この作品は各々の小作品と小作品の間に
場面転換のために「小作品?」が入っています。
(ちとわかりにくい説明ですみません)
その場面転換時の作品は横内さんが作られました。
横内さん作品はオオトリに取りあげます。
「デューク」作・鈴木哲也氏
独り暮らしのOLさんの部屋が舞台。
そこにネコ2匹との生活。
飼い猫2匹は兄妹で、ご主人様のお帰りを部屋で待っている。
ある日、空き巣が入ってきてしまう。そして現場検証のために
警察が部屋に立ち入っていた。
いつもの平凡な暮らしに慣れていたネコの兄妹はビックリ!
そして、OLの彼女の恋人が事件のために部屋を訪れていたが
夜にはOLの家を後にする。
送っていったOLサヤは帰宅する。
長々と書いてますが、ここから芝居が始まります。
あくまでも、このようなシュチェーションがあったことを
思わせる仕組みになってました。
兄ネコのデューク(岡森さん)と妹ネコのカスミ(リサさん)
妹は飼い主のベッドで雑誌をめくりながら(ネコが雑誌?)寛ぎ中。
兄ネコはいろんな人が部屋に来たために興奮状態(笑)
帰宅したサヤはいろんなことがあってグッタリ。。。
でも本当の理由は、「こんな事件があったときだから一緒にいてほしい」と
彼に懇願したが適わず。。。
そうサヤは妻子持ちの彼と付き合っていた。。。
飼い主サヤのことが本当に大好きなデューク。。
一緒にはいるけど(飼ってもらっているけど)、所詮は人とネコ。。。
サヤの心を読めるデュークはネコゆえにサヤに何もしてあげられない。
一緒にいて慰めの言葉さえかけられないジレンマ。。。
エンディングはちょっとキュンとしました。
さて、デュークこと岡森さん
もうホントにサヤのことが大好きで、ネコであることを忘れそうになって
います。
厚木で観たときには最後になって、「あっネコだったんだ。。」と分かる次第(笑)
とても大きいネコでした(笑)
ネコがティッシュボックスのティッシュにじゃれますよね?
それやってくれました!
上手側ではティッシュをバッサバッサ抜き出し、下手側では1枚のティッシュを
短冊状に切る(ネコってそんなに器用かな・笑)仕草をします。
両方ともホント目の前で拝見しましたが、真剣な表情に少々笑ってしまいました。
サヤの膝の上に寝転ぶ姿はかわいいを通り越して、ネコでした(笑)
またサヤとのカラミは。。。。。。ホントエロチックでした。。。
サヤはワインを指に浸し、デュークに舐めさせるシーンは
ホントにエロチック!
初めて観たときにはもうビックリしましたぁ
ホントにサヤを愛しているデューク、ステキでした!
カスミことリサさん
ちょっと冷めた視線でデュークを見ている妹。
所詮叶わぬ恋を重々理解している。
いゃぁリサさん、パワフルでした!
全くと言っていいくらいの性格が正反対な兄妹。
優雅な立ち振る舞いかと思いきや、デュークには思い切り
攻撃的でした。
劇中にリサさん、岡森さんを叩く叩く。。。
あれはマジに叩いてますよね?
そのあとにプロレスキックを連発!
すっごい迫力でした。
それと言葉遣い。。。
あのステキなリサさんの口から
「カリカリ喰って、ク○して寝よっと」(注・カリカリとはネコのエサ)
一瞬、ポカーン状態でした(笑)
でも乙女らしく、エッチ系の言葉には「キッ」でした。
サヤこと麻生かほ里さん
ホント「OL」さんでした。
こんな事件があったときだから、彼には一緒にいてほしいという
素直な気持ちの反面、頭では理解していても(一緒にいられない事)
思うようにならない寂しさ。
セリフだけではなく、表情や仕草がとてもステキでした。
今度は生まれ変わって、妻子持ちでない彼を見つけるぞ。。と
この事件をキッカケに新たに成長するサヤ。
がんばってほしいです(作品の中として)。
「デューク」はパワフルでありながら、ちょっと切ない作品でした。