北京市内のデパートやショッピングモールに行くと、海外のブランドの洋服や靴、化粧品などなど、たくさんのお店がたくさんの人達でにぎわっています。店員さんたちも、メイクも髪型もバチッと決めた、きれいな人達でいっぱいです。
お値段も決してお安いものではありません。先日ryuryuが買ったメンズのシャツは500元です。今のレートでJP\10,000。うちはユニクロファミリーなので、1着¥10,000ものシャツは5着分くらいに相当します。
ま、それが5折(ウージャー)50%引きだから買ったのですが、そんな高価なものでも売れています。
以前は秀水街(ショウシュイジエ)というような、露天のお店が通りにびっしり並んでいるようなところで、多くの人たちが(外国人観光客を含め)値段交渉をしながら、アウトレット価格の洋服を買っていました。もしくは、国営デパートの衣料品売り場で、国産の商品を買っていました。今ではどこに行っても高層ビルや高層マンション低層階はショッピングモールになっていて、本当に色んな国の色んなブランドのお店を見ることが出来ます。(海外のブランドでも、大部分がmade in China!なので、国産には変わりないんですけどね(笑)
国際モーターショーの中国展覧会の写真など、ご覧になったことがありますか?
その女性たちのきれいなことったら!小さなお顔にはきれいなメイク、スラリと伸びた身長と手脚、さらさらの長い髪、そして、身体にピタッとした洋服、しかもミニスカート。
街を歩いていると、そのような女性にたくさんお目にかかります。北京は中国の首都であり、とっても都会なので、田舎よりはるかにそういう女性の数は多いに違いありません。
男性も、ファション雑誌から飛び出したような、モデルのような男の子たち。はやりのヘアースタイルにカッコイイ黒いコートをはおり、風を切って歩く肩は、私の頭よりはるかに上を通り過ぎていきます。
本当に中国人は「いい洋服」を着るようになったのね~と思いました。
日本の銀行の方とお話をしました。彼は中国の外国ブランドの商品の価格設定について「ブランドの自国のものより、少し高めに設定されている」と言っていました。なぜなら、中国人は「よいもの=高価である」という概念が根強く、「商品の価格が安価であるとその商品のことを信用しない、高価であると「これは外国のよい物」と信用する」というように価格と信用度は比例しているのだそうです。
納得!!それは昔からそうで、私が妊娠中、ビタミンを買うことを中国人の女性に相談すると「絶対中国製のものは、安いけれど危ないから買わないように。アメリカ製のものの方が高いから絶対にいいんだから」と価格の高いものを薦めてくれました。
市場で野菜やお肉などを値切って買うことも少なくなっているようです。なぜなら、小区(シャオチュー)=地区には必ずあった「菜市場(ツァイシーチャン)」がなくなってしまい、スーパーマーケットがどこにでもあるようになり、きれいに並べられたものを手に取り、かごに入れ、レジでお金を払うことが普通になってきたからでしょう。そんなところで売られている商品も、ジュースや国産ビールなどを除くと、物価は日本と変わらないようです。やっぱり中国人はお金持ちなのですね。
グレーの印象しかなかった街の様子は、たくさんのイルミネーションでキラキラと輝いています。人々の服装も、さまざまな色に変わり、北京が一大都市であることを感じてきます。
そうそう、カップルもとっても多くなりました。夫婦であってもホテルで同じ部屋に泊まるには「結婚証明書」なるものが必要だった国です。その国の男女がしっかりと身体を寄せ合って歩いていたり、手をつないでいたり、スターバックスでコーヒーを飲んでいたり・・・インターネットを通して人々が外の世界をたくさん知るようになり、自由な思想、個人主義的な思想が広がっているのですね。
彼らがデートをしているスターバックスも、以前は建国門の友誼商店に1店舗あるだけでしたが、今では176店舗あるようです。上海は264店舗、香港は119店舗、いったい中国全体ではどれだけのスターバックスがあるのでしょう?800店舗くらいはありそうですね。この数字は日本全体の店舗数よりも200店舗くらい少ないのですが、もともとコーヒーを飲む人がいなかった国で、この10年ほどの間にこんなにたくさんのコーヒーショップができてしまうとは驚きです。日本の1つの都市で、10年余りで1店舗だったものが170店舗にも規模が拡大していった企業があるでしょうか?もちろんスターバックスだけではありません。台湾式のコーヒーショップや日本の上島珈琲などもありますから、世界のコーヒー豆の価格の高騰を引き起こした一つの原因と言われていることも納得できます。
なんとなぁく、思いつくままに中国のことを書いているので・・・
そうねぇ、中国の外食産業についても書いてみることにしますね。
つづく