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日活映画で体験したkazan少年のシネマ。。。。
「シネマパラダイス」では地元の教会の神父さんのご指導で映画のラブシーンが事前にカットされていたの対し、
日活のアクション系、特に小林明のシリーズモノには、必ず、その映画の舞台になる地方都市の悪組が経営するナイトクラブとキャバレーを足して2で割ったような店が設定されております。
そして、そのシーンになると、後年、必殺仕置人の藤田まことの女房役・白木万理(トップのアイキャッチ画像)が、若き日は、白木マリで、かなり露出した衣装でグラマーな肢体を惜しみなくダンスで披露しますから、そりゃ知恵遅れの少年でも無い限り、当時なら結構エロく記憶にインプットされるという副産物もあったりで、大変刺激的な経験をした記憶は今だに鮮明です。
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毎週土曜日に通い詰めたことで、当時のカラーものである日活アクション系は8割制覇デス。
三本立ての唯一の文芸ものが、モノクロでした。
後年にかぶるエピソードです。。
そして、後年の後年、さらに後年、テレビで韓ドラの「ヨン様」で有名なた「冬ソナ」を一度視聴して、「アレッ! どこかでにたような背景のドラマを結構見たような。。」と思った時、鮮明になりました記憶が、当時の日活の文芸モノの「よくあるバージョン」です。
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田園調布の駅の西側に広がる邸宅街で、当時は洋館が流行。
ドラマの世界では、そこの豪華で居間にはマントルピースがあって、ピアノがあり、設定では大会社(ここでは大企業と称さないのが愛嬌)の社ッ長サ~ンが、蝶ネクタイ姿にガウンをまとい、ソファに座りながら、葉巻をくわえ、ゴルフのクラブを磨いている。
その横で、「おジョーサマ」がよそ行きファンションさながらの出で立ちで、ピアノをかなでるデス。
そこに轟夕起子風の女主人がニコヤカに人数分の紅茶をいれて入ってくる。
典型的な「パパ」が呼ばれ、奥様風全開の轟ママがいて、お育ち良さそうな主役のお嬢様がいる設定です。
これって、韓ドラの女性主役があるいは青年役が富裕層という設定であれば、1960年過ぎの、ど田舎のkazan少年が見た日活文芸路線ドラマの舞台設定そものでした(笑)
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一番多かった文芸路線の原作は、石坂洋次郎の作品が多かったような印象がありますデス。
ところで、本稿では、韓ドラのネタ元がど~たらこ~たらを言うつまりは毛頭ありませんで、さんざんパラ見たアクション系のことです。
当時の日活にアクション系の特徴は、映画に主題歌があって、主人公が映画の冒頭あるいは最後クレジット部分でその主題歌を挿入する手法でした。
東映、松竹、東宝、大映にはあまり一般的な手法ではなかったはずと記憶してます。
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昨年5月か6月頃から、一人カラオケをしてます。
目的は日本語を発声する機会が無く、一種の失語症的状況を自覚したことに因ります。
以来、一人カラオケを「自主ボイトレ」と呼んで、複数回ブログでも紹介し、今日に至っておりますが、偶然ある音源に遭遇しました。
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カラオケ音源の映像は、昭和26年の新東宝映画「上海帰りのリル」です。 つまり昭和26年の新東宝映画は歌手津村 謙 のヒットした「上海帰りのリル」を映画化したということです。
これは、当時の邦画で、現代劇つまり時代劇でない映画で、特にアクション系映画では先端モノではなかったかということです。
日活アクション映画の原型は新東宝映画に見ることができそうです。
■■■■文字数が自分の自主規制を超えるみたいですので、急遽、本稿を3部構成にし本稿を3-2に、前投稿のタイトルに3-1に訂正挿入します。
■ 3-1がコレ↓↓↓↓↓ デス