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氣問答 KI-MON-DOU

本厚木の小さな治療院「香伊呂」から、オステオパシー療法、玄米酵素、シンノオル療法、氣などについて発信しています。

天然のローズマリーが香ってます

2010年12月06日 | 雑談
今来院されている方から、ローズマリーの枝をたくさんもらいました。

おうちにたくさん自生してるらしいです。

やはり天然はいいですね。枝そのものの香りですから。

ほんのりくる、いい香りです。


治療院にはもってこいの香りで、近くで嗅ぐとペパーミントにも似ているような。


枝を細かく切って、ボウルやカゴに入れて、玄関や治療室に置いてありますが、

ふとした時に、ふっと香りを感じます。

患者さんもリラックスできますね。


まだ青々してますが、枯れて茶色になっても香るそうです。

そしたら袋に入れてポプリになります。


殺菌力もあるそうで、その方は、生ゴミを入れるバケツの底に入れてるそうです。


たくさんいただいて、まだありますので、

欲しい方にはおすそわけします。









真っ黒なバナナ

2010年06月29日 | 雑談
いい加減に見ていたので何の番組だったかわかりませんが、
昨日テレビで、バナナは真っ黒になってからの方がおいしいと、
どっかの先生が言っていました。(何も覚えていなくてすみません。)

スタジオで、お笑いタレントが真っ黒なバナナを食べさせられていましたが、
みんな、口の中でフォワーっと溶けて甘くておいしいと言っていました。
一般には腐っていると思う人もいるでしょうし、
そうなったらたいていの人は食べないで捨てますよね。

ところがうちの冷蔵庫にたまたまあったのです。そういうバナナが。
皮が全部真っ黒。
せっかくのチャンスなので、早速今朝恐る恐る食べてみましたが、確かに甘い。
特別おいしいというわけでもなかったですが、
バナナの味が詰まった濃厚なもので、バナナ以上の味がした感じです。

そもそも果物が十分熟した状態ですから、
カビが生えて腐っているわけではありません。

この「熟す」というのが、実は酵素の働きなんですね。
バナナの中にある酵素がたくさん出てきて、
自分自身の実を消化して分解して溶かしていく過程なので、
黄色くて若いしっかりしたバナナより、こういう状態になった方が、
酵素がたっぷりと含まれていて、食べればそれだけ多く身体に酵素がとれるのです。

パイナップルやパパイヤもバナナのように酵素が多いようです。
しかし、古くなったからといって、煮てしまったりして火を通してしまったら酵素は終わりですよ。
酵素は高温にさらされると活動できなくなって、役に立たなくなってしまいます。
生ものや、発酵したものに含まれる酵素のみ、身体にとり入れる価値があるのです。

タバコの健康被害

2008年07月02日 | 雑談
今日のネットのトピックスに、イギリスの禁煙法制定からちょうど一年になり、40万人が禁煙したというのが載っていた。英保健省は、「多くの命が救われることになり、制定した2007年7月1日は歴史上重要な日となるだろう。」と言っているそうだ。日本では昨日の同じ日、タスポが関東でもスタート。しかしタスポの普及率は二十数パーセントと低迷し、コンビニに持っていかれないように、販売機にタスポをぶら下げていた、なんていうのもありました。

確かにタスポの普及が遅れれば、販売機のお店は売り上げが減るでしょうが、英国でもこの禁煙法で公共の場での喫煙が禁止されたため、パブに大きな影響が出て、閉店が激増し、52%のパブが売上げを落としたようです。

しかし、この法律の目的は、保健省が言うように「国民の健康を守ること」。喫煙者を減らすのが目的だから仕方がない。タスポも未成年者の購入を阻止しようとしたものだから、ある程度の影響は目をつぶるしかないでしょう。

それにしても日本では、タバコの健康被害をPRしなさすぎる。英国みたいに国を挙げてやるべきだ。未成年者のタバコは法律で禁止されているなんていったって、聞きゃしないのなら、中学や高校の保健体育で、タバコを吸っている人の真っ黒でベトベトな肺の写真を何回も見せてやればいいのだ。妊娠その他、その末路がどうなるのかまで、写真を見せて教育すべきである。吸いたくなくなる子も多いだろう。

