11月13日金曜日。
パリの花金、居候先でパーティ開催される。
要は、日本食の鍋パーティだ。
活火山の作ったキムチ鍋に感動した部屋のオーナーが勤務先の関係者にかなり吹聴した様子。
当初は顔見知りになった隣の住人英国人のニック氏を含め5,6人でしゃぶしゃぶをやる予定になっていたのが、結果的には12人に膨れ上がった。
小さなしゃぶしゃぶ鍋では当然対応できない。
急きょ、おでんを二鍋作って対応する結果になった。
何分材料が高い当地では、ちくわ、さつま揚げ、ゴボウ巻き、ハンペンといった食材をふんだんに使えない。
韓国食材のスーパーで、大根を調達し、大根とゆで卵をメインにし、定番食材はそれぞれを2~3等分にカットして見せかけのボリュームアップ。
スープの素なんてぇ気の利いた物も無いから、持参したかつおだしの素としょうゆ、塩で対応。
そうしたら、しゃぶしゃぶ鍋よりこのアンチョコおでんが大好評。
パリではおでんはあまり食べて経験が少ないみたいで、なんとか面目を保った様だ。
それにしても、あんなに好評なら、活火山、海外でおでん屋でもやるほうが気の利いた生活ができるのではと、しきりに考えさせられた夜だ。