2006年8月14-15日:北海道 日高山地最高峰あこがれの「幌尻岳2052m」に登頂した。
前日早朝に「雌阿寒岳」登山後、日勝峠を越えて午後、日高町ー平取町の旅館に入る。当旅館は幌尻岳登山の客が集う所で、今夜も数組の幌尻登山客が泊まっている。明日の登山予定は天候が下り坂に入ってきているので、明日中に幌尻岳に登頂し、幌尻山荘に泊まって、翌翌朝には沢を下って、下山することにして早々と眠りに着く。翌朝は2時半に起き2:47旅館を出発、登山口駐車場に3:41到着。身支度後明るくなってきた4時に登山開始。林道を1持間50分歩き、取水ダムに5:50に到着。
朝食後(アブが多く、じっとして食事が出来ない)、いよいよ沢沿いの登山道に入る。すぐにちょっと難しい岩をトラバースして15分で渡渉開始地点に着く。ここで登山靴を地下足袋に履き替える。いよいよ渡渉だ。水は冷たく心地よい。深さはここ2週間ほど日高地方は雨がなく、膝下程度で楽しく渡渉できた。計23回の渡渉を繰り返し、幌尻山荘のすぐ下が最後の渡渉で7:58山荘到着。宿泊手続きし、軽荷に変えて、直ちに幌尻岳登山に向かう。しばらくは樹林帯の急坂が続く。「命の水」を過ぎれば、尾根に出て、展望が開け目の前に鳥蔦別岳(とったべつだけ)の三角の鋭鋒が姿を現した。目指す「幌尻岳」はまだ見えない。ハイマツと岩の連続する急登を続けると急に緩斜面の道となり、お花畑の続く道となる。左前方には幌尻岳がガスの合間に見えてきた。左下は大きな草つきのカールとなっており、一面がすごいお花畑である。ウサギギクの黄色が目立ち、イワギキョウ・トカチフウロ・エゾシオガマ・ミヤマオダマキ・ミヤマアケボノソウ・イチヤクソウ等々枚挙に暇が無いほどだ。この辺りからガスが濃くなってきて、幌尻山頂もガスに隠れるようになってきた。花の道はなおも続き、ますます濃くなるガスの中を登っていくとどうやら標識が立っている山頂がガスの中に見えてきて11:21ついに憧れの「幌尻山頂」に立った!残念ながら山頂は濃いガスの中ではあったが、はるばるやってきた感慨がふつふつと湧き上がってきて、思わず、しばらく寝転んだ。山頂は誰もいない静かな山頂であった。しばらくしたら札幌の若者二人組みがやってきてその一人が「やったー!この山には来られないかと思っていたよー」と叫んでいたが、こっちも同じ心境であった。40分ほど山頂にいたが、ガスも晴れないので、「さらばさらば幌尻よ」と心で叫びつつ、下山した。山荘に戻ったのは14:28であった。山荘前で夕食を作り、食事後、やることもなく眠りにつく。翌日は皆さん早々と暗いうちから起き、身支度を始めた。外は小雨が降っているので、早めに登る人達だ。こちらは下るのみなので、明るくなって川面が見えるようになった4:30に小雨降る中、沢を下って下山した。駐車場には7:49に到着し、ついに長年の夢であった「幌尻岳」登山を終えたのだった。
<<行程>>
8/15:平取町旅館出発247==国道から林道への入口250==登山口駐車場341-取水ダム550(600)-渡渉開始点616(625)-幌尻山荘758(820)-命の水941-幌尻山頂1121(1200)-命の水1320-山荘1428(泊)
8/16:山荘430-渡渉終了点555(605)-取水ダム620-駐車場749

