サンバーで憩う(旧:電気自動車で逝こう!)

血迷って電気自動車ハイゼットEVを買ったおじさんが、その後立て続けにサンバーを買って、メンテナンスにどハマりする格闘劇

二号さん

2009年01月30日 00時45分01秒 | Weblog
 余談ですが、うちに二号さんがやってきました。
 で・す・が、うちはいったん丘をあがって、さらに下ったところにあり、この坂がそれぞれ急なのです。
 二号さんは上れませんでした。つまり、たぶん町に買い物に行ったらかえってこれないということ(笑)とりあえず地面を蹴りながらなら上れました。電動自転車は楽勝だったのに!
 ハイゼットEVも、電池環境が整ったら、まず最初の試練はこれです!坂を上って脱出できるか!

ちなみに0Aとは

2009年01月30日 00時34分32秒 | Weblog
 放電テストを開始して、即放電可能限界である10.5Aを切る状態のこと。
 ちなみにこの放電開始の状態は、車載充電器で充電した後です。念のため。つまり車載充電器で充電しても、全く充電できない状態ということ。それぐらい劣化している訳だ。
 この後熱だれ覚悟で、半日ぐらい充電して、8Aとか7Aとか。つまり2,5,6もほぼ同じ状態ということだ。最低でも6個、できることなら20A以下のを含めて8個は交換しないと、試走テストさえ始められない状態。

電池チェック終了

2009年01月29日 23時56分28秒 | Weblog
 本日やっと20個の電池のチェックが終了した。
 途中充電池の性能や、デサルフェーションの実験、一つの電池を徹底的にいじってみたりを繰り返していたので、かなり時間がたってしまった。

 以下、以前車載充電池で充電した後の電圧の結果と、今回放電テストを行った結果の数値。

1.SER60 12.47V 20A
2.SER60 12.48V 12A
3.SER60 12.64V 25A
4.SER60 12.63V 35A
5.SER60 12.50V 6A
6.SER60 12.42V 8A
7.SER60 12.55V 20A
8.SER60 12.39V 0A
9.SER60 12.39V 0A
10.SER60 12.43V 0A
11.EC-EV1260 13.19V 45A
12.SER60 11.44V 27A
13.SER60 11.35V 30A
14.SER60 11.39V 25A
15 SER60 11.35V 23A
16 MF56220 12.81V 42A
17.MF56220 12.81V 45A
18.MF56220 12.82V 35A
19.MF56220 12.83V 45A
20.SER60 11.42V 26A

 以上から気づいた点は、
 1.充電終了電圧は電池の状態を示すものではないということ。
 2.良好な状態の電池がある近くでは、相対的に充電容量が少ない電池があおりを食っているということ(11~20)のエリア
 である。

 電池の状態は充電試験をするとわかるので、またグラフを公開するが、以下の問題点があった。
 1.PRO Power Chargerでは第二段階の最適化充電から第三段階のトリクル充電に移行できず、第二段階のまま電池温度が40~50度に達し、やがて熱だれを起こして電圧が低下していく。
 2.Redi Pulse Chargerでも同等で、やはりトリクル充電に移行できず、ある程度の電流を食ったまま熱だれを起こして電圧が低下していく。

 各チャージャーがトリクル充電に移行する、明確なキーがわからないが、ともに「満充電」と判断しないまま、永遠と充電を続ける状態に陥ることだけは判明した。
 サルフェーションを解除するのに、1A以下程度の電流で延々とパルスを与え続けるというのがあるのだが、それは手動で行わないといけない。しかし充電器ではできないので、個別に1A程度の電流のACアダプターを買ってきてやるしかないのだろうか。

 いずれにせよ、電池群中に、これほどのばらつきがあるのは衝撃だった。

 そして追い打ちをかけるように、例の電池再生業者から、「SER60タイプの電池は、通常の方法では再生できませんよ」というコメント。はあああ。

 しかし良いこともあった。
 おそらくMF56220も前車検時に交換されたものとおぼしいのだが、この電池は20時間率で62AHrなのである。つまり、3時間率でテストしても、20時間率の72.5パーセントを確保している。これはこの車の充電環境が悪かったことを勘案しても、本来ならば劣化する要素満載なのに、おそらくほぼ電池の性能がそのまま生きていると解釈してもいいだろう。つまり、MF56220はとりあえずの代替えバッテリーとしては、かなり有望ということである。値段もSER60が22800円するのに対して、オークションでは7880円で購入できる。かなりリーズナブルである。カルシウム電池なんぼのもんじゃいと思っていたが、馬鹿にできない。唯一、ゆするとちゃぷちゃぷ言うのが心配ではある(SER60は一切音がしない)。事故ったら危ないか。

 さて、それとは別にTGMYさんから質問のメールに返事をいただいた。
 要約するとシリコン電池への置き換えの可能性である。このシリコン電池、正確には改質型シリコンバッテリーと言い、説明文には以下の文言がある
 「掲載している改質型シリコンバッテリーはエンジン始動用バッテリーがベースです。
サイクルユースやディープサイクルユース用には、それぞの用途に適したバッテリーをベースに用い、シリコンバッテリーに改質することも可能です。お気軽にご相談ください。」
 つまり、このMF56220タイプをベースにして「作ってもらう」ということも可能かもしれない。

