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比企山歩人の山日記

山好きな野郎がカメラ片手に各地の山を訪ね歩いた足跡を日記に綴ります

吉田登山道を麓から五合目へ-1:浅間神社~バス停中ノ茶屋入口

2013年08月10日 | 3 最新の山日記
2013年7月2日:現在、歩いて麓から富士山へ登れる唯一の登山道であり歴史の道100選にも選定されている「吉田口登山道」を歩いて五合目まで登って見た。富士山頂へは2度登っているがいずれも五合目から登ったもので、一度麓から登って見たいとかねてより思っていたので今回念願がかなった。但し今回は五合目で引き返す往復登山とした。
数回にわたって詳細にレポートするが、第1回は登山の起点である麓の富士吉田市にある「北口本宮富士浅間神社」に登山の安全を祈念して登山門をくぐってスタートしバス停中ノ茶屋入口までとする。とにかく「馬返」までは車でも行ける舗装路歩きで登山と言えるものではないが我慢しよう。
五合目までは休憩入れて5時間強ほどであったが、とにかく馬返までの舗装歩きはちょっと嫌になる。
=今回の歩行程=
北口本宮富士浅間神社:6時30分ー大塚丘6時35分(6時37分発)-富士山遭難碑6時39分(6時41分発)-東富士五湖道路6時59分ー雪中山篭記念碑7時8分ー泉瑞入口7時9分(泉瑞7時17分ー本道戻り7時29分)-スバルライン分岐・バス停中ノ茶屋入口7時35分


五合目までの経路地図

今回は神社から大塚丘、富士山遭難日そして泉瑞に立ち寄ってスバルライン分岐のバス停中ノ茶屋入口まで。

先日のお山開きの祈年祭が行われた茅の輪くぐり等の飾り付けが残る「北口本宮富士浅間神社」に登山の安全を願ってまず参拝。

本殿西脇にある登山門(富士山の扁額がかかった鳥居)をくぐって、いざ!出発!なおお山開きの時にはこの門にしめ縄が張られ、木槌で断ち切るという神事が行われたそうだ。石段の右手には「富士北口登山本道」と刻まれた石柱がある。

登山門・鳥居をくぐって5分ほど行くと左手に「大塚丘」を見る。ここは日本武尊東征のおり、この丘に登り富士の霊峰を遙拝したところで、里人が丘上に社殿を建て浅間大神を祀り、日本武尊を合祀した。その後延暦7年(788)甲斐守紀豊が丘の北東に社殿を創立し浅間大神を遷座させたのが今の北口本宮富士浅間神社の始めらしい。

丘の上にお社が鎮座。なお、この道路右手には遊歩道入口の看板がある。舗装路には歩道がないので安全を見てこの遊歩道を利用してもよい。遊歩道は未舗装で馬返まで舗装路に並行して走っている。

ここで一服。明治末期の登山風景、中ノ茶屋付近であろうか?

さらに2分ほど先の左手に「富士山慰霊碑」が立っている。

この付近、赤松が林立し見事である。これは寛政年間(1624-1643)に当時の城主が信州からアカマツ3万本を取り寄せ植林したもので、富士山の積雪が融解して発生する土石流を防ぐためであったという。道は芝生がきれいに植えられた「諏訪の森自然公園」を左手に見て進む。やがて東富士五湖道路をくぐる。

今度は右手に雪中山篭記念碑という石碑を見る。富士講の人が雪山の富士に登った記念碑らしい。

その反対側に未舗装路が林の中に伸びている。これは「泉瑞」への入口である。寄り道をしていこう。泉瑞とは源頼朝が浅間明神祈願の際、鞭で傍の石を穿つとそこから泉が湧いたという逸話がある湧水(今は枯れている)で江戸時代には富士八海のひとつであったという。

