ひでちゃんの仕事サボって観劇しましょ

仕事なんてほっぽりだして、大好きな芝居をみてます。素敵な芝居に出会えたらいいな・・・

劇団扉座「トラオ」ブログライター会見 vol.2

2008年03月12日 12時51分39秒 | Weblog
場所 すみだパークスタジオ内 扉座稽古場 17:00~

昨日のつづきです(笑)

質疑応答となりました。

質問1。。。。

この作品にはベテラン勢がお出になっていませんが、
ベテラン勢(有馬さん&岡森さん)の大河ドラマの
大河ーと今回のトラオのタイガー(すみません、文字だと伝わりにくい
のですが・苦笑)をかけているのですか?との質問に
緊張感が一気に解けて、なかなかの質問に思わず「座布団一枚っ」と
心で叫んでました。
リサさんのリアクションに思わず笑ってしまいました。

トシさんが回答下さいました。。。
なんて答えたらよいのか、しどろもどろにいると隣の横内さんが
ささやきながらトシさんに指示(笑)
リサさん曰く「船場吉兆の謝罪会見のようだ」とツッコミ!


質問2。。。。

児童劇ということで、台本上で気をつけた点は?

横内さんが回答。
1時間ちょっとの公演の予定なんですが、まだ通してないので
分からないけれども、児童劇といっても扉座の大人のファンも
観にくると思われる。
完全に子供だけの作品ならば、ある程度は割り切って作れるが
大人はただ子供の気分で観るだけでなく
「いったい何をやるんだろうなぁ」と思われる。
ここで新しい試みをしようと考えた。

この作品は全国の小学校には行くが、世界には行かない。
それは日本語にこだわりたいから。
日本語をテーマにした作品。

小学一年生にも漢字を覚えて帰ってもらう。

稽古中にも常に「子供の芝居」という意識を役者に持たせている。


質問3。。。。

小さい時に芝居に触れることなく、中学・高校と育っていった人にも
この作品は楽しめるのか?

リサさんが回答。
自分の実体験を交えながらの回答、ある程度大きくなると
ちょっと小生意気になって「夢なんてさ。。」と思う子供たちもいると
思うけど、この作品は単純に面白いと思います。


質問4。。。。

なんで「しゃもじ」を使うんですか?

待ってました!の感で横内さんが回答。
以前は材木を切って、拍子木として使っていたのですが
あるとき思い切り指を挟んでしまった苦い経験があった。
こんな事故が起きるような作品だと、上演禁止になってしまう
恐れがある。
だけどこの音がほしくて、しゃもじを使用するに至った。
大人が叩いても割れないので(ただし、ガストンさんは除く・笑)、
決めました。

併せて、劇中音楽の話になりました。
今回の作品は「AUN」という和太鼓のデュオにお願いした。
以前の美浜でのオープニングセレモニーで一緒に作品を作り上げ、
今回お願いした。

和太鼓界の「B’z」もしくは「ざ・たっち」(笑)


質問5。。。。

打楽器がいっぱいあるがすべてトシさんが演奏するのか?
この作品の上演について、父兄側の意見を申されておられました。

横内さんが回答。
この作品の舞台設営から上演までの流れを説明して下さいました。
朝一に仕込みを始め、昼一には上演は可能である。
一日2回公演も可能。
上演時間が約1時間ちょっとの作品なので、
普段は2時間くらいの芝居を演じているので、体力的には
問題ないと思います。
体育館に小学生全学年を入れてしまう。

それと値段(上演料)を思い切り安く!

設備は照明などはある程度あれば大丈夫で、音響だけは
しっかりと用意して訪問する。

場所は体育館や集会所など、その上演する場所にあわせた形状にする。

この作品は、いまは自分(横内さん)が立ち上げて行っているが
ある程度の形が出来たら、演出の田中さんにバトンタッチをして
10年かけて全国で一番の児童劇にする!

