雨の記号(rain symbol)

Apinkと「サンシャイン60」のイベントから







Apinkと「サンシャイン60」のイベントから
From the event of Apink and "Sunshine 60"



ウンジ除く「Apink」メンバー、ISTとの契約満了…..「解散しない、グループ活動継続」



 浮き沈みの激しいK-POPアイドルの世界にあり、12年間、ガールズグループの上位クラスで活躍を続けてきたApinkのキャリアにはすばらしいものがある。


 K-POPグループのステージ大好き人間の自分が、直接見に行ったガールズはApinkだけである。
 「MY MY」ステージでボミのパフォーマンスが気に入り、Apinkと”生のボミ”を見たいと常々思っていた。
 それが実現することはないだろう、とも思っていた。
 しかし、Apinkが来日を果たし、イベントで大阪を皮切りに、名古屋、東京とイベントをこなして彼女たちが近づいて来るにつれ、彼女たちを”生で見たい思い”が強まったのは確かだった。


 きっかけをくれたのは買ったアルバムに挿入されていた抽選券だった。たった1枚買っただけで、何とボミから直接サインをもらえる分が入っていたのだ。
 そういう抽選券がどんな風に配されているかは知らない。だが少なくとも6分の1の低確率、野球のバッターでいえば、レギュラーメンバーどころか、ピンチヒッターとしても出せてもらえないレベルである。


 こんな抽選券を手にして出向かない手はない。この幸運を無視したら罰が当たる。
 そんな思いに駆られ、滅多にしない仕事の早退までして東京へ出かけて行ったのだった。
 池袋「サンシャイン60」の会場でApinkを見た時はほんとに感激した。
 時間の余裕を作って出かけたにも関わらず、電車の乗り継ぎや池袋駅からイベント会場までの徒歩コースを迷ったりした。
「サンシャイン60」のイベント会場に到着した時は、残念ながらイベントは終了していた。
 というか、メンバーらに会えた最後尾のファンが顔を火照らせながらブースから外に出て来ている状況だった。
 しかし、会場の入口では係員が遅れてきたファンの制止を始めていた。
 ファンの流れの途切れたメンバーはその地点で終了となったようだった。


 高年齢の自分も若いファンに混じって係員と交渉した。しかし、ボミとのお目通りは叶わなかった。
 結局、自分自分は売れ残ったグッズを買うため中に入れてもらった。
 他のファンも何人かは中に入った。
 グッズを買うため中に入るとブースエリアの外側でファンの固まりは残っていて、時おり、メンバーの名を連呼したりしている。


 ブース内にはまだメンバーが残っていて、ブースの上に手を出したり振ったりしていた。
 そうしてる子が誰かと思って目を凝らしていたら、そうしているのはボミだった。ボミはジャンプして顔を見せる時もあったのだ。

 キーホルダーなど、グッズを何点か買って、自分もファンの群れに加わり、ファンが歓声をあげると小さな声で呟いたものだった。
「ボミーっ!」
 と。

 その後、紙バッグを手にし、結構満ち足りた思いで夜の「サンシャイン60」を後にしたのだった。



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