義兄は 今月末施設入所する(自分の)母と面会する事をひたすら楽しみにしているんだ、
と、夫と、話していた矢先、
電話がありました。
「施設へ電話をかけてよいか?」と。
「なにが聞きたい?」と夫が
尋ねると、
「お袋と話がしたい」と、義兄。
あらあら、又、ふたつき前に戻ってしまいました。
あの頭脳明晰な義兄の影もなく、認知症の老人男性が電話の向こうにいます。
「施設の職員さんに電話をお袋の耳元に持っていって貰うのは(手間をかける)無理だし、難聴のお袋は聞き取れないよ」と、話す夫。
「融通が効かないな」と義兄。
「そんなにお袋と直接話したいなら、俺が明日面会に行き、スピーカーフォンにして、耳元にスマホを当てて 話させてあげよう」
「2時半スタンバイしていて」と、
義兄ではなく、義兄嫁にメールしました。(この義兄嫁や、義兄とは、LINEで繋がっていないのがまた一苦労です)
LINEの動画電話機能を使えば、「顔を見て話せる」と、義兄嫁に提案しても 了承されないのも 今ひとつ疑問です。
義兄嫁から、
義兄嫁も、長く辛い生活が続いていて 気の毒と思います。
義兄は、有名なアメリカ企業で働いていた頃から、〇〇士試験勉強をしていました。
その間、「勉強に集中したいから、葬式以外の連絡は してくるな」と通達されていました。
長年の勉強の末、〇〇士資格試験合格、〇〇士事務所を開設し、
ようやく軌道に乗り始めた頃、
脳腫瘍が見つかりました。
良性と診断されても、発症部位が悪く、手術では取り除けない と、告げられ、
治療は開始されても、
元々 精神に異常をきたしていた義兄は、義兄嫁や家族に暴力を振るう等、手が付けられないと、
義兄嫁から 助けを求める電話を何度も受け取っては、
義弟が義兄近くに住んていましたから、
連絡し、止めに入ってもらったり、、。
また、この病を起こしたのは、「お袋が俺に甘い物を食べさせ、虫歯になっても治療せず、その虫歯菌が脳に侵食して、こうなったのだ」
「お袋のせいだ」と、
矛先は、あちらに飛び こちらに飛び。
私達夫婦も 火の粉を何度も浴びています。
そんな義兄の代わりに、
姑と同居し、98歳になるまで、お世話し続けましたが、
その件に関しては、
一言もなく、それどころか、
「俺は身体障害者だ、真っ直ぐ歩けないんだぞ、デイケアに行っても転んでは、皆に笑われ恥ずかしいんだぞ」と主張を繰り返す 義兄です。
認知機能が落ちてきている、義兄です。
さあ、午後の面会で、
義兄と姑は会話出来るのでしょうか?、
又は、思う様に会話が成り立たず、またしても怒りが、爆発するのではないか?
と、心配です。
そんなこんな 振り回されている次男夫婦の私達です。