今は地元の人にきれいに整備され、小さな祠が立っている。

周辺には石碑が数個見られ「泉瑞」の石柱も立っている。


赤い鳥居が数基立つ、泉瑞入口。

鳥居の先に祠。

元の本道に戻り、先を急ぐ。やがてスバルラインへの分岐に出る。自動車の殆どはここを右折してスバルラインへと向かう。

登山道は直進して行く。この交差点には「中ノ茶屋入口」というバス停があるが、入口とはいえども中ノ茶屋までは、もう少し歩かねばならない。写真は来た道を振り返っている。
今回はここまでで、次回この先をレポートする。
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戸隠高原ミズバショウハイク

2013年06月16日 | 3 最新の山日記
2013年5月9日:長野県戸隠高原・戸隠森林植物園にミズバショウ観賞ハイクに出かけた。この森林植物園は戸隠神社奥社に向かう参道の西側にある広い湿地帯で「小鳥の小道」「水芭蕉の小道」「小川の小道」等の木道の散策路が整備されており、四季折々に湿原の花々が咲き、心地よいハイキングが楽しめる。この日は水芭蕉を求めてのハイキングで好天に恵まれ、水芭蕉も最盛期を迎えていて最良のハイキングであった。

清楚な水芭蕉

園内には至る所に水芭蕉が見られるが、ここは水芭蕉の園で特に素晴らしい群生が見られる所。後方の木の間からは岩峰の戸隠山が見えている。

植物園とその周辺案内看板。

駐車場から少し歩いた所に戸隠神社奥社の鳥居があるが、ここを左に行くと植物園に入れる。このまま奥社への参道を行って、随神門から左に入ってもよい。

これは園を外れた個所で撮ったもので、このように園を外れた所でも水芭蕉は見られる。

こちらも園から外れた場所に群生して咲いていた水芭蕉。

木道の両側に咲く水芭蕉。

黄色い花はリュウキンカ(キンポウゲ科リュウキンカ属)。

水芭蕉に混じってリュウキンカもきれいに咲いている。

水芭蕉はサトイモ科ミズバショウ属

水芭蕉の名は花が終わった後、芭蕉に似た葉を出すことからきている。

白い花のように見えるのは仏炎苞。
コメント (2)
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駒形富士と六道山ハイク

2013年04月21日 | 3 最新の山日記
東京都下瑞穂町から武蔵村山市にまたがる狭山丘陵西端に位置する小さなピークである「駒形富士山:標高194m」と「六道山」を早春の一日、ハイキングしてみた。駒形富士山には低山ながら一等三角点が設置され、また六道山山頂には高さ13mの展望台があり、丹沢、富士山、奥多摩、奥武蔵等の山々や東京スカイツリーも眺められる360°の展望が素晴らしい。2時間ほどで歩け、手軽な展望ハイキングとして楽しめる。コースはいくつかあるが今日は瑞穂町役場から駒形富士山に登り、六道山を経て里山民家経由で瑞穂町役場に戻る周遊コースを歩いた。

瑞穂町役場のすぐ近くで正面に石段を見るのでこれを登る。

石段を登り、後ろを振り返ると町が見渡せる。登った所には慰霊塔や記念塔が建つ。

スカイホールの右脇を進み運動場を半周してフェンスを出て右に山道を登って行く。

途中、石仏が建つ。古くからの信仰の道を窺わせる。

右に案内板を見ながらさらに山道をゆるやかに登って行く。

しばらく登ると雑木林に囲まれた明るい広場に出る。駒形富士山の山頂で一等三角点が設置されている。

一等三角点。

山頂から南に進むと真新しい「狭山懸橋」という橋を渡る。

その先で「出会いの辻」に出る。さらに南に進むと「六道の辻」に出る。ここには道しるべを兼ねた文化10年(1813)に造立された「六道の庚申塚」が立っている。ここは古くからの交通の要衝であったことが説明板に書かれている。

