天瀬ひみかのブログ 『不思議の国のAmase』 AMaSe IN WONDeRLaND

僕たちの旅、ここではないどこか、幸福な場所へ。

ヘルメスの「エメラルド・タブレット」全文

2017-05-09 03:18:47 | 日記
こは偽りなき真実にして、確実にして極めて真正なり。

唯一なるものの奇跡の成就にあたり、

下なるものは上なるものの如く、上なるものは下なるものの如し。

万物の「一者」の考察によってあるがごとく、万物はこの「一者」より

適応によりて生ぜしものなり。

「太陽」はその父にして、「月」はその母、「風」がそを己が胎内に宿し、

「大地」が乳母となる。

それは万象の創造の父である。

その力は、「大地」の上に完全たり。

その力が「大地」に向かえば、「大地」より「火」を分離し、
粗大なるものより精妙なるものを分離すべし。

大賢を持って、そは「大地」より「天」に静かに上り、再び降る。

優れるものと劣れるもの、その力を二つながら受け入れん。

かくて汝、全世界の栄光を我がものとし、ゆえに暗きものは全て汝より飛び去らん。

そは万物の最強のものなり、何となれば、あらゆる精妙なものをも圧倒し、
あらゆる固体に浸透せんからである。

かくて、世界は創造されり。

かくのごときが、ここに指摘されし驚くべき適応の源なり。

かくて、世界智の三部分を有するがゆえに、ヘルメス・トリスメギストスと呼ばれけり。

「太陽」の働きにつきて、我が述べたることに、欠けたることなし。


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