ひでちゃんの仕事サボって観劇しましょ

仕事なんてほっぽりだして、大好きな芝居をみてます。素敵な芝居に出会えたらいいな・・・

LOVE×3 R36「ハッピークリスマス」

2007年12月24日 00時12分02秒 | Weblog

「ハッピークリスマス」作・横内謙介氏
我が愛する劇団扉座の主宰者であられる横内さんの作品。
さてはてどんな作品を作って下さったのでしょうか?

クリスマスの近い、繁華街の街角。
賑やかな喧騒の中に、サンタクロース姿の落ちぶれたサンドイッチマンが
弱々しい声で宣伝をしている。

そこに威勢の良いキャッチが現れる。
キャッチは自分のショバにいたサンドイッチマンを一喝して、他の
場所へ追いやってしまう。

キャッチが他のお客さんをかまっている間に、また違う客引きが。
そう、「龍宮」といういかがわしいサービスをするお店のママ。
歳も過ぎ、一線で活躍できない風貌の女性。店名にあるように
乙姫の格好をしている。
あともう少しで酔っ払いのサラリーマンを自分のお店に引き込める
頃まで来たが、また威勢のよいキャッチに見つかってしまう。

そのキャッチが「龍宮」の実情をサラリーマンにチクると、
あっさりとサラリーマンをキャッチが連れて行ってしまう。

取り残され、傷ついた乙姫を老サンドイッチマンが労わりの声を掛ける。
そして。。。。やっとめぐり合えた乙姫とサンドイッチマンとして
化けていた浦島太郎と長年の夢が叶い、再会を果たす。。。


8つの作品の中で一番短かったのですが、結末が一番心温かかったです。
ホント、じんわりとあたたかったです。


老人(サンドイッチマン)役の杉山さん。
ドリ魂でも、轟組の重鎮としてシゲ爺として活躍されてました。
老人役はハマリ役(実際はそんな御歳ではないですが)。
宣伝を依頼しているお店の名前「いちごみるく」なんですが、
一度「いちごはうす」とおっしゃられてました(笑)
ま、どっちでもいいんですがね。
台詞で「死に方がわからない」というフレーズがあったのですが、
そう「浦島太郎」だもん、一気に歳くっちゃって死に方も
忘れますよね。

サンタの格好から浦島太郎になるときは、思わず唸っちゃいました。


おばさん(「龍宮」のママ)役の江原さん。
いい味してたなぁ。。。出会う相手を待ちに待ち続けたんでしょうね。
それまではどんなことがあっても辛抱の日々。。。切なかったです。
でも最愛の彼(浦島太郎)に会えたときは、本当に良かったね!


チンピラ(キャッチ)役の新原さん。
いますいます、あーゆうキャッチマン(笑)
「ミニスカサンタが貴方のトナカイを・・・」はツボにはまりました(笑)
新原さんがあの勢いで声掛けてきたら、ついていっちゃうかも。

サラリーマン役の安達さん。
酔っ払いのサラリーマンというとやっぱりあんな格好になるんですね。
ネクタイをハチマキみたいに巻いて(笑)。
一瞬だけ、乙姫に付いていきそうになってました。


ホント、あたたかい作品でした。

さすが横内さんです!!


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