フェンスに沿って舗装路となった道を行くとすぐに「六道山公園入口」に着く。ここが六道山で展望台が建つ。

展望台から東方に西武ライオンズの本拠地の西武ドームの銀傘が見えるが、この方向にスカイツリーが見えるらしいがこの日は春霞で見えなかった。

さらに西方には丹沢山塊や奥多摩の山が見えるが、富士山は霞んで写真には映らない。

展望台を南に下ってすぐの処に右手に下る山道があるのでこれを下る。やがてのどかな谷戸(岸田んぼ)に沿って歩くようになると前方に茅葺屋根の「里山民家」が見えてくる。

この里山民家は江戸時代中期の民家を復元したもので、内部を自由に見学できる。

里山民家から民家の中の細い道を行くと「須賀神社」に出る(写真)。この先で旧青梅街道に出られバス停からバスに乗ってもよいが、歩く場合は旧青梅街道に沿って静かな住宅街を歩いて出発地点の瑞穂町役場に戻る。
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富士登山 御師の家

2013年02月27日 | 3 最新の山日記
富士山は古くから信仰の山として崇められてきたが、8~9世紀には度重なる噴火で人々は恐怖心から噴火を鎮めることを願って各地に浅間神社を建てた。12世紀には噴火も収まり、崇拝の山から修験道者の登拝の山へと移って行った。江戸期に入ると一般大衆も登拝するようになり富士登山は盛んになって行った。同時に各登山口には多くの宿坊ができた。この宿坊は「御師」と言われ宿や食事を提供するだけでなく祈祷を行いお札を配る等の神職の集団の宿だった。「御師」は「御祈祷師」を略したもので、伊勢神宮やこの富士山の御師が有名である。

河口浅間神社(山梨県富士河口湖町)は旧鎌倉街道に面して建ち、ここからは山梨の甲府や長野、埼玉方面からの登拝者が多く、140ほどの宿坊があったという。

この河口浅間神社鳥居の対面に、今も残る「御師の家」がある。

御師の家:梅谷(本庄)の門は、寛政12年(1800)建立。

「富士山牛玉」は御師が登拝者に配った富士山の絵札の内のひとつで護符として信仰された。古くは阿弥陀三尊が描かれていたが、江戸後期には木花開那姫命を中心とする三神像になった。お札は版木に彫ったものを和紙に墨で刷ったもの。

御師の家:梅谷(本庄)の本宅。この建物は安永5年(1776)に建てられたもの。河口では唯一残っている貴重な建物である。
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新潟・弥彦山

2013年01月04日 | 3 最新の山日記
2012年11月16日:新潟県弥彦神社を参拝しロープウェイにて山頂駅に上り、そこから徒歩で東京スカイツリーと同じ高さの標高634mの弥彦山山頂を目指した。

先ずは山麓にある越後一宮である「弥彦神社」に参拝。

弥彦神社からは鬱蒼とした杉の木立の中「万葉の道」という山道を歩きロープウェイ山麓駅に向かう。

万葉の道を行くと左手に弥彦山登山口を見るが今日は楽をしてそのままロープウェイ山麓駅に向かう。

十数分で山麓駅に到着する。(なお、ここまではシャトルバスも運行されている)

ロープウェイは5分でロープウェイ山頂駅まで運んでくれる。

ロープウェイから眼下に弥彦神社や越後平野が望める。

山頂駅前広場:塔のようなものはパノラマタワー。

山頂駅と越後平野を望む。

日本海に浮かぶ佐渡島を望む。

少し上ったところにあるレストハウス南側にある「やひこざくら」は山桜の変種で樹齢200年以上。

同じ場所から南東方向を望む。

さらにレストハウス北側からは山頂駐車場と北側双耳峰の多宝山(633.8m)が望める。

さらに634mの弥彦山山頂を目指して歩くこと15分ほどで山頂に着く。

山頂には弥彦山の奥の宮「御神廟」が鎮座している。

御神廟には弥彦神社の祭神「天香山命」と妃神「熟穂屋姫命」が仲良く祀られており縁結びの名所として知られる。

山頂からの展望はすこぶる良く佐渡島はもとより、眼下の日本海には寺泊方面が望める。

さらに目を東南方向に転ずれば長く蛇行して流れる信濃川が望める。

そして北東側をみれば双耳峰の一方の多宝山が見える。
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紅葉の西沢渓谷