タバコ1箱1000円の議論が沸き起こっている。私は5000円でも関係ないが、外国人は日本のタバコは安いといっている。日本のタバコ税が低すぎるということだ。しかし、1000円議論の中で、国民の健康という声がほとんど聞こえてこない。1000円にしたら税収がどれだけ上がるとか下がるとかだけだ。実際1000円にすれば喫煙者や本数は減るだろうから、少しは健康にも寄与するだろうが、この機会にもっと真剣にタバコの健康被害を考え、英国式の考え方を取り入れて、喫煙者を減らすことを考えるべきです。健康保険財政にもプラスになるはずですね。



「病気にならない人は知っている」

2006年11月15日 | 雑談
今日の新聞に新刊紹介で載っていた本です。おもしろそうなので、広告の内容を列挙してみます。

全米900万部、アメリカ人の健康観を変えたダイナマイト本、ついに日本上陸!
ほとんどの病気について、100%自然で、かつ医薬品や手術に頼らない治療法が存在する!
利益を出すことを宿命づけられている上場企業が製造する食品・薬品はすべて疑え!
本来人間は120歳まで生きられる
・ハンバーガーを食べるな!
・日焼け止めは塗るな!
・牛乳やマーガリンを決して摂るな!
・電子レンジは使うな!
・風邪薬や抗生物質を飲むな!
・ダイエット食品を近づけるな!
・水道水は飲むな!
・歯磨き粉は口に入れるな!
・ドライクリーニングに出すな!
・白い小麦粉や白砂糖を食べるな!
・歯から金属を除去しろ!
・焦げつき防止加工のフライパンを使うな!
他50項目
これらのうち、ひとつやめれば体調がよくなり、全部やめれば長寿になる

そして、一番下に、
「野生動物には心臓発作もガンもない。医者と薬とファーストフードを今すぐやめろ!」
「医学は進歩し、新薬は認可され、健康・ダイエット食品は飛ぶように売れる。でも、病人ばかりが増えるのはなぜだろうか?」とあります。
全く同感。
ケヴィン・トルドー著。幻冬舎。

今読んでる本が終ったら、読んでみようと思います。

調理実習

2006年08月25日 | 雑談
昨日夕食時に、何となく食品添加物の話になって、息子に「子供のお菓子なんかにはたくさん使われているし、売ってるもので入ってないものはないんじゃないか。」なんて話していました。すると「この味噌汁も?」というので、「これはちゃんとした味噌で、だしも煮干しでとっているから入っていないよ。」というと、「1学期の調理実習でごはんと味噌汁作ったけど、ほんだしのパック配られて、それ入れて作った。」と言い出しました。当然ごはんも炊飯器で炊いたそうです。

ごはんはほとんどの家庭が炊飯器で炊いているでしょう。うちもそうです。車のオートマ免許があるように、今さらマニュアル運転のような、ガスで炊く方法なんて知らなくてもいいのかもしれません。しかし、私が小学生の時の調理実習では、「始めチョロチョロ、なかパッパ、赤子泣いても蓋とるな。」と火加減と蒸らしについて教わり、それがずーっと頭に残っています。味噌汁だって同じで、ちゃんと煮干しでだしをとったのをはっきり覚えています。

どうせ1回しかやらない調理実習なんだから、きちんと最初から教えればいいのにと思ってしまいます。それを知った上でパックのだしを使っても遅くはありません。子供たちは味噌汁はパックのだしでつくるものと覚えるでしょう。家できちんとしたことを教えなければ、女の子なんかはそういうお嫁さんになってしまうのでしょうか。パックのだしの多くは添加物が相当使われています。誰もがおいしいと感じるように作ってある。「そういう味に慣れてしまうと、本当の味がわからなくなるから、家で作れるものは作りましょう。」と『食品の裏側』の安部司さんが訴えていますが、教育の現場からこれじゃあ台無しです。

まあ、ごはんと味噌汁という日本食メニューが採用され、パンにコーヒー、ハムエッグというぐあいにならなかっただけいいとしますか。教える担任が、30半ばの独身男性というところも、しかたのないところかもしれません。しかし、家においてある『食品の裏側』の本を見て、息子が、「これ先生も読んでた。」と言っていましたけど・・・。



掌せき膿疱症(つづき)

