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日日不穏日記gooブログ版

ティーカップ版で18年続けてきましたが、サービス終了に伴い、移転しました。

読んだ本、これから読む本

2008-06-16 21:14:41 | 
 溢れんばかりの食品に囲まれ、かつてとは比較にならないほど、食品の安全が確保されているのにもかかわらず、消費者は食の不安情報に振り回される。ベストセラーになるのは程度の差こそあれ、食の不安・不信を煽る本ばかり・・・
・『買ってはいけない』(99年)・・・シリーズ化され、5冊出ている
・『食べるな、危険!』(02年)・・・改訂版が出ている
・『食品の裏側』(05年)
 前提は市場で流通しているものは、危険、もしくは安全性に疑問がある。「輸入食品の危険を強調」「国産信仰」「無添加。無農薬は善」「天然信仰」というもの。安全よりも危険と煽った方が、簡単だし、売れる。メディアのそんな安易な姿勢が、この手の本を受け入れやすくする土壌を作りだす。



 昨日読み終えた『食品の迷信』はそうした常識に真っ向から異議を唱え、「中国食品は安全である」(基準値以上の数値が出ても十分安全、食品工場の管理体制は厳格)、「輸入食品の検査強化は無意味」(コストに見合った効果が期待できない)「産地偽装と賞味期限偽装では悪質レベルが違う」「輸入食品に厳しく、国内食品に甘い検査基準」「多くは天然物より養殖物の方がおいしい」「有機・無農薬は安全ではない」「現在、心配すべき問題はウイルス・細菌による食中毒だけである」と主張する。

 市場で流通しているものは安全だ、という立場から書かれた本には小島正美氏の『リスク眼力』や松永和紀さんの『食卓の安全学』などがあるけれども、業界人である芳川充氏は、もっと過激で、トレーサビリティは不要とまで書いてて、ここまで言い切る勇気にある意味爽快なほど。
 これ、消費者団体や一部の生協からは猛烈な反発を買うことは必至だよね(無視されるだろうけど)。でも、ここまで業界人の本音をまとめて書かれた本は初めてのはず。全面的には賛同はしないけど、ここで書かれた内容には有益で示唆に富む記述が溢れてて間違いなく一読の価値あり。改めて生協職員のみならず、食の安全に関心を持つ向きには必読、と書いておきたい。



 とは言っても、上記の“危険本”にも示唆に富む記述は当然あって、そこは取捨選択すればいいわけで、僕はその手の本のコレクションは山のように持っているヘビーユーザー。最近、“危険本”で売れてるのは宝島社の「食のカラクリ」シリーズ。手元にある『輸入食品の真実』は各食材の「危険情報」がコンパクトに載ってるし、国内生産量と輸入量、輸入国ベスト3もグラフ化されてて、実に便利。最新刊の『「国産」「安心」の食べ物はこれだ!』も「国産」だけで人は長生きできる!・・・なんて香ばしい見出しがあって、たちまち僕の琴線を刺激する(笑い)。



 詳しくはリンク先を見てもらうとして、必ずしも編集の方針がメディアの“常識”に寄り添うものになってないところも、興味を誘う。
 廃墟系や工場、ダムやB級スポットを多数取り上げる《異空間》探検マガジン・「ワンダーJAPAN」の最新刊と海外編の「ワンダーWORLD 世界奇産」(三才ブックス)が明日発売!三冊合わせて、アマゾンに早速オーダー。

 日垣 隆氏の新刊『部下の仕事はなぜ遅いのか』『ラクをしないと成果は出ない』がベストセラーになってて、特に後者は、今の僕の関心にピッタリ。あ~ラクをしたいっ!ホント、読みたい本が山積みだよ。

手塚治虫の予言!?

2008-06-15 20:48:53 | ノンジャンル
 小ネタを一つ。最近、「私は四川大地震を予言していた」とジュセリーノっていう有名な“予知能力者”が来日して言ってたけど(関連記事)、自分の予言が当たってるっていうのは、決まってことが起きた後。当たったっていうのは、大抵こじ付けか、<数打ちゃ当たる>の類のもの。
 ジュセリーノの予言をまとめたサイトがあるけど、今までのってみんなハズれてるじゃん。
 それで今回の岩手・宮城内陸地震で、「予言を的中させた」って、誰か言い出すかと思ってネットで検索したら、なんと手塚治虫のマンガが的中させたことになってて(関連サイト)、結構話題になっている。ま、よくもまぁ、見つけるヤツがいるもんで。
 確かに日にちと時間は的中してるけど、それはただの偶然ってもの。

 ああ、そういえば、四川大地震の前に竜のような地震雲(地震の前に現れるといわれる雲。地震研究者の間では一般に雲と地震の関係はないと考えられている)が現れた、とされて動画がユーチューブにアップされているのも見つけたんで紹介。

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 天災が起きると、何かとオカルトにみんな結びつけたがるよね、ホント。

価格と表示を見て歩く

2008-06-15 16:47:21 | 身辺雑記
 今日は例によって、先週と同じスーパーに買い物。それにしても、賑わってる。生鮮品の評判が良い→お客が集まる→回転が良い→鮮度の良い商品が随時入荷する・・・の好循環。
 生鮮品の価格をチェックしたり、産地を確認。あさり、シジミは全部国産表示、ハマグリは95%が輸入で、その中で中国産が97%を占めるから、中国産だろうって確認してみたら、やっぱりその通りだったのを見て、安心する。



 来週は他のスーパーに行ってみよう。それぞれに店の特徴があるはずだから、それを頭の中に叩き込めれば良いよね。握り寿司も買ったけど、寿司関係は生協の方がおいしいかな。
 昼飯は昨日サークルKで買ったグルフラーメン。確かに旨い!豚骨スープが売りなだけあって、カップラーメンの範疇は超えてる味で、まずは満足niko