2012年11月05日 | 3 最新の山日記
2012年10月30日:紅葉を期待し山梨県にある「西沢渓谷」を訪ねた。西沢渓谷は奥秩父の国師岳の東面を源流とする笛吹川の上流域にあり、奥秩父を代表する美しい渓谷だ。この渓谷は比較的短い距離の間に滝、渕、釜が次々と連続して現れ、見るのに忙しいほどである。初夏のシャクナゲの時期も良いが、紅葉の時期も大変素晴らしい渓谷美を楽しめる。遊歩道もよく整備されていて歩きやすいが、結構登り下りがあり、また注意して歩かないと谷への転落事故も発生しているようなので気をつけて歩きたい。

渓谷入口付近には広い無料駐車場や民間の有料駐車場があるが、国道140号線をくぐった先に一般車両進入禁止のゲートがある。ここから歩きでのスタートとなる。

コースは一般的には反時計回りに周遊する。往きに渓谷美を楽しみ、後半の帰路は森林鉄道の軌道跡コースを歩き出発点に戻ることになる。

しばらくは舗装された広い道を歩く。左手に赤いネトリ橋を見るようになれば往きと帰路の分岐点となる地点は近い。

ナレイ沢に架かる橋を渡る時に右手に「ナレイ滝」を見る。

すぐに往きと帰路の分岐点に出る。トイレがあり休憩には良いところだ。ここは橋を渡らずに直進する。(写真右手の道)

すぐに甲武信岳登山口の看板のある鶏冠林道を右に分け、さらに直進する。

すると今は休業中の西沢山荘前に出る。目指す西沢渓谷はここから左手の細い下り道に入る。なおここには「笛吹川を溯る」という田部重治文学碑があるので寄って見る。

この先で鉄製の吊橋を渡るが、ここは東沢と西沢が落ち合う二俣というところだ。

長さ60m、高さ15mの揺れる二俣吊橋を渡るが、ここから見る上流側の紅葉と景色が素晴らしい。

吊橋から見る上流側の景色。人口のせき止めダムの流れと周囲の紅葉の向こうに岩峰を見せるのは「鶏冠山」だ。

吊橋を渡って樹林帯を登って行くと対岸に落差14mの大久保沢の滝「大久保の滝」が見えてくる。滝見台から全容を見ることができる。

さらに急な木製の上り階段を登って行く。次に現れるのが「三重の滝」で名の通り、三段に流れ落ちる滝で全体の高低差は約8m。ここも滝見台から全容が眺められる。

三重の滝のすぐ先に丸い大きな岩が現れる「フグ岩」という。

その先で渓谷は極端に狭くなり流れが速い。ここは「ウナギ床」という。

すぐ先で今度は「人面洞」という所に出る。写真の左端部の岩肌がが人面に見えるというがどうでしょうか?

しばらく行くと落差7mの「龍神の滝」に出る。渓谷一番の七ツ釜五段の滝に次ぐスケールで見ごたえがある滝だ。

今度は左手高みに細く流れ落ちる「恋糸の滝」を見る。

さらに狭く急な渓谷道を登り切ったところで眼下に落差6mの「貞泉の滝」を見る。この辺りの渓谷美は素晴らしい。

続いて「母胎渕」という箇所に出る。小石が激しい流れで渦を巻き、長い間に岩を浸蝕してできる「甌穴」だ。日本有数の甌穴のようだ。

しばらく渓谷を眺めながら行くと「カエル岩」が現れる。天を仰いだカエルに見える。(写真中央の黒い岩」

いよいよ核心部が近付いてきた。写真の方杖橋を渡って渓谷右岸に移ると渓谷最大の見もの「七ツ釜五段の滝」が近い。この橋の上からその滝の最下段の豪快な水しぶきが見える。

