今日は天気が良くお休みだった。絶好のピクニック日和。遠出する体力気力はないので近場の公園でレジャーシートを広げ あのパンを食べることにしよう。即実行。パンを食べているとカラスが物欲しそうに寄ってくる。 小枝で軽く追い払ったがまた じわじわと寄ってくる。カラスはまだいいが私は 鳩の攻撃には滅法弱い。あの横目で足元までやって来られると寒気が走る。この公園には 鳩がいない。 だから好きだ。カラスは子供が無邪気に 追い払ってくれた。ありがとうありがとう!そして 私はパンと一体になった。しかし いろんな人が私の横を通り過ぎる。レジャーシートを広げているのは子連れの若いママたちが中心で一人で花見がてら パンを食べているのは昼には早いということもあり まあ 私くらいのものである。しかしその至福の時間 後ろから 歩んできた方の足がなんとなく 私の左前方で止まった。その人は「お時間少しもらえますか？2、3分でいいんですけど怪しいものではありません」とおっしゃる。80前後くらいのウォーキングスタイルおじいさんがそこにいた。 仕事柄高齢者に冷たくするわけにはいかないと思っているので「 5分くらいならいいですよ 」と話に応じた。 聞けばテレビで見知らぬ人に話しかけると脳にいいと言っていたのでやっているということであった。なるほどなるほど それは何と言うかよくわかる。このご時世 知らない人に話しかけるのはとても勇気のいることだ。 ましてや 目的も共通の話題もないならなおさらだ。その人は70歳までは大企業の出向先かなんかで働いていたらしいが さすがに 今では リタイアして コロナ もあり スポーツジムも辞め今は 週に数回長めの距離を歩くことにしているそうだ それ以上の話題はないので 「じゃあこれで」とおじいさんは去って行った。その後 私は残りのパンをかじり本を読み、行こうと思っていた眼科の午前の受付時間が終わる前にと公園を立ち去った。
眼科では ドライアイの点眼薬の相談をしたが新しく開発された 点眼薬をゲットした。新しければいいのかどうかはわからないが 目先が変わったことに 何か喜びを感じる。
気分が良かったのでさらに足を伸ばし 新しいパン屋さんを開発しようとスマホで目星をつけたお店のパンを購入した。そのパンを 夕ご飯に食べる。そしてあのパンを超えるパンにはなかなか出会えないことを今日も思い知ったのでございます。
