二次的なもの

朝、熱が40.1度にまで上がってしまい、
しばらくこのまま入院することになりました。

面会前に、先生からお話を聞きました。
・40度以上の熱が出てしまったこと
・吐く回数は減ったものの吐き気がおさまらないこと
以上のことが気にかかるということでした。

腸炎だけでここまで回復が遅いということはあまりなく、
二次的な病気が発症している可能性があるそうです。
膵臓の炎症、またはＩＢＤ（炎症性腸疾患）などの疑いも頭に入れて、
病状の悪化があれば、生検の結果を待たずに先行してその治療を行う、
ということでした。

体調不良の原因は腸炎、炎症が治まれば元気になる－－
そう思っていただけに、少なからずショックでした。

ケージの中のかつおは、やはりあまり元気がなく、
体も少し熱い感じでした。
なでてあげると、目を細めてうれしそうにするのですが、
だるそうな感じは否めません。

早く家に帰らせてあげたい、と強く思いました。

先生方は最善を尽くしてくれています。
かつおもがんばっています。
私たち飼い主も、気力をしっかり持っていきたいと思います。

写真＝体調を崩す２日前のかつお。ベランダで日なたぼっこ

～飼い主Ｂ～

面会

さきほど、病院に面会に行ってきました。
順調ならば今日、退院する予定でしたが、
食欲がなく、昨夜も２回ほど吐いてしまったので
病院で点滴をしながらもう１日様子を見ることになりました。

面会のとき、内視鏡検査の映像を見せていただきました。
先生のおっしゃっていた通り、胃と十二指腸はきれいだったのですが、
小腸がかなり荒れていました。
どうして炎症してしまったのかは生検の結果が出ないと
わからないのですが、
今回の体調不良はこの炎症が原因だったのではということでした。

最初、ケージの中のかつおは
まったく元気がありませんでした。
でも、頭をなでてあげると
「ゴロゴロゴロ」と珍しくノドを鳴らしました。
しばらくなでてあげていると、顔つきも柔らかくなり、
横になって体を伸ばし、リラックスした姿勢になりました。
慣れない環境に、不安でいっぱいだったのだと思います。
「がんばったね」と声をかけました。

まだ吐いているとはいえ回数は減っていますし、
原因がわかったことで的確な治療もしていただけます。
「腸の細胞は比較的回復が早い」という先生の言葉を支えに、
かつおの回復力を信じて待つしかありません。

まだ苦しいと思うけど
かっちゃん、がんばれ！

写真＝病院から帰ってきてウトウトするかつお（２５日）

～飼い主Ｂ～

回復から一転…内視鏡検査へ

おとといの日曜日の午後からごはんを食べるようになり、
昨日はキャットタワーのてっぺんにも上がるほど
元気になっていたかつおですが、
今朝から、また吐くようになってしまいました。

吐く音で起きてみると、今吐いた胃液のほかに、すでに２カ所に吐いた後がありました。
すでに吐いてあったものは、周りが少し乾いていましたがまだヌルヌルしていたので
１時間半～２時間くらい前に吐いたのではないかと思います。

私たちが起きた時間は朝ごはんの時間を大幅に過ぎていて、
そのとき初めて、朝ごほんの催促にこなかったことに気づきました。
とりあえず、まだ吐き方が前ほどではなかったので、病院から処方された胃薬を飲ませ、
少し様子を見ることにしました。

２時間後、ずっとおとなしく寝ていたかつおですが、
香箱座りの形から、横になって後ろ足を伸ばす楽な姿勢を取った途端、
起き上がりって口をクチャクチャし、「グエッグエッ」と胃液を３回吐きました。

病院に電話して現在の状況を説明し、また吐くようなら連れていくことを伝え、
もう少しだけ、様子を見守ることにしました。

それから２時間半後、また同じように姿勢を変えた途端、
泡状の胃液を１度に３回吐いてしまったため、
急いで病院に連れていきました。

日曜日から体調が回復していたため行わなかった、内視鏡検査をすることになりました。

検査は１時間ほどで終わりました。
疑われていた胃と十二指腸はとてもきれいだったのですが、
小腸がかなりの炎症を起こしていて、腫れてただれていたそうです。
そして、奥の方に毛玉も見つかりました。
ただこの毛玉は内視鏡で押すと奥に動いていったので、
そのうち排出されるのでは、ということでした。

今夜は病院で様子を見てもらうため、入院しました。
明日、詳しい説明をしていただき、問題がなければ退院する予定です。

今日もかつおはがんばりました。
早く良くなるといいね。

写真＝昨日はベランダに出るほど元気でした

～飼い主Ｂ～

回復の兆候

午前中、病院に行ってきました。

昨日の診察では
「まだ頻繁に吐くようなら内視鏡検査をする」
ということだったのですが、
幸い、家に帰ってきてから一度も吐きませんでした。

食欲がなく水も飲まず、相変わらずじっとしているのですが、
少しだけ、リラックスして寝ているように見えました。

今日のレントゲン検査では、腸のガスも消えていて
バリウムも滞ることなく大腸まで流れていました。
多少気になることはあるものの（胃からの物の流れが遅い、管の狭いところがある等）
あきらかな異物の詰まり、異常は見つかりませんでした。
夕べは吐かなかったということもあり、
内視鏡検査はせず、経過を見ていくことになりました。

とりあえず、内視鏡検査を回避することができてよかったです。
というのも、内視鏡検査を行うには全身麻酔をしなければならないのですが、
かつおは麻酔に敏感みたいなのです。
以前、歯の治療で全身麻酔をしたのですが、
その後３日ほど吐き、２週間ほどひどい下痢になってしまいました。

健康なときでも体に負担のかかる全身麻酔を
今させるのは酷ではないか……
そう考えていたため、早急に内視鏡検査をしなければならないほどの
状況ではなくなり、ほっとしました。

今日は具合が悪くなってから初めて、ミルクを少し飲みました。
この２日ほどまったくものを欲しがらなかったので、
食欲が少し出てきたことに安心しました。
あとは、ごはんを食べられるようになって
それを吐かなければ回復していくのではないかと思います。

このまま快方に向かいますように……。

写真＝病院から帰ってきたところ。目に力が戻ってきました

～飼い主Ｂ～

バリウム検査

昨日、多くの検査を行い、薬と点滴を打ってもらったかつおですが、
昨夜から今朝にかけてまた何度も吐いてしまったため、
今日も病院に行きました。
昨日先生から、
「まだ何度も吐くようだったらバリウム検査をしたい」
と言われていたので、検査をしていただきました。

夕方迎えに行き、先生から検査結果を聞いたのですが、
・小腸にまだガスが溜まっている
・胃から物がなかなか流れていかない
・腸の管が狭くなっているところが見られる
と説明されました。

胃から小腸へ物が流れていく速度が遅く、
通常５時間もすれば胃の中のものは全部出ていくそうなのですが、
かつおの胃にはまだバリウムが残っていました。
小腸でも、詰まっているところははっきり確認されなかったものの、
管が細くなっているところがあり、
もし異物を飲み込でいた場合、そこにひっかかっていることも考えられる、
ということでした。
しかし、はっきりした原因は特定できませんでした。

明日もまた病院に行き、胃に残っていたバリウムがどうなったのか確認します。
場合によっては内視鏡検査をするかもしれません。

毎日検査ばかりで本当にかわいそうなのですが……。
つらいだろうけど、一緒にがんばろうね。

～飼い主Ｂ～