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氣問答 KI-MON-DOU

本厚木の小さな治療院「香伊呂」から、オステオパシー療法、玄米酵素、シンノオル療法、氣などについて発信しています。

シンノオル機

2010年11月13日 | シンノオル電子療法
香伊呂では、シンノオル電子療法を行なっていますが、
実は70年以上も前からある療法で、
昔の話ですが、国会の治療室でも使われていたそうです。



接骨院や整形外科などにある機械とは違って、レトロな感じですが、
実力は確かです。

動かすと、トントントントンと結構な音が出るのですが、
うるさいどころか、患者さんはそのリズムでおやすみになってしまいます。

この機械、実はコンセントの電源を使わないで、25個の電池で動いています。
なんでも、電池から出る直流電流が体にいいそうです。

裏を開けるとこんな感じ。




私も正直ずいぶんシンノオルに助けられました。
神経痛には抜群ですね。
特に五十肩、ムチ打ち、ギックリ腰などは治りが早いし、
長引いているものや、ヒザや指など、ケガが原因と思われるものにもいいです。

あと骨折でギプスをしているときに、患部でなくてもその周辺に
シンノオルをかけておけば、
骨のつきもよくなるし、リハビリが相当楽になります。


一般的にこういう機械は、整形外科的な治療に使われていますが、
シンノオルはお腹、胸、眼、鼻などにもあてられます。

当院ではそれを目的にしてくる方はほとんどいませんが、
眼精疲労がひどいと言って、眼にあてる方は時々います。

うちでは子供が小さい頃、風邪でせきがひどいときに、
胸にシンノオルをあてると
不思議とタンが切れやすくなって楽になったし、
他ではぜんそくにもやっていると聞いています。

生理痛や蓄膿症にやっているというのも聞きます。


体にあてる電極は、布に電線を縫いこませたもので、
これを布でくるんで熱いお湯に浸して体にあてます。



布だから指や肘などに巻いたりできるので便利です。


今の治療にしっくりいかない方、一度お試しください。







ひざの痛みはシンノオルで

2010年09月02日 | シンノオル電子療法
ひざの痛みで来院される方はやはり多いのですが、ほとんどシンノオル療法とオステオパシーで治療します。
腫れている方、正座ができない方、階段がつらい方、スポーツで痛めてしまった方などいろいろですが、施術方法はほぼ同じです。

まず電子療法であるシンノオルをひざにあてます。ケースのよりますが、30~40分くらいです。
これで体液の流れがよくなり、組織が活性化します。

次に、腰を診ます。
ご本人に腰に自覚症状がなくても、下肢の障害は腰が悪いことから起こる場合がほとんどですから、必ず腰の調整は行ないます。
ケガでひざを壊した方も、腰は必須です。
同時に、背骨全般を診ることになります。

ひざだけの治療では片手落ちです。

最後にひざの動きを触診します。
たいていは膝関節の動きが悪くなっていますので、オステオパシーで調整します。

「加齢によるものです。」と言われて氣を落としてこられる方もいらっしゃいますが、年をとるとほとんどの方が膝が悪くなると言うわけではありませんから、あきらめない方がいいですね。

よくなっている人は、たくさんいます。







息子の骨折にシンノオル

2006年03月03日 | シンノオル電子療法
3週間ほど前に小学5年生の息子が、「学校の机が倒れてきて、その天板が足の甲を直撃した。押すと痛い。」と言って帰って来ました。その夜私が見てみると、小指の根元付近が少し青くなっている程度でしたが、ある一箇所を押すとかなり痛がるので、ヒビかも知れないと思い、念のためレントゲンだけ撮ってもらうつもりで整形外科へ行きました。やはり小指の基節骨(先端から3番目の骨)という骨に亀裂が入っていました。

医師も「子供の場合、この程度なら自然に治るけれど、一応ギプスをしましょう。」と言うので、びっこも引かないで歩けるのにがっちり固められては余計に長引くし、家でシンノオル電子治療ができなくなるので、「取り外しができるものにしてほしい。」と言って、足底からアキレス腱にかけてあてて包帯で固定する簡易ギプスにしてもらいました。そして、大げさにも松葉杖。いらないと言うのも悪いので借りてきました。「取り外しは家でやらないで、こちらに来てください。3週間はかかりますよ。」と言われましたが、1週間後に確認のレントゲンを撮りに行って順調と言うことなので、ろくに病院には行きませんでした。(2~3回行きましたが、本当に包帯を巻きなおすだけで、治療らしいことは全くしませんでした。これも、〝想定の範囲内〟でしたが。)