この言葉を聞いて、ホント感動しました。自分が幼い頃に
扉座に出会っていたかったです。


さぁ~ここからトシさんの説明です。

楽器の説明です。稽古がはじまってからも楽器の増減がたくさん
あり、いざ本番ではどんな楽器を使用するかはお楽しみ。
今回の楽器では民族系の楽器から探したり、
100均で用意したものもあります。
本当のお寺で使用していた木魚もあります(笑)
リサさんの着用している袈裟もホンモノです。

楽器の説明をしながら、どんどんノッてきたトシさん(笑)
もう楽器職人のようなトシさんでした。

がん平さん曰く、稽古中にトシさんの楽器のコーナーには
他の役者さんも立ち入られない聖域だそうです。
楽器もトシさん以外が叩いたりするとちゃんとした音を
出してくれないそうです(笑) 楽器がいじけるそうです!


質問6。。。。

屋外で上演するにあたり注意点は?

横内さんが回答。
今回の上演で厚木文化会館の中庭で行うのですが、とても広い
場所なのに何も使ったことがない。
池もあり、ちょっと雰囲気の良い場所なんですが
開館から30年という節目に厚木をホームグランドとしている
扉座で先駆的なことをやれないか。

いろいろな心配はあるけれど、誰もやったことがないことから
楽しめる。トラオのトラが獅子舞のように開館30周年を祝う
のにはいいのかな。ぜひご期待下さい!

ここで時間となり、扉座さんが用意して下さったお茶とお菓子を
かこみながら各役者さんを個別に「囲み取材」となりました。


自分は囲み取材はもちろんリサさん。
ビデオを持参していたので、カメラに向かって抱負を
語って頂きました。
そして、がん平さんにもいろいろとお話を伺わせて頂きました。



今回、会見に参加させて頂いて感じたことは
子供たちに芝居や演劇の楽しさを早いうちに、
そして大勢の子供たちに触れ合って貰いたいと感じました。

vol.1でも書きましたが、演劇や芝居は本当に特別な出来事でなく
そして特別な行事ではないということを知ってほしいと痛感しました。

演劇を子供たちにおいて「芝居を観たある・ない」の格差を無くして、
誰にでも簡単に楽しめるもの。子供だろうが大人だろうが
分け隔てないものなんだと芝居というものは。


この作品はどんな場所でも上演出来るという優れものです。
立派なハコでなくても、どんな場所でも観られるという作品は
他にはほとんどないです。
あっ今感じたのは、立派で煌びやかな劇場に入った瞬間にそれに
圧倒されてしまい、芝居の内容さえ頭に入らずに芝居嫌いに
なった方もいるのでは?

それは間違いです。
ハコがポロかろうとなんだろうと、その芝居が印象に残り
観たことがその人の人生の宝物になればいいのです。


それと芝居のライブ感を実体験してください。
テレビや映画では絶対に味わえない「ナマ」の空気と役者の声を
堪能してほしい。
人という生き物の凄さが体験できるはずです。


そしてこの「トラオ」を通じて、日本語の大切さを感じて下さい。
日本語の美しさを改めて感じることができるはずです。

小さいから解らないのではないのです、日本語の音を感じれば
誤った日本語は無くなると思います。


つらつらと書いてしまいましたが。。。。


ホント「トラオ」は絶対お薦めです!
この機会にぜひ「トラオ」を親子で鑑賞してみて下さい。
作品を通じて、親子のあいだに何か「絆」が出来ます、絶対に!


自分の拙い文章では理解できないと思います(笑)

詳しくは劇団扉座のホームページ

http://www.tobiraza.co.jp/  もしくは

「トラオ」の案内

http://www.tobiraza.co.jp/stage/kouen/200803_torao/torao_0803.html

を一度のぞいてください。


最後に今回の会見を催して下さいました、扉座のみなさん
本当に有難うございました。

役者の皆さん、本番までのお稽古頑張ってください!
本番をとても楽しみに待っております!

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2 コメント

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Unknown (スズキリサ♪)
2008-03-14 10:32:26
初、コメントです!!!

こんなに細かく書いて下さりありがとうございます☆☆

私も、ひでたんさんみたいに、いっぱい文章が書けるようになりたいですよ~。。

いよいよ来週です!!メンバー一同頑張ります!!!!
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おおっ♪ (ひでちゃん)
2008-03-19 14:02:58
リサさん、コメントありがとです<(_ _)>

いえいえ、つらつら書いてるだけで
身がないです(T_T)

いよいよですね!
楽しみにしておりまーす♪
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