橋を渡り沢の高みを登りきると滝見台に出る。さあ!渓谷最大で美しい落差50mの滝「七ツ釜五段の滝」だ。

この滝見台からは4段にしか見えない。最上部が見えていないのだ。

滝見台の先で後方を見ると、さきほど渡った「方杖橋」が見える。

沢の右岸を登ると最上部の釜が見えてくる。

西沢渓谷ポスターに見られるのがこの位置からの写真だ。実に美しい。

渓谷最後の滝は落差6mの「不動滝」。この滝は近くに寄れないので遠くから眺めることになる。滝の右手には旧不動小屋がある。

望遠で撮影した不動滝。

不動滝からしばらく急登するとコース最高所に出る。ここは森林鉄道軌道跡で黒金山登山入口である。

黒金山登山入口の看板。

ここからは渓谷を離れ、高みを軌道跡沿いにのんびりと紅葉を眺めながら歩く。左手には常に鶏冠山が見えている。

時折、名前が附けられた橋を渡る。

軌道跡を5分ほど歩くと左眼下に「七ツ釜五段の滝」を俯瞰できる橋に出る。「五つ渕」と呼ばれるところだ。

「いこりころばし」という説明板に出る。森林軌道を行くトロッコはブレーキだけで下るため大変危険であった。ここで彦一さんと猪虎狸(いこり)さんが操作を誤り転落したことからこの名が付いたという。

この先で「大展望台」という場所に出る。紅葉の中に鶏冠山が聳えていて思わず歓声がでるところだ。

旧森林軌道の説明板。この軌道跡は旧三富村とJR塩山駅を結ぶ三塩軌道とよばれ全長36kmあったという。

途中、トロッコの見本が置かれていた。

やがて軌道跡は終り林道に出る。林道を少し下ればネトリ橋に出る。橋を渡れば、往きに分かれたトイレのある場所に出る。ここからは往路にたどった道を戻る。
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伊吹山

2012年09月07日 | 3 最新の山日記
2012年8月20日:夏盛のこの日、2度目の伊吹山ハイキングに出かけた。10数年前、最初に登ったのは雨模様の日で麓の民宿に泊まって、朝ごはんを頂いてそこから登山を開始して登頂したのだが、花の時期でもなく天候も悪く、ただ登ったというだけで終わってしまった伊吹山であった。今回は天候も良く、花の時期でもあり、しかも車で頂上直下の駐車場まで登ってしまったので登山ではなくハイキングか散策といった感じであったが、高山植物も結構見られて満足であった。

ちょうど、人がいなくなったところを見計らって山頂写真をパチリ。標高は1377m。

伊吹山と言えば、なんといっても「シモツケソウ」時期的にはやや早いのか山頂部に群落が見られた程度だったが、最盛期には山一面を赤く染め上げるのだろう。

標高1260mの山頂直下の駐車場から山頂を望む。

今日は西遊歩道コースから登り、中央遊歩道コースを下りることにして出発。

登る途中から駐車場を望む。紫の花はルリトラノオ。

シモツケソウを前面に頂上を望む。

鮮やかな紫の「ルリトラノオ」群落。

ルリトラノオとシモツケソウ。

頂上付近にはシモツケソウ群落が。

山頂より、琵琶湖を望む。

山頂を少し下ると白い「サラシナショウマ」の群落が風に揺れていた。
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日向山登山

2012年08月06日 | 3 最新の山日記
2012年7月31日:山頂が白砂に覆われて白い山頂を見せる特異な山である「日向山:1660m(山梨県北杜市)」に登ってみた。登山口は矢立石でここに十数台駐車できる。山頂までは1時間30分程度で手ごろな登山コースだ。周回コースにするには雁ヶ原から急斜面の鎖や鉄梯子を使って下るやっかいな錦滝へのコースとなる。滝からはあちこち崩れたままの林道を30~40分あるけば駐車場に周回コースで戻れる。

