいいとこは、いろんな国の人と友達になれることももちろんのこと、いろんな日本人とも出会えること。同じ留学生の中でも、日本各地から人が集まっていて、その子たちと友達になれたので、日本に帰ってから、各地を旅してみるのも面白いかもしれません。

みんな高いお金を出して、イギリスまで留学しているのだから、俺のような“ふわふわした気分”で来ている奴よりも、筋の通ったというか、考えのしっかりしている人たちが多いです。

今日はそんな先輩方から、色々な尊いお話を聞くことができました。

聞いているうちに自分がどれだけ“甘かったのか”を実感できました。
なぜ留学しているのかをもっと真剣に考える必要があります。

まず、将来の明白な目標を持つことが大事。
恥ずかしながら、もうすぐ二十歳になるにもかかわらず、俺は自分の中で将来の設計が全く出来ていません。あえて言うなら、昔から音楽が好きなので、音楽関係の仕事に就きたいという考えがありますが、あまりにも漠然としすぎていて、明白な目標とは程遠いです。

その次にこの留学を考えて見ます。
なぜ大金を払い込んでここイギリスに留学しているのか?留学している誰もが考えさせられる質問ですが、理屈の通った自分なりの理由を説明できる人は少ないかと思われます。僕も含めて多くの人が、「英語をしゃべれるようになりたいから」と口をそろえて答えますが、「なぜ英語を喋れるようになりたいのか?」と二つ目の質問をすると、多くの人は答えを見つけられずに下を向いて黙ってしまいます。

もはや、日本の中で英語を喋れることは当たり前になっています。英語が喋れるから、就職できるのか?英語が喋れるから“出来た”人間なのか?この答えは、明らかに「NO」です。

「英語が出来ること」を最終のゴールにしてはいけません。
英語はツール(道具)です。英語を使って何をするのか?英語を将来どのように役立てていくのか?見落としがちですが、この答えを見つけるのは意味のあることです。

自分の中でゴールを持ち、そのゴールに向かって、順序づけてすすんでいくこと。最終の目標はどれだけ大きくてもかまいません。「世界平和」?「会社経営」?「ロックのエンジニア」?何でもいいんです。ただ、そこに向かうために、今からどうすべきなのか?それを真剣に考えないといけません。

それらの最終ゴールを手に入れるために、段階を持ったまた別の「目標」を作ります。あまりいい例ではありませんが、「階段」を作っていく感じではないかと思います。自分のほしいものが、手の届かない、高いとこにあったとします。そうするとほとんどの人が、台を探すのではないでしょうか?台を持ってきて手を伸ばしてみます。まだ届きません。そうすると次は、台の上にもうひとつ台を乗せて、挑戦するはずです。

きちんと計画して「台」を積み上げていくこと。これが今の私に必要なことと思われます。
すべてを論理的に考えて、目標を持って行動すること。もとから、行動力のない私ですが、とても大事なことです。

この留学は二度とない大きなchanceということをけして忘れてはいけません。
今まで自分について深く考えたことのなかった自分にとって、自分を見直すいい機会だと思っています。

いろんなことを聞き、自分なりにまとめてみましたが、何分お酒が入ってたため(笑)、ぬけてるとこや、誤解もあるかと思います。私の文章力のなさで、うまく表現されてない箇所も多々見受けられますが、自分の中では、もっと“しっかりしたモノ”をつかんだつもりです。

どうもありがとうございました。

PS 写真は、お話しを聞けた、伝統あるパブです。フラッシュがついているので、明るく見えますが、本当はもっと薄暗いです。けしてきれいなパブとは言えませんが、この古臭い雰囲気から、イギリスパブの伝統を感じ取れます。


「今日のお薦め」
the clash [ tommy gun ]
パブの中で流れてた曲。セカンドアルバム「Give'em Enough Rope/動乱(獣を野に放て)」に入ってます。1stと3rdアルバムが世界的に有名ですが、個人的に2ndも気にってます。まあ、彼らパンクスには、将来もへったくれもないんでしょうね・・・。