都ア協より以下の報告が参りました
ご熟読ください！
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2014年8月21日
都内アーチェリープロショップ 御中
東京都アーチェリー協会
会長 保 坂 三 蔵
未経験者及び初心者への弓具の販売に関して
日頃より、アーチェリー界の発展に寄与いただき、感謝申し上げます。また、当協会へのご交誼に対し、厚く御礼申し上げます。
さて、８月18日に世田谷区内の射場において、全くの未経験者がコンパウンドボウを持参の上実射し、地面に射ち込み矢の破損とバッドレス外上部への射ち込み矢を放棄して帰宅するという事例が発生したという報告を受けました。
さらに19日にも同人が射場に現れ、協会員が事情を確認したところ、都内のプロショップにて弓具を購入し、矢は、ショップより貸与されているという証言を得ました。
同区の別の射場においては、昨年の４月にもリカープボウを購入していきなり現れた未経験者がおり、その際も同じショップでの購入という事実が発覚しております。
インターネットではなく、対面で購入ということでもあり、現時点においては、人身事故や矢が射場から飛び出すような物損に及んでいないことは幸いと思いますが、事実は大変深刻に感じております。
当然、プロショップ様側にも、販売上のご事情は諸般おありのこととは存じますが、どうか購入者の技量に応じた販売と、経験の有無の確認は確実に行っていただきますようお願いするものです。
当協会では、2009年度の死亡事故に端を発し、アーチェリー事故の撲滅に全力を挙げて取り組んでおります。私たちのスポーツにおいて、安全は、何事にも優先すべき課題であると考えます。オリンピックを控え、スポーツの機運が高まるこの時期に、事故禍による競技人口の減少は絶対に避けねばなりません。プロショップと私たち協会とは共存共栄の関係ではないのでしょうか。
どうか、本通知の趣旨をご理解の上、今後とも安全最優先のもとに、競技力の向上と普及・育成にご協力いただけますようお願い申し上げます。