矢立石の登山口駐車場。標高は1000mほど。

登山口からは頂上まで1/10~10/10まで10等分されて案内される。中ほどには江戸時代の石像がある。また美林の唐松の林などと鳥の声を聞きながら頂上を目指す。頂上手前には三等三角点があり、ここからは頂上がすぐである。

いきなり樹林の中から白くまぶしい白砂に覆われた日向山山頂1660mに躍り出る。右手には八ヶ岳が大きく裾野を広げている。

そして左手には南アルプス・甲斐駒ヶ岳が高くそびえている。

花崗岩の奇岩・白砂の向こうに八ヶ岳。

甲斐駒ヶ岳の左手に鳳凰三山の地蔵岳のオベリスクも見えている。

雁ヶ原からの八ヶ岳。

雁ヶ原を下ると錦滝への下り道の指導標がある。ここから急激な下り道を下って行くことになる。

岩混じりの所々にロープがある急な下りを注意しながら下る。

このような鉄梯子を下ると滝も近い。

錦滝に躍り出れば、足ががくがくする下りは終わりだ。ここにはあずまやがあり、休憩できる。ここから尾白川渓谷に下る林道は崩壊して廃道となっている。駐車場へは左に林道を行く。林道はあちこちで崩壊しているが歩くには問題ない。30数分で駐車場に戻った。
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つつじ咲く赤城山

2012年06月11日 | 3 最新の山日記
 2012年6月7日:ツツジ満開の頃と思い、赤城山の一峰である「鍋割山・1332m」と「荒山・1572m」に登ってきた。6年前にも登っているがその時はツツジが余り咲いていなかったので、ツツジ満開の時に登って見たいと常々思っていたが今回実現した。前回は鍋割山登山口から直接鍋割山に登ったが、今回は姫百合駐車場に車を置き、すぐ近くの荒山高原登山口から登った。ツツジの季節とあって多数の登山客の車が駐車していた。今日は当登山口から荒山高原ー鍋割山ー荒山高原ー荒山ー非難小屋ーつつじが原ー荒山高原ー荒山高原登山口の周遊コースをとった。

姫百合駐車場:ここに車を駐車。トイレあり。

荒山高原登山口:駐車場のすぐ近くにある。

荒山高原に設置してある地図:上部が荒山高原登山口、赤文字の位置が荒山高原、左下が鍋割山、右上が荒山の位置。

登山口から35分ほどで荒山高原に到着。期待通りヤマツツジやミツバツツジが咲いていた。ここは十字路になっており、南は鍋割山へ、北は荒山へ、東はつつじが原へ続いている。

