台風が近づくと、テラス、庭などに並べた植木鉢やプランターを
移動させるのに、大変だった!
と、よく母から伝わって来た。
きっと父は、その頃には不自由な体になり始めていた。
台風が近づくたび、母のため息が聞こえた。
それより何より、大事に至らなければ良いが、と心配だった。
姑が独り住まいだった20年ほど前は、台風が通過したら
大丈夫でしたか?
と、電話で確認し 元気な声を聞きホッとしたもんだ。
姑や夫達が住んだ家は、
伊勢湾台風の時、天井まできた水や
建設中だった隣の家から倒れ掛かられ壊れ、大きな被害を被った。
同居して、一番にこれで台風時の姑への心配はなくなる、と安堵した。
今は、私の実家の一人住む母を案ずるのみになった。
母は、玄関に避難用救急袋を置き、用意万端である。歩くのも遅く腰の曲がった母は、
避難中に転んだしする方が危険だから
例え平屋建てでも自宅にいるのが一番安全。
と、私の気持ちを伝えた
川の氾濫もよく聞く。実家の近くには、
幸い大きな川は近くを流れていない。
離れて暮らす老いた親が住む地域へ
台風が近づくと、心配する私のような人は、大勢居られるだろう。
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