見出し画像

日々の移ろい

近藤誠先生の 訃報

12年前 定年前健康診断の際に
夫に肺がんが見つかり、

今後の治療方針を選ぶに際して
様々な情報を集めていました。

結局、右肺3分の2摘出手術を受け、リンパ節も取り、転移も心配ない と、術後の説明を受けました。

それでも、その後の転移の心配もありますから、

経口抗がん剤を服用することになった夫でした。

ガンの薬といっても軽め薬を処方されていましたが、

吐き気、倦怠感、味覚障害が続いた夫でした。

その頃
近藤先生のご著書に出会いました。
読み漁りました。

(がんもどき)という表現に驚き、

(癌と闘うな)という内容だったと思います。

病と闘う 闘病というと、

薬に負けて 体力を消耗し、
やせ細って 死に至る

それはあってはならないこと、

と、

経口抗がん剤は ストップしたい
と、主治医に伝えました。

勿論 再発の危険性は了承していましたが、

それより 夫の辛さを間近に見ていて、

まず 薬をやめよう、

と、決めたのも 近藤先生のお言葉でした。

その後、夫は 体力は回復し、
12年経って 癌から 遠退いている生活が、送れています。

がん治療には、様々な考えがあるでしょうが、


現行する医療方針に真正面から異論を唱える

近藤先生のお考えに出会えたこと、感謝しております。

近藤先生、13日に、
73歳の若さで 虚血性心不全 の為 亡くなったそうです。

心よりご冥福をお祈りいたします。






  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「夫 肺がん」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事