肝心の森ガールファッションが、
曖昧模糊としてイメージがつかめないのよね。
文字どおりのレトロ少女の私にとっては森ガールと言えば、
赤頭巾ちゃんや、ヘンゼルとグレーテルなんですけれど…
そうそう森ってちょっと怖いところでは?物語の中では。
小学生の時の読んだ親が森に子供を捨てに行くお話のせいかな?
一人の賢い兄弟が石を目印に置いてきてお家に帰れたとか。
確かロシアかドイツの物語だったような…
まあ日本では森というより里山かな?
うーん、これではやっぱりロマンチックではないですね。
でもこんな詩だったら皆さんご存知でしょう。
【 初 恋 】 島崎藤村
まだあげ初めし前髪の 林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の 花ある君と思ひけり
やさしく白き手をのべて 林檎をわれにあたへしは
薄紅の秋の実に 人こい初めしはじめなり
わが心なきためいきの その髪の毛にかかるとき
たのしき恋の盃を 君が情に酌みしかな
林檎畠の樹の下に おのづからなる細道は
誰が踏みそめしかたみぞと 問いたまふこそこひしけれ
最後の
おのづからなる細道は誰が踏みそめしかたみぞとが好きです。
なんだか、赤毛のアンとギルバードが裏木戸で
おしゃべりしていた情景を思い出しました。
若い皆さん、ゆるりとしたお洋服もよいですけれど、
あまり背伸びしないでゆるりと少女時代を送って下さいね。
否が応でも大人になるのですから…
もしかしたらとうとう大人になりきれないファッション
が森ガールなのでは?
なんて、今日のコーデは帯一つでこんなに印象が変わる、
森乙女(?)ファッションです。
昔から着物一枚帯三本といわれる意味が分かりますね。
先日義理の妹から借りっぱなしのストールを帯揚げにしました。
温かさが増したでしょう。それから、
なんと林檎の羽織裏を見つけましたのでアップしておきますね。




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