今日、尼崎で「映画日本国憲法」を見た。『チョムスキー9・11』『老人と海』のジャン・ユンカーマン監督によるアメリカ、中東、アジアおよび日本の知性と民衆が語る日本国憲法物語である。憲法制定にかかわったベアテ・シロタ・ゴードンさん、日本の戦後史を見守ってきたジョン・ダワーさん、沖縄米軍基地の駐留経験から日本国憲法をラディカルに語るC・ダグラス・ラミスさん、日本の軍事大国化への策動を冷静に東アジアの歴史的発展のなかで捉える班忠義(バン・チュンイ)、韓洪九(ハン・ホング)、姜萬吉(カン・マンギル)さんたち。
憲法とは国民の政府に対する命令書であり、日本国民は二度と戦争しないように国家に対し戦争放棄を命令したのだ。アメリカの再軍備指令により、自衛隊を創設し、日本政府が対米追従を続ける中で、日本国民は60年間憲法を守り続けてきた。世界の人々はそのような日本国民に信頼を寄せ、じっと見守っていてくれたということが、かれらの語りからひしひしと伝わってきた。憲法改定問題はひとり日本国民だけの問題ではない、アジアの、世界の、21世紀の人類史に繋がる問題なのだということを知り、今更ながら身の引き締まる思いであった。憲法改定問題は、日本の国内問題に止まらず国際問題なのだ。
「武力行使の放棄を誓った第9条こそが、日本のアジア諸国に対する戦後謝罪だったのです。第9条の放棄は謝罪を放棄することです」(チャルマーズ・ジョンソン)
「憲法9条はまるで、神が私たち人類に贈ってくれた宝物のようです」(班忠義)
小泉自民党も、前原民主党も、日本国憲法を改定するのは、自分たち日本国民の勝手ぐらいに考えていたら、アジア諸国民、世界の諸国民を敵にまわすことになるということを思い知るべきだろう。日本国憲法第9条はいま、世界で、そのくらいの重みを持っているのだ。「日本が世界一強力ですばらしい武器を持っていることを知っていますか。それは憲法第9条です。『映画日本国憲法』をみて下さい。世界一の武器の秘密を教えてくれます」(吉永小百合)
憲法とは国民の政府に対する命令書であり、日本国民は二度と戦争しないように国家に対し戦争放棄を命令したのだ。アメリカの再軍備指令により、自衛隊を創設し、日本政府が対米追従を続ける中で、日本国民は60年間憲法を守り続けてきた。世界の人々はそのような日本国民に信頼を寄せ、じっと見守っていてくれたということが、かれらの語りからひしひしと伝わってきた。憲法改定問題はひとり日本国民だけの問題ではない、アジアの、世界の、21世紀の人類史に繋がる問題なのだということを知り、今更ながら身の引き締まる思いであった。憲法改定問題は、日本の国内問題に止まらず国際問題なのだ。
「武力行使の放棄を誓った第9条こそが、日本のアジア諸国に対する戦後謝罪だったのです。第9条の放棄は謝罪を放棄することです」(チャルマーズ・ジョンソン)
「憲法9条はまるで、神が私たち人類に贈ってくれた宝物のようです」(班忠義)
小泉自民党も、前原民主党も、日本国憲法を改定するのは、自分たち日本国民の勝手ぐらいに考えていたら、アジア諸国民、世界の諸国民を敵にまわすことになるということを思い知るべきだろう。日本国憲法第9条はいま、世界で、そのくらいの重みを持っているのだ。「日本が世界一強力ですばらしい武器を持っていることを知っていますか。それは憲法第9条です。『映画日本国憲法』をみて下さい。世界一の武器の秘密を教えてくれます」(吉永小百合)