事故の報告が全ア連から届きました。
皆様くれぐれもご注意ください!
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全日ア連総務第 21-059 2022 年 2 月 15 日
加盟団体各位
役員各位
(公社)全日本アーチェリー連盟
理事長 穂苅 美奈子
事故報告と安全管理の再確認について
2022 年 2 月 11 日(金・祝)に公共の射場で自主練習を行っていた高校生の事故報告です。
70M を行射していた高校生の矢が破損し、本人の押手である左手第1指の指節間関節と
中手節関節の間に5つに折れた矢の前から4つ目の破損の矢が刺さった。
この高校生は救急搬送され病院にて処置を受けたが、カーボン矢である事を考慮して、入院
して精密検査をすることになった。
その後、破損の矢を回収し詳しく見てみると、ポイント部分に傷があり、練習中に的に当た
らず、後方に滑走した矢が破損して指に刺さったと考えられた。滑走した矢の亀裂・破損・
傷等を十分に確認せず射ち続けた結果、リリースした瞬間に矢が弓方向に急激に負荷がか
かり亀裂・傷の箇所から矢が折れたと考えられる。
今回のケースは練習時の事故であり、「ついうっかり」「まあいいだろう」「無関心」が事故
に繋がったと言えます。日頃から充分な注意と配慮、そして問題意識を持つことが事故防止
につながります。
的を外れて滑走した矢を、破損が無いかチェックせずに行射した結果起きた事故です。
行射の前には弓や矢に破損などないか確認して、自分と周囲の人の安全を確保することを
忘れないでください。
今回の事故を、関係者全員が自分のこととしてご理解いただき、事故の根絶に向けて安
全のための指導・管理に生かして下さるようお願いします。
選手、指導者、関係の皆様方に確認です
1.指導者・選手とともに安全に対する認識を再度確認徹底する。
2.練習時には、必ず弓具の安全確認を本人に行わせ、弓具の管理を徹底させる。
(毎回、矢取りをおこなった後に、矢の破損などがないか確認する。)
3.試合・合宿時に安全についてのさらなる意識向上と、再発防止について研修を行い、認
識を深めていく。
以上