渡渉の記念写真。

23回目の渡渉が終わった所が山荘であった。

尾根に出るととたんに鳥蔦別岳の三角の鋭鋒が目に飛び込んできた

左下には草つきの大カール、登山道はお花畑の中を行く。楽しい所だ。黄色いウサギギクが大きな群落を作っている。

お腹に大きなカールを抱いているような立派な雄姿の「幌尻岳」だ

幌尻岳山頂に着いた時はガスのなかであったが至福の一時を過ごした。大感激!山頂には人っ子一人もいない。
前日早朝に「雌阿寒岳」登山後、日勝峠を越えて午後、日高町ー平取町の旅館に入る。当旅館は幌尻岳登山の客が集う所で、今夜も数組の幌尻登山客が泊まっている。明日の登山予定は天候が下り坂に入ってきているので、明日中に幌尻岳に登頂し、幌尻山荘に泊まって、翌翌朝には沢を下って、下山することにして早々と眠りに着く。翌朝は2時半に起き2:47旅館を出発、登山口駐車場に3:41到着。身支度後明るくなってきた4時に登山開始。林道を1持間50分歩き、取水ダムに5:50に到着。
朝食後(アブが多く、じっとして食事が出来ない)、いよいよ沢沿いの登山道に入る。すぐにちょっと難しい岩をトラバースして15分で渡渉開始地点に着く。ここで登山靴を地下足袋に履き替える。いよいよ渡渉だ。水は冷たく心地よい。深さはここ2週間ほど日高地方は雨がなく、膝下程度で楽しく渡渉できた。計23回の渡渉を繰り返し、幌尻山荘のすぐ下が最後の渡渉で7:58山荘到着。宿泊手続きし、軽荷に変えて、直ちに幌尻岳登山に向かう。しばらくは樹林帯の急坂が続く。「命の水」を過ぎれば、尾根に出て、展望が開け目の前に鳥蔦別岳(とったべつだけ)の三角の鋭鋒が姿を現した。目指す「幌尻岳」はまだ見えない。ハイマツと岩の連続する急登を続けると急に緩斜面の道となり、お花畑の続く道となる。左前方には幌尻岳がガスの合間に見えてきた。左下は大きな草つきのカールとなっており、一面がすごいお花畑である。ウサギギクの黄色が目立ち、イワギキョウ・トカチフウロ・エゾシオガマ・ミヤマオダマキ・ミヤマアケボノソウ・イチヤクソウ等々枚挙に暇が無いほどだ。この辺りからガスが濃くなってきて、幌尻山頂もガスに隠れるようになってきた。花の道はなおも続き、ますます濃くなるガスの中を登っていくとどうやら標識が立っている山頂がガスの中に見えてきて11:21ついに憧れの「幌尻山頂」に立った!残念ながら山頂は濃いガスの中ではあったが、はるばるやってきた感慨がふつふつと湧き上がってきて、思わず、しばらく寝転んだ。山頂は誰もいない静かな山頂であった。しばらくしたら札幌の若者二人組みがやってきてその一人が「やったー!この山には来られないかと思っていたよー」と叫んでいたが、こっちも同じ心境であった。40分ほど山頂にいたが、ガスも晴れないので、「さらばさらば幌尻よ」と心で叫びつつ、下山した。山荘に戻ったのは14:28であった。山荘前で夕食を作り、食事後、やることもなく眠りにつく。翌日は皆さん早々と暗いうちから起き、身支度を始めた。外は小雨が降っているので、早めに登る人達だ。こちらは下るのみなので、明るくなって川面が見えるようになった4:30に小雨降る中、沢を下って下山した。駐車場には7:49に到着し、ついに長年の夢であった「幌尻岳」登山を終えたのだった。
<<行程>>
8/15:平取町旅館出発247==国道から林道への入口250==登山口駐車場341-取水ダム550(600)-渡渉開始点616(625)-幌尻山荘758(820)-命の水941-幌尻山頂1121(1200)-命の水1320-山荘1428(泊)
8/16:山荘430-渡渉終了点555(605)-取水ダム620-駐車場749

渡渉の記念写真。

23回目の渡渉が終わった所が山荘であった。

尾根に出るととたんに鳥蔦別岳の三角の鋭鋒が目に飛び込んできた

左下には草つきの大カール、登山道はお花畑の中を行く。楽しい所だ。黄色いウサギギクが大きな群落を作っている。

お腹に大きなカールを抱いているような立派な雄姿の「幌尻岳」だ

幌尻岳山頂に着いた時はガスのなかであったが至福の一時を過ごした。大感激!山頂には人っ子一人もいない。