 昼過ぎ、いつものように箱清水茶房でアイスコーヒーとケーキで一服。閉店前でお客は僕一人。昨日から読んでる『食品の迷信』をゆっくりと読む至福の時間を過ごす。



 夜までかけて『食品の迷信』読了。業界人の書いた本だから、松永さんや小島さんのような外部のジャーナリストと比べて割り引いて見る必要はあるかもしれないけれども、少なくとも、危険本、ホラー本の類を読むよりは格段に正確な情報で書かれてる・・・と感じるし、読みやすい。安部司氏の『食品の裏側』を読んだ1/10の人にでも読んでもらえればって思うねぇ。少なくとも生協職員は必読の一冊!と推奨しとこう。この本の読後感については、また明日。

食品の迷信、自給率の誤解

2008-06-14 18:24:15 | 食の安全
 午前中は腰のメンテで恒例の接骨院へ。午後、カズヒロ君と打ち合わせてサンマリーンに行って、プールでウォーキングをしつつ、サウナを。いや~歩き続けるだけで、プールから上がると、腰が重いのなんの。膝にきてもうくたくたhekomi
 これで痩せりゃ良いんだけど、なかなかねぇ。それでも営業職になって三カ月で少しは体重は減ってはいるんだ。夏場が近付いてるってことで、その影響もあると思うんだけど、問題は冬場になってから。一気にぶくぶく太る可能性があるから、今から自衛策を打っとかないと。
 営業の仕事についても、高齢者の多い地域で拡大を進める方法や、保育園でのアンケートの進め方、テレビショッピングのトークに学ぶところは何か?とかいろいろ情報委交換をする。同じことが出来るわけじゃないけど、ヒントになることはいろいろ吸収できたかな。

 夕方、彼と別れて長野駅前へ。MIDORIにある無印良品の店舗に行って、名刺入れを買い、近くにサークルKがあったんで、先日のブログで彼が絶賛してた来週まで限定販売のグルフラーメン(298円)を買ってみる。コンビニのコラボ商品って、今まで高くてもあまりおいしいラーメンって食べたことがなかったから、正直半信半疑。ま、話のネタということで・・・。



 ムック本『酷道をゆく』読了、最近読んだ本の中では出色の面白さで満足満足。先日届いた『食品の迷信』を読み始める。世の中の“危険本”とは違って、流通している<99%の食品は安全>と断じる本で、渡辺宏氏や小島正美氏、松永和紀さん、高橋久仁子教授と相通ずる立場に立っていると読めるんだけど、中国から水産物の輸入、卸をする会社を経営している業界人だけあって、より記述は辛辣。最近のブログのエントリーを見ても、自給率の向上をすることのデメリットとして「国産が決して安全なわけではないし、外的要因で食糧供給が不安定になるのではなく、むしろ内的要因のほうが不安定だ」「日本人の経済力でも食糧が買えない世界というのはあり得ないといっていい」「庶民の暮らしが楽にならない中で、無用な食品価格の高騰と、競争力のない農業へのこれ以上の税金投入は、やめるべきだ」と一刀両断(メディアの惨状)。

 こういう意見こそ、自給率向上、税金投入を是とする識者やメディア関係者、政治家は正面から受け止め、よく考えてほしいと思う。僕は自給率向上を是とする立場にはいるけれども、著者の言うように「現実的には洋食化が進んでいる中にあって、せいぜいその傾向を食い止めるのが精一杯のところではないだろうか」というのが現実的な認識。それを無視して空論ともいえる自給率向上を思考停止して唱え続けることには、違和感を感じざるを得ないよね。 

初めての外食。初めてのアイス

2008-06-13 20:31:22 | 身辺雑記
 配達の仕事と違って、営業の仕事というのは、自分で時間の組み立てが出来るから、自由に休憩時間が取れて、外食も出来ると思われがちなんだけど、それがなかなか。余裕が持てないと、そんな気持ちになれないし、そもそもそんな時間があったら、一分でも長く休憩したいと思う性分だしね。
 今日は幸い、午前中に予定通り、加入を頂くことが出来、最近加入されたすぐ近くのラーメン屋さんに昼飯を食べに行く。



 ラーメンだけでなく、定食類も数多く扱っていて、近くの工場からも常連客が来ていて結構賑わっているお店。生協のことや、近くの競合スーパーの話をしながらスタミナラーメン(780円)を食す。
 午後は、10分ほど山を登った集落・大田原地区に移動して、戸別訪問。ここを担当したのも18年前なんだけど、当時に比べて高齢化がさらに進んでいて、限界集落化。インターホンを押して足腰が不自由な婆ちゃんが無理して出てくる場面も再三。仕方ないんだけど、その様子に悪いことしたなあ・・・って思う。



 途中、にわか雨に遭い、近くの「山の店 かたくり」で自家製のアイスクリーム(280円)を食べながら、しばらく雨宿り。
 ここのアイスは、信州新町産の低温殺菌牛乳を使用し、乳化剤を不使用というこだわりの逸品。しばらくいろいろな話をしたんだけど、生協の理念や添加物の話になるとついつい熱が入ってしまい、いくらでも話が出来てしまう・・・ので、お客さんが来たところで、失礼することに。



 訪問を済ませて、山を下ると雨が上がり、虹が出ている。ウチに帰り、加藤珈琲店にいつもの「禁断のお味見アイスコーヒーリキッド6本セットをオーダー。さ、いつものようにアイスコーヒーで晩酌をしようかぁniko