息子の様子からそう大したことでもなさそうなので、最初から家で治そうと思っていましたので、けがの日から毎日20分のシンノオル電子治療を行いました。シンノオルのあとはメンタムQというクリームを塗りながら足の甲を軽くマッサージ。これを毎晩繰り返しました。10日もする頃には、うっとうしいと言って、学校から帰るとギプスをはずしてスタスタ歩いていましたから、松葉杖も返してしまいました。

小さな骨の亀裂骨折なので、私の判断でこのようにしましたが、大きな骨の骨折ならきちんとギプスをするのはしかたありません。しかし、今回最初に取り外しのできないギプスをかけられていたら、どうなっていたか。3週間近く、つま先から足首までを固めるわけです。骨は自然にくっついて治るでしょうが、ギプスをはずしてからが問題。ギプスによって圧迫されていたため、血行も皮膚の新陳代謝も悪くなっていますから、足の機能は低下し、なんともなかった足首や他の指もほとんど動かすことができなくなっていたでしょう。こうなると元に戻すのがたいへんで、同じくらいの期間のリハビリが必要となってしまいます。子供は早いと思いますが、高齢の方はもっとたいへんです。骨は3週間でついたけど、まともになるのに半年かかったという話もあります。

骨折の場合、骨はそっとしておけば時間の経過でくっつきますが、動かさないでおいた反面、筋肉やじん帯が硬くなってしまい、かなりのリハビリが必要になるという代償を払わなければなりません。実際に息子も学校で松葉杖を使っていたとき、1週間でヒザが痛いと言い出しました。足を下につけないようにいつも曲げていたからです。これだけで関節はギシギシしだす。これが骨折治療の難点なのですが、たとえギプスで固定しても、シンノオル治療をギプス以外の患部に近いところに施すことで、患部周辺の体液流動と血行が格段によくなるため、骨のつき方が早くなって、ギプスを外したあとのリハビリがずいぶん楽になります。ギプスを外したと同時に元の生活に戻れるというのが理想の骨折治療ですが、シンノオルを使えばそれに近い治療になると思います。

名機シンノオル

2006年02月09日 | シンノオル電子療法


私の治療は、オステオパシーと並行してシンノオル電子療法を使うことが多いです。これは、シンノオル電機㈱が製造している電子治療器で、75年前に発明されたものです。まさに、電機治療器の元祖というもので、肌に伝わる感触は病院や接骨院で使われる電機治療器とさほど変わりませんが、その効果はひと味もふた味も違うと思います。受けたことのある方ならおわかりでしょう。ある接骨院でこの治療器を使ったところ、それまでより早く治ってしまうので使わなくなってしまったという話もあります。昔は、国会議事堂の中に治療室があったそうですが、そこでも使われていたそうです。

電線が縫いこまれた布製の導子(電極)をプラスとマイナスの2本のコードにつけて、それぞれ熱いお湯にぬらして体の2箇所につけて通電しますと、治療器の中に入っている20個の乾電池から直流電流が流れます。乾電池の電流ですから、たかが知れていますが、実はこの直流電流が治療に効果があるのです。体のどこにでもかけられますから、手足の痛みなど整形外科的なものはもちろんですが、肝臓や腎臓にかけたりと、内臓の疾患にも対応できます。
我が家では、子供が風邪を引いたとき、胸やお腹、腰足に通電します。特にお腹にかけると、免疫力が高まりますから、熱が早く下がります。ぜんそくで苦しいときも楽になります。患者さんの中には、目や鼻にかける方もいらっしゃいます。

体の中や細胞の中では、常に電気的な反応が繰り返されていますが、このシンノオルをかけると、それが促進され、体液が活性化されて流れがどんどんよくなります。そうすると体が本来持っている治癒力が高まってきて、治りがよくなるのです。治りが悪いのは、体液の動きが悪く、よどんでいることが大きな原因の1つです。発明者の諏訪二山先生(故人)は、「電気が体を治すと考えてはいけない。あくまで体が治すのです。」と言っていたそうです。
そして、気持ちがいいのは、腰足通電。これは好評です。熱めのお湯に両足を入れて、足裏と腰の間で電気を通します。下半身の体液が盛んに動けば、上半身も盛んに動きますから、全身が盛んに動くのです。体全体が調子悪い時は、これだけでもいいくらい、重要な治療法です。

シンノオル電機の本社は御茶ノ水にあり、そこの治療室には難病の方がたくさん訪れます。巨人軍の木佐貫投手も亜細亜大学時代に、ひざ、肩、肘などの故障でずいぶん通って、怪我を克服したようです。この会社は不思議なことに、一切宣伝をしていませんので、知る人ぞ知るで、シンノオルを使っている治療院を探すのも大変です。御茶ノ水の治療室に来る方もすべて紹介で来られるそうです。私も伯母から母を通して知りました。こんな名機はもっと世に出てきてもらいたいものです。

どうにも困った時は、シンノオルを思い出してください。