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日々の移ろい

母のロンパースの 綻びを直しながら

介護老人保健施設に入所していた母。

昨年秋 大腿骨骨折となり、
しかし、手術は心臓に負担大と診断され その後寝たきり生活が続き、

車椅子への移乗も難しい状態となりました。

その為、完全オムツ生活になり、

しかし、母は オムツを嫌がり自分で外してしまうから、

「つなぎの肌着(ロンパース型)を購入してください」

と、連絡を受け 購入し届け、老健で使用していました。

先週 その老健を退所し、
特養へ移ることになりました。

老健で使った衣類を持ち帰り、
特養でも使用するかもしれないから、

綻びているなら直そうと、
点検をしたら、

3枚のロンパースの股の部分に綻びを見つけ 直しました。

ふと、考えてしまいました。

私もいつの日か、

娘にこんな事をさせる日が来るのか? と。


イヤ、三人とも、糸と針で ほつれた部分を手縫いするような姿は想像できない。

きっと 即 新しい物を購入するでしょう。


機械や電気製品なら 修理可能もある、
買い替えも効く、


しかし、少しずつほんの少しずつ蝕む 人生の綻びは、、、

難なく繕いつつ 過ごしたいものです。





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