2006年04月13日 | 雑談
奈美悦子さんもだいぶよくなり、時々テレビで体験談を話していた頃、私はある新聞記事を見かけました。その記事の前半は、「ある芸能人が掌せき膿疱症という難病を治してもらったとテレビで公表した本荘第一病院には、全国から患者が集まってきている。空港やJRの駅からのバス便やタクシーが増発され、朝から診察を受けるために前の日から泊り込む人で、付近のホテルは常時満室になっており、町が様変わりしている。」という内容。そして後半には、「○○大学医学部教授皮膚科の○○先生によると、『掌せき膿疱症は単なるビタミン療法で治るような生易しいものではない。その原因は今だ解明されておらず、きちんと皮膚科専門医の診断を受けて欲しい。』ということだ。」というようなことが書いてありました。

「その後、お蔭様でこんなによくなりましたと、以前にかかった先生にご挨拶すると、まだ『ビオチンで掌せき膿疱症が治るはずがない。』とおっしゃる先生もいますし。」と、奈美さんがテレビで笑いながら言っていたのを見たことがあります。結局上の○○教授と同じなんです。奈美さんはあらゆる専門医に診てもらった結果が、ただの診察券集めだったわけです。ビオチン療法は前橋先生が研究し発見した治療法であり、他の皮膚科専門医はそれを知らないわけです。ましてや、その皮膚症状と体の痛みが同じ病氣だなんて、どの医者も知らない。それなのにそれを棚に上げて「そんなもので治るわけがない。」などと、皮膚科の学問体系にないからといって相手にもしないというのは、どういうことでしょう。まあ、皮膚科で診察していた病氣が、実はビオチン不足になってしまうという腸の病氣だったわけですから、しょうがないと言えばしょうがないのですが、科学者ならば、治せない病気を治している先生がいると聞けば、その治療法について研究し、納得がいけば取り入れるべきで、それが患者を救うことになると思うのですが、いかがでしょう。細分化された今の医学の弱点かもしれません。

前橋先生の治療はビオチンを出すだけですから(といっても効果的なやり方があるそうですが)、たいした医療費にもなりません。そして3時間の講義。先生にとってはくたびれもうけの診療で、たいして儲からない。前橋先生だって、潜在的には何十倍の患者がいるとおっしゃっていますから、全国でやって欲しいと願っていると思うし、医学会でも発表していると思います。しかし、おそらく医学会に受け入れられないのではないでしょうか。私の勘ぐり過ぎなら失礼しますが、どうもそんな氣がします。断食療法で難病に実績を挙げる大阪の甲田光雄先生も、「断食をやって少食にして宿便をとれば、リウマチもアトピーも治ると主張しても、今の医学会では相手にされないんです。」とおっしゃっていました。たいした薬も使わないし、割に合わないのでしょうか。

心臓移植に成功すれば名があがります。宿便とってリウマチを治しても、ビオチンで掌せき膿疱症を治しても評価されない。芸能人がテレビで記者会見をやって、はじめて困った患者が救われる道が拓ける。なんか変ですね。「医は仁術なり」といわれますが、今や医は学問となってしまい、人を治す術から離れてきてしまっているのではないでしょうか。アメリカは割と逆です。効果から入る。効果が認められたら、理屈がわからなくても害がなければ取り入れる。患者にとっては治ればいいのであって、理屈は二の次でよいのです。音楽だって、瞑想だって取り入れる心がある。そこら辺に生えている草の中には、掌せき膿疱症を治す草があるかもしれませんが、だれもやったことがないのでわかりません。前橋先生はそれを発見した。そして実績を挙げている。他の医者がなんと言おうと、患者は治してくれる先生のところへ行きます。前橋先生には、ぜひ、同じ治療ができる先生を育てていただきたいと思いますし、医学会にそういう風が吹くことを願っています。

掌せき膿疱症

2006年04月12日 | 雑談
女優の奈美悦子さんが、掌せき膿疱症という難病で苦しんでいらしたことは、テレビなどでよくやっていましたから、ご存じの方も多いと思います。それにしてもこの病氣、手のひらと足の裏だけに水虫のような膿の袋(膿疱)ができる変わった病氣なのですが、人によっては背骨など骨や関節が痛くなるそうで、奈美悦子さんの場合は全身症状だったらしいのです。寝返りも激痛の状態で、仕事は休めないから坐薬を入れてテレビに出ていた。まあ有名人ですから、いろいろなその道の権威といわれる先生も紹介してもらいますが、どの医者もわからず、トランプができるくらいの診察券をあつめたといいます。第一、手や足の膿疱と体が痛むのが同じ病氣だということをどの先生も知らないわけですから、皮膚科に行ったり、整形外科に行ったりというふうになってしまったわけです。記者会見では、「死も覚悟した。」と言っていました。

