平野の建築的採集

気になるもの 集めます

ペプシのステッカー

2006-11-20 23:30:06 | 汚れの研究
ほとんど読めなくても 波板にへばりついていても ペプシの看板と分かる。
けなげです。
これからもがんばってほしいです。

コップの直径

2006-11-14 23:46:15 | わくわく物件
レストランに入って出てきた湯呑み(左がわ)。
飲みづらい。直径が小さすぎるのだ。測ってみると
  直径 5.5cm
ではどれくらいの直径なら許されるだろうと横に並べてみたのがガラスのコップ。これは普通のコップで飲みごこちにまったく問題はなく、直径は7.5cm程あるのではと思って測ったらなんと
  直径 6.1cm
ほんの数ミリの差で感じがまったく変わってしまうのだ。
円という形が持つ強さの表れでもあるだろう。

大仏様はなぜすたれたか。

2006-11-12 01:14:23 | わくわく物件
東大寺の南大門。浄土寺浄土堂とともに数少ない大仏様(よう)の遺構である。大仏様がなぜすたれたかについては、日本人の感性に合わなかったということが一般に言われている。それだけだろうか。
そう思いつつ南大門を見に行った。確かに工事現場の足場のような印象を与える建物だ。構造的に明快で、豪快な建物だが、優雅さはない。
さらにしばらく見ていて気が付いたのは、この建物の施工手順だ。基礎が出来た段階で次にやることは柱を立てること。その柱が屋根までの通し柱であるので貫を施工するまで柱を固定しておくのは大変ではなかっただろうか。1階づつ作っていくわけにはいかないのだ。鎌倉以降山中に伽藍が建てられることを考えると、施工の難しさが大仏様の衰退の一番の理由ではないだろうか。
 ただ工期短縮には貢献しただろう。おそらくトキョウを地上で柱に取り付けたうえで柱を立てただろうし、そのあと手早く貫を配せば建物の骨格が完成してしまう。大型クレーンが一台あればスイスイ建てかたを進められる建物なのだ。