ここから鍋割山をピストンする。途中に咲いていたズミの花。

鍋割山に至る稜線。至るところに真っ赤なヤマツツジが咲いている。

中にはこのようにヤマツツジのトンネルをくぐる個所もある。

途中、火起山、竈山という小ピークを越えて荒山高原から35分ほどで鍋割山1332mの山頂に立つ。

荒山高原に戻り、今度は西尾根を荒山に向かう。途中にはシロヤシオツツジが目立つようになり、赤いヤマツツジとのコントラストが美しい。

シロヤシオツツジは余り目立たず清楚で控えめに咲いている。

荒山高原から40分ほどで、1572mの荒山山頂に立つ。木立が邪魔をし展望は少ない。ひっそりと祠が立っている。

ここから南尾根を下って避難小屋へ向かう。途中に写真のようにヤマツツジが密集している所があった。

ひさし岩を過ぎ20分ほど下れば避難小屋に着く。左に下れば軽井沢峠、まっすぐ下るのは赤城温泉への道。私は右へつつじが原へ向かう。

非難小屋近くにある標識。鍋割山/箕輪とある方向がつつじが原への道。

避難小屋から30分ほどでつつじが原到着。ここも十字路でまっすぐ下ると森林公園登山口、左に行くと赤城温泉、右に行くのが荒山高原への道。

ここは芝生広場があるので、大休憩には最適の場所で、やや遅い昼食のラーメンを作って食べた。ヤマツツジが周囲を彩り、今登ってきた荒山(写真)が見える。

つつじが原というだけあって、真っ赤なヤマツツジが多いところだ。大休憩後、10分ほどで荒山高原に戻り、さらに車を駐車した姫百合駐車場へ戻って今日の山行を終えた。
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大ナゲシを登る:西上州

2012年06月06日 | 3 最新の山日記
2012年5月24日:岩山と春は岩稜に咲くツツジが美しい西上州の山の一角、深谷久弥の百名山の一つである両神山に派生する岩稜の尾根にピークをもつ中に「大ナゲシ」という岩山がある。標高は1532mで標高は高くないが、西上州の山特有の岩山で岩場に慣れない人には少々手ごわい個所がある。ツツジも咲くころと思い5/24出かけて見た。登山口はかつては金山三千軒と言われたほどに活況を呈した日窒鉱山の今は廃屋となってしまった最上部にある旧社宅が残る赤岩橋となる。

マイカーで秩父市内を抜け、国道140号を大滝で左に分け、中津川沿いの県道210号線を走り、さらに出合いで右に神流川沿いの林道に入る。金山という地区に日窒鉱山秩父鉱業所がある。今は当時の面影は無く、一部は廃墟となっている。鉱業所の上部、赤岩橋手前の駐車スペースに駐車。ここからは写真のように赤岩岳の岩峰が見える。

登山道は今は廃墟となってしまった無人の廃屋(社宅)の中を行く。

廃屋の高みに赤岩岳(1570m)がそびえる。

廃屋の奥の登山口に「左・赤岩神社入口 右・群馬県上野村ニ至ル」の石標がある。

時折、前方に現れる赤岩岳を望みながら登って行く。

1時間ほど登ると前方に空が見え、峠が近いことを知らせる。結構きついところだ。

赤岩峠は、かつては採掘が盛んであった金山鉱山への上州(群馬)側からの重要な交通路であった。昔、何人もの人がこの峠を行き来したと思うと感慨深いものがある。

峠からはミツバツツジ咲く向こうに「大ナゲシ」の岩峰が見えている。峠をそのまま真っすぐ下ると群馬側の赤岩橋登山口へ、右に行くと赤岩岳に至る。

今日は赤岩岳は後日にまわし、峠を左に大ナゲシを目指す。後を振り返ると赤岩岳の岩峰が聳え立っている。

大ナゲシへの稜線は登り降りをくり返しながらミツバツツジ咲く中を進む。

急下降を2度繰り返しながら進むと北面に数輪咲き始めたシャクナゲが現れる。

最大鞍部から登り返していくと突然、眼前に岩場が現れる。頂上への最大の難関の岩場だ。

ここには右と左とに分かれる矢印がある。右へ登るのはロープあるものの垂直に近い岩場で慣れない人にはきついので左に回り込んだ方が易しい。しかしそうはいってもクサリに頼って岩を登り、トラバースして行かねばならないので注意を要する。

クサリ場の途中から見た岩場は垂直に近い。

ここを登り切ればミツバツツジ咲く展望のよい小広い1532mの大ナゲシの頂上だ。

先ず、目に飛び込んでくるのは、赤岩岳の岩峰で、その奥に岩の稜線が両神山に続いている。両神山はその稜線の奥に八丁尾根を従えて見えている

北に目を転ずれば、鹿岳や四ツ又山、御荷鉾山、赤久縄山等々の名だたる西上州の岩峰が頭を連ねている。

南には奥秩父の峰々が連なり、西には写真の通り間近に天丸山、大山が見える。この山はぜひ登りたい山である。
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