ところが友人から、インターネットで奈美さんと同じ症状が治ったという人のホームページを見つけたと聞き、その先生をたずねて秋田の田舎の病院へ行くわけです。免疫内科の前橋先生。記者会見にも一緒に出ていらっしゃいました。前橋先生は、掌せき膿疱症は、ビオチン(ビタミンK)というビタミンが極度に不足してなる病氣だということを解明していて、ただビオチンを投与するだけでこの難病を治していたのです。このビオチンというビタミンは腸の中で生成されるため、不足することはほとんどないのですが、便秘の人やよく下痢をする人、タバコをたくさん吸う人は不足することがあるそうです。ちなみに奈美さんは、便秘とタバコでした。ビオチンが不足すると、どういうわけか手のひらと足の裏に膿がたまり、進行してひどくなると骨の破壊におよぶそうで、奈美さんはこの段階にまでいっていた。膿疱ができなくても、原因不明の骨の痛みから発症することもあり、整形外科での的がはずれた治療で時間を費やしてしまうこともあるそうです。

絶望だった奈美さんは、先生から「治りますよ。」と言われても、信じられなかったそうです。診断のあと、患者さんを教室に集めての講義が3時間。病氣の説明と、なるべく安静にすること、タバコを吸わないこと、時間がかかることなど、治療していく上での注意があったそうです。注意を守らなかった人以外はみな完治するとのこと。治療はというと、ただビオチンを飲むだけ。奈美さんも最初の数ヶ月は痛みが変わらず、「本当に治るのか。」と氣持ちがぐらつきますが、1年以上かけて快方に向かい、記者会見となったわけです。「自分が芸能人で、これほどよかったと思ったことはありません。自分と同じ症状で苦しむ人に、こうしてテレビで前橋先生を教えてあげることができるからです。」と涙ながらに話していました。その後、前橋先生が診察する秋田の病院に患者が殺到。奈美さんにも感謝のメールがたくさん来たそうです。やがて前橋先生の診察には予約が必要になり、あまりの多忙さに体調を崩されてしまいます。(今は復帰されているそうです。)奈美さんも、前橋先生を本当に立派なお医者様だと言っていましたので、後日のテレビ出演の時に、先生のお体を心配していました。

それにしても、どうしてこんな簡単な治療法が、全国で行なわれていないのか不思議と言えば不思議です。奈美さんがテレビで言わなければ、多くの苦しむ人に光がささなかったかも知れません。しかし、その後ある新聞記事を目にした時、「これじゃあなー。」と思ってしまいました。(つづく)

健康番組

2006年04月11日 | 雑談
それにしてもテレビ番組には、健康に関するものが多いです。「あるある…」、「はなまる…」、「今日の健康」、そして横綱が「みのもんた…」。毎日毎日よくネタが尽きないでやっているなーと感心してしまいます。ですから、毎日いろいろな医者や栄養学者が出演しますので、番組としては一回完結でよく、他の日と内容的に矛盾があってもあまり氣にしません。まあ、所詮みのもんたのショーですから、それを楽しむ氣持ちで見るぶんには害はありませんが、これを見て健康になろうというのにはちょっと無理があると思います。

私も治療院で、昼食がちょうどその時間になったときは時々見ることがあるます。先週でしたか、「パン健康法」というテーマで、女性の栄養博士が出て、食パンはガン予防に、ロールパンは免疫力アップ、フランスパンは脳の活性化によいということを、ゲストや一般客にクイズを出す形式でやっていました。なんでも食パンは焼く前にとき卵を塗り、魚を焼くグリルで260℃で焼くと、アミノ酸のリジンがプロニル・リジンに変化して、これがガン予防になるらしい。(ちょっとうろ覚えです。)ロールパンは牛乳を一緒に飲むと、牛乳のカゼインが腸をきれいにし、イースト菌のβーグルカンと牛乳のカゼインで免疫力がアップするのだそうです。フランスパンは、少し温めてバナナやココアなどのカリウムを多く含むものと一緒に食べると、脳が活性化されるのだそうです。

