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バイオリンレイトスターター hiroの日常 (ただいま バイオリン休止中)

お墓参り

2006-12-17 | その他
今日は昨年に亡くなった友人のお墓参りに行ってきました。
大学のゼミの仲間で、終わった後に忘年会もやろうということだったのですが、当初言われたのは、4時に現地集合。お墓参りなんだからもう少し早くしようと私が提案して何とか3時集合にしてもらいました。今回集まったのは私以外全員男。みんなこういう常識ないなあとがっくり この時期暗くなるの早いんだから、考えて欲しいですよね

私の使った電車は12分に1本。最寄り駅からはバスと書いてあるが、バスは1日に数本しかない事をHPで調べておいたので、泣く泣く一人Taxiにのりました。で、集合場所の霊園の事務所に着いたのが集合15分前。もちろん誰も来ていないし、待合事務所は掃除中。手持ちぶさたになってしまいました。

ここは霊園という雰囲気ではなくて、比較的新しい、公園みたいな場所でした。墓石も低く、墓石には趣味のもの等の柄が彫られていたり、石造物が飾られていたり、『ありがとう』等のメッセージが彫られていたりするし、芝生が一面に敷き詰められて、クラシックが流れる、少し珍しい雰囲気でした。

あんまり時間があったので、友達のお墓の場所を聞いてみようと、眠っている友達の名字をいうと「ああ」という顔をしてすぐにわかり、目の前まで案内してくれました。事務の方がおっしゃるには、私を見た時に、その人のお参りじゃないかと思ったそうなんです。若い女の子も男の子も、ほんとによくお墓参りに来る人が絶えないんだとおっしゃっていました。特に女の子が多いんですって。眠っている友達は妻子ある男の子なんですけどね~ 彼はとても親切で楽しくていい人で、グルメだったし、所属していたサークルも女性が多かったからでしょうね!
亡くなっても沢山の人に慕われるってすごいなあと改めて人柄を思うとともに、やっぱり早すぎる突然の天国への出発に切なくなるのでした。
彼のお墓は、名前の漢字一字の他、ト音記号や♪が彫られたものでした。奥さんとも吹奏楽で知り合った、音楽好きな彼にはぴったりなのかもしれません。

で、色々感傷に浸ったり、掃除が終わったあとの待合室でコーヒーを頂いたりしながら3時を過ぎても誰も来ないじゃないですかまったく
思えば、こういう時にいつも時間通りくるのは、ここに眠っているMくんくらいだったのかもしれません。
5分を過ぎた頃、事務室に一本の電話が。遠い駐車場に止めてしまったため、行き方がわかりませんというものだそうで、「お待ちの方じゃないですか?」と親切に教えてくれました。外で待っていると入り口とは全く反対側からSくん登場。奥さんに送ってもらったらしい。「あれー?誰もきてないの?遅刻するって誰かに電話しようと思ったんだけど誰にすればいいのかわからなくて」
他のメンバーに悪気はほとんど見られず、結局6人全員揃ったのは30分後。
こっちは待ちくたびれたよー
4時集合だったら5時くらいになってたんじゃないの?!と思ってしまいます。


私が微妙に馴染んでるのだか馴染んでいないのだかわからないこのメンバー、話を聞くのはとても面白いです。筆頭は今日中に北陸地方にある家まで帰らないといけないIくんで、来月丸々一ヶ月南米に旅行するんだそうです。本当はべルーのマチュピチュに行きたかったんだけど、飛行機が取れないので、とりあえずブエノスアイレスに行くんだそうで。
あれで公務員とは思えない。有給をほとんど使って1ヶ月も休んだら、普通の会社にはいられないよねー!!

彼は本当に色々な経験をしていて、武勇伝を聞くのは本当に面白い。
これまでも、お正月にインドに行ってみたり、シベリア鉄道にロシア人と同室で揺られてみたり、イランに行って寄り道をしたら週2便しかない飛行機に乗り遅れて、テヘランから「仕事休みます」て電話したり、学生時代には四国お遍路の旅に出てた事もあるし、「軽く旅行に行った」という先がエジプトだったりする人なのです。私自身はそういう経験はしないと思うので、貴重な話を聞くのは楽しいですよ♪でも同じ職場にいたら、嫌だろうなー(笑)

でもよくよく考えてみると、みんな結構珍しい所行っていましたね。今は多くは普段普通のサラリーマン。半分が結婚して子供もいて、あちこち行けるのは独身者くらいみたいですが。
不思議なゼミの仲間達ですが、もう10年以上の付き合いなんですよね~。卒業後毎年のように会うことになるとは学生時代には思いもしませんでした。卒業後早々に亡くなった同期がいて、それがきっかけでOB会には出ないのに毎年お墓参りで会うんです(教授に不義理ですね~
来年からは、年に2回、集まることになるのでしょうか。現在は全員揃うと8人。この先数十年、もうこれ以上、一人も欠けることなく集まりたいものです。

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