 シリコンバッテリーはかなり有望なので、次の返信が楽しみだ。


EV-CIVICと牽引発電車コガモ

2009年01月27日 09時34分49秒 | Weblog
 四国EVラリーに参加された方ならすでにご存じかもしれないけれども、大阪のTGMYというチームがシビックのコンバートEVを作り、これに小型の発電車を取り付けて走っている。
 このTGMY(正確には会社とグループがある)は、この発電車の情報だけでなく、長寿命のシリコン電池や、普通乗用車に使えるキットを国内でプロパーで販売している貴重な会社なのだ。

 でその電源車に関する情報を備忘録として書き取めておく。
 
 コガモは4ナンバーの軽貨物フルトレーラー。フルトレーラーとはサイズのフルではなく、カテゴリで、軽自動車ナンバーのトレーラーには「ボートトレーラー」「バイクトレーラー」「フルトレーラー」の3つしかないため、フルトレーラーとなっている。サイズは通常のトレーラーの1/3ぐらいの長さしかない印象。
 発電機は11Kw。
 構造は、ホンダの汎用エンジンGX620にイギリスニューエージインターナショナル社製のAC3φ240V11kWの発電機を組み合わせて作ったオリジナル発電機セット。重さは200kgだそうだ。
 ただ車検時は一端これをおろして、トレーラーだけの状態にしないといけないらしい。つまり構造物と一体として登録していないからということ。
 車検場の技官さんが「電源車」としての可能性を調べてくれているそうです。

 TEAM TGMYのブログより抜粋
 EV-CIVICとコガモ
 シリコンバッテリ
 TGMY
 ホンダ汎用発電機GX620
 GX620ニュースリリース
 
 ちなみにGX620は約600ccで約18馬力、184,000円。結構高い。それにOHVのVツインで16馬力って非力じゃないか?まぁバイクに搭載されているものとはその存在意義が違うんだろうけど、なんか結構燃料食いそう。

USB温度計

2009年01月24日 22時11分22秒 | Weblog
 電池を充電していると、どうも強烈に発熱するやつが出てくる始末。
 まともに充電できない、というか充電器にかけると、いつまでたっても満充電と判断されないのだ。
 温度は50度にもなるので危険状態であり、状態をきちんと知りたいのだがずっと張り付いている訳にもいかない。
 というわけで、温度もロギングしようと考えた。
 秋月電子に行ってUSB温度計を見てみると1万円。ええええ。そんな高いのとおもってインターネットで調べたら、三月兎で4000円弱のものが売っていた。これを2個購入してProPower ChargerとRedi Pulse Charger使用時に接続することにしてい見る。これで充電中のグラフでいつぐらいに、電気が熱になって逃げ始めるのか明確にわかるでしょう。

 三月兎のUSB温度計

ずいぶんあいてすみません

2009年01月24日 22時04分06秒 | Weblog
ずいぶんあいてすみません。
電池再生地獄にはまっています。なんか絶望的。
診断すればするほど、電池状況がめちゃめちゃだったと言うことが判明する始末。
残存容量が10Aのものもあれば40Aを超えるものもあり。また充電が早いものもあれば、遅いものもあり。そんな状況でやれば充電できないし、放電すれば放電しやすいやつからすっからかんになって、そりゃまともな充電しないから走る訳じゃないじゃんという感じ。
もう自分でやるのいい加減飽きてきたし、でも再生業者はぼったくるので、もう一件だけ聞いてみることにする。

関係ないが、電池群の中では、たぶん最後に交換されたとおぼしきPanasonicのEC-EV1260がもっとも優秀で約45Aを引き出せる。これを調べていると、現在ではEC-FV1260になっていることに気づく。でもやはり情報は圧倒的に少ない。

 パナソニック EC-FV1260

ねえよ(笑) じゃあ魔改造?

2009年01月16日 10時35分11秒 | Weblog
 SER60リビルド再生バッテリー
 ここにあると思って電話したら、今はないそうだ。あまり玉が入ってこないらしい。
 あれば12,000円から15,000円ぐらいということ。

 はああああ。どうしよう。

 先日電気に詳しい友人に、
 「セル当たりの電圧とか全部パソコンでモニターに出したり、セルごとにつなぎ替えてチャージしたりパルス流したりすること出来る?」
 と聞いたら
 「できるよ」
 といってた。
 魔改造するしかないか?

 いや、発電機を床下に常備計画の段階ですでに魔改造か?