芸能人のゲストから、「そうやって食パンを食べればガンも治るんですか。」なんていう単純な質問が出ましたが、先生は「進行を遅らせることができる」と言っていました。しかし、その臨床例を出すわけでもなく、ただリジンという物質だけに注目し、栄養学の理論で言っているだけのようでした。カゼインが腸をきれいにする?本当ですか。世界で初めて胃腸のガンやポリープを内視鏡によって切除することに成功し、30万人の胃腸を見てきた胃腸外科の世界権威である新谷弘実先生は、「乳製品を食べている人は腸が汚れている。」と言っていますし、以前同じ番組に出た時には牛乳などは控えるようにと言っていました。よく覚えていた人は混乱しますね。

健康番組の内容の多くが、ある1つの物質に注目して、それが入っているのはこれだから、これをこうやって食べてください、という調子です。これを毎日毎日見ていると、どんどん食べなければいけないものが増えていって、わけがわからなくなってしまい、結局はできないから役に立たない。でも逆に、できないから幸いであって、きちんと真に受けてやっていたら病気になってしまいます。食パンだって、これを聞いても、毎日できないしやろうという人もあまりいないでしょう。ましてや、ガンの方がやるとは到底思えません。

一般の人が健康になるために、栄養学の細かい知識を持つ必要はありませんし、持ったからといって健康にはなりません。元氣なおじいちゃんやおばあちゃんに、何を食べてきたか聞いた方がよっぽどためになります。うちでも時々健康講座をやりますが、大雑把に言えば、「病氣と食事の関係」「自然の法則に合った食事」「酵素について」の3点を話して終わりです。病気をお持ちの方がいれば、それに関して氣をつけることをお話しします。番組にしたら3回くらいで終わってしまうかもしれません。しかし、自然の法則はきわめてシンプル。食べ物を分析的にこねくり回して出てきた難しい栄養学的な理論は、一見理屈が通っているように聞こえますが、意外と自然の法則からはずれていることがあるようです。

レフリーの女性

2006年04月06日 | 雑談
昨日駅で、おもしろいというか、めずらしい場面を見ました。電車を降りて階段の方へ向かっていると、若者がおじさんに、「おい、ちょっと待てこら!」と叫んでいるのが見えました。階段を上っていく若者と、電車に乗ろうと急いで降りてきたおじさんが接触した模様で、若者はそれが頭にきたらしいのです。若者は階段を逆に降りてきて、おじさんをつかまえたのです。私も「あー、ケンカだ。」と思って見ていると、女性が1人その2人の間にサッと割って入ったのです。おもしろそうだったから、私もちょっと見ていました。

ボクシングで一方がメッタ打ちにされていると、レフリーが割って入って試合を止めることがありますよね。まさにあの感じ。あの感じで手を広げて、「ちょっと待って下さい。待って!」と冷静に2人を分断しました。するとまず若者に「あなたはこちらの階段を上ろうとしていたんですね。」と、上りの矢印がある方を正しく上っていたことを確認します。若者も「そうそう。」と応えますが、このときはもう落ち着きを取り戻し、まるで警察と話している感じです。次はおじさんの方に「急いでいたのはわかりますが、上ってくる人に逆流しては危ないですね。」といいますが、決して責めるようには言わない。すると、おじさんは若者に「すいません。」と軽く頭をさげたので、若者も「うんうん」と、うなずくというか軽く頭を下げるというか、そんな態度で早く終らせたい雰囲気に。レフリーは「じゃあ、よかったですね。」と言って、ひと通りしきって、階段を上っていってしまい、若者もそのあとから上っていきました。

いやー、氣が出ていましたね、その女性。30才くらいの割ときれいな方で、OLという感じではなく、リュックを背負ったラフな感じの方でした。若者も、きれいなレフリーが入ってきたので何も言えなくなってしまったのでしょうか。それにしても、レフリーが毅然たる態度で冷静に話をすると、両者も落ち着いてくるものですね。そのさばき方は本当にお見事でした。警察というより、幼稚園の先生が園児相手に話している感じでした。こんなの初めて見ました。いるんですね、こういうカッコいい人。それにしても、どのくらいぶつかったかわかりませんが、若者もそんなにすぐにキレなくてもいいのに・・・。