SER60に関する情報、再生の実感

2009年01月16日 10時22分03秒 | Weblog
 ダイハツから正式なSER60の価格の連絡があった。
 ハイゼットEVには20個のSER60が搭載されているが、そのうち2個が温度センサー付きとなる。
 価格は
 ・温度センサー無しSER60 22,800円
 ・温度センサーありSER60 23,800円
 ・全部交換の総額は 480,900円
 だそうだ。サービスマンは全開、全部交換で30万と言ってたが、どうも数を間違えていたらしい。ぷんスカ。

 さて、バッテリー再生を継続中であるが、No.20が困ったちゃんだった。
 レディパルスチャージャーで充電するといつまでたっても100% にならず、現在再生しているバッテリー中、唯一温度30度を超えてしまう。またProPowerChargerで充電すると、こっちもトリクル充電まで至らず、最適化充電時に、しまいに熱だれを起こして、充電電圧が下がっていくというざまになっていた。
 ここまでやってきて気づくのだが、調子が良くないバッテリーは、充電グラフが汚い。振れ幅がでかかったり、グラフそのものがマニュアルに書かれている理想的なグラフと異なるわけである。
 考えるに、振れ幅が大きいということは、充電の電圧がかかったときと、その状態でのバッテリーの実際の電圧の差と思われ、大きいということは充電をしてもそれが上手く蓄電されていないわけだ。
 それに対して振れ幅が小さいグラフはを描く電池は、充電圧に追随して、バッテリーそのものの電圧も上がっていく。つまり充電が効率よくバッテリーに蓄電されていく訳である。

 でこのNo.20は集中的に作業し、充電と放電を繰り返したら充電3回目にして、非常に美しいグラフを描くようになった。もちろんトリクル充電まで至るし、ワットチェッカーで計算しても410Wぐらい蓄電出来ており、これは12Vで割ると35Aぐらい。つまり60A中の35Aまでは蓄電出来る状態になっていると言えるのかもしれない。まぁ最終的には放電試験して、そのグラフを比較する訳だが。

 さて、というわけで、バッテリーが高いことが判明したので、再生品の個あたり14000円のSER60を購入しようかなぁ・・・。とにかくバッテリーは種類をそろえないといけないということは実感している。1~10番までの粒のそろいように対して11~20番までの荒れ方は半端じゃない・・・。

SMFの電池容量と深夜電力の件

2009年01月13日 19時27分33秒 | Weblog
 以前テストを行った公称105A容量のSMFの件であるが返答が来た。
 10時間率の場合65Aで正常だそうである。つまりこのバッテリーは長時間かけて絞り出せる容量が大きいということであり、伝記自動車など時間率の短い状態での容量が求められるものには向いていないということになる。
 やはり鉛蓄電池でSER60の性能は驚くべきものなのだろう。

 んで、ついでに出張先で中部電力に深夜電力の件に問い合わせてみた。
 正確に言うと先日の電気工事点の言ったことは正しくもあり、正しくなくもありだった。
 いわゆる1km=1円をやるためには安い深夜電力の契約が必要であり、この契約のためには基本的にはオール電化にしなければならない。表向きは(正確には分からないのだが)、現在ある他の光熱手段を全部撤去することが条件であり、たとえば隠れて他の光熱手段を持っていると×になる。
 この契約(Eライフプラン 3時間帯別電灯)の場合、
 平日AM9:00~PM5:00まではkwhあたり31.43円
 平日AM7-9時、PM5-11時までは21.23円
 休日はAM7-PM11まで31.43円
 そのかわりPM11-AM5時までは9.33円となる。

 ではこれしかないのかというと、あるのだ。
 時間帯別料金と言って、電気温水器を導入すればOK。電気温水器のサイズは問わないと言っていた(担当者は)。
 この場合(タイムプラン・時間帯別電灯)はいわゆる3段料金に夜間を加えたタイプとなり
 AM7-PM11の間は、使用する量によって金額が異なり
 ・90kwhまで 20.70円
 ・90kwh~230kWhまで 25.55円
 ・230kWhを超えるもの 27.33円
 一方PM11-AM7の間は9.33円となる。

 つまり、ガスなどの光熱手段を撤去しないで深夜電力を契約したい場合、とりあえず電気温水器を入れることで契約をすることは出来るわけだそうだ。
 
 これならば契約時の負担も少ない訳だ。電気温水器?ヤフオクで安いのありまっせ。でも当然その分、ガソリン代がかかったのと同じことになるわけである。

 しかしこの場合忘れてならないのが一番スタンダードな従量電灯ABCだ。
 この場合基本料金はさておき
 ・最初の120kWhまでは 17.05円
 ・120kWhから300kWhまでは21.09円
 ・300wKhを超えると22.52円となる。

 つまり、深夜は安いが昼間は高いよということだ。1km=1円で走るために、昼間の電力が20%増しになる。その家の消費電力全体を考えた場合、電気自動車を含めても昼間のウェイトが重い場合など、注意が必要だ。

 ちなみにウルトラCという訳ではないが、太陽電池で発電して売電すると、その売電単価はこの電気料金に準じる。つまり、昼間に高い料金で契約していると、高く買い取ってくれる?訳である。そのコンボで戦うというのはどうだろう(笑)
 担当者はそういっていたが、この部分はまだホームページでチェックしていない。未